現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 教育委員会の青谷上寺地遺跡出土弥生人骨DNA分析情報発信事業
平成30年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:文化財保護費
事業名:

青谷上寺地遺跡出土弥生人骨DNA分析情報発信事業

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教育委員会 文化財課 青谷上寺地遺跡調査整備担当  

電話番号:0857-85-5011  E-mail:kyouikubunka@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 1,616千円 0千円 1,616千円 0.0人
1,616千円 0千円 1,616千円 0.0人

事業費

要求額:1,616千円    財源:国1/2   追加:1,616千円

事業内容

1 事業概要

 現在、国立科学博物館、国立歴史民俗博物館と共同して青谷上寺地遺跡出土弥生人骨のDNA分析を進めている。当該分析は、日本人のルーツの解明や、弥生時代、弥生人像に変更を迫るかもしれない画期的な研究である。

     詳細な研究成果については、3月2日に開催するシンポジウム(会場:とりぎん文化会館小ホール)で広く情報発信する予定であるが、これに先立ち、10月19〜21日開催の日本人類学会において、国立科学博物館が分析の中間成果を報告することになっている。

     ついては、共同研究の成果を適宜PRするため、日本人類学会での発表に基づく中間成果報告会及び分析対象の人骨の特別展示を県内で開催する。

2 事業の目的

 当該分析に係る情報発信事業は、その成果を県民が共有、活用していくことを目的とし、中間成果報告、人骨の特別展示を通じて、シンポジウムなど次なる情報発信への関心度、期待度、青谷上寺地遺跡に対する興味、活用に対する気運を高めていく。
 また、情報発信事業を「青谷人再現プロジェクト」へと発展させ、現在、基本設計を進めている青谷上寺地遺跡の整備や展示施設の将来の活用などに研究成果を反映させるよう検討を行う。

(研究成果の遺跡整備等への活用例(検討中))
■人骨発見地点の整備
 DNA分析の対象となった頭骨など約5300点に及ぶ人骨が散乱していた様子を再現し、「倭国大乱ひろば」として整備することで、『魏志倭人伝』に記された時代・社会の実像を情報発信する。

■展示施設での人骨等の展示
 史跡の側に建設を検討している展示施設に、最新のDNA分析、遺伝子情報によって再現された「青谷人」の姿を再現し、人骨とともに展示する。

■史跡の活用/地域振興
 青谷人のブランド化を図り、青谷上寺地遺跡、青谷町、鳥取市、鳥取県への関心を高め、史跡の活用を通じた地域振興に取り組む。

3 事業の背景

 青谷上寺地遺跡は「地下の弥生博物館」と呼ばれ、弥生人の脳をはじめとする多種多様な出土品が良好な状態で発見されており、全国的にも重要な遺跡として知られている。
 特にDNA分析の対象となった弥生時代後期の人骨群は、全国的にも貴重な資料であるだけでなく、遺伝子情報を極めて良好に保持していると考えられることから、日本列島人の成り立ち、国家成立前夜の日本人像の解明に大きな期待が寄せられている。

4 事業内容

(1)中間成果報告会
    実施時期:11月中・下旬(予定)

    場所(候補):青谷町総合支所多目的ホール(150人収容)

    ・青谷上寺地遺跡出土人骨の概要

    ・DNA分析による弥生人の研究

    ・遺伝子学や考古学の専門家と文化財主事によるトークセッション


(2)人骨特別展示

    実施時期:11月中旬以降(予定)

    場所:青谷上寺地遺跡展示館

    ・DNA分析を行っている人骨等の展示・解説

    ・人骨発見時の様子を撮影したパネルなどの展示・解説


(3)PR活動

    ・パネル巡回展(むきばんだ史跡公園など)

    ・新聞(地元紙)などへのコラムなどの寄稿(文化財主事)

    ・出前講座(文化財主事)

    ・HP/facebookなど、SNSを利用した情報発信

5 要求内容

講師旅費・謝金
297千円
報告会等関連業務委託等
1,065千円
人骨特別展示業務委託
254千円
合計
1,616千円





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 1,616 808 0 0 0 0 0 0 808
保留・復活・追加 要求額 1,616 808 0 0 0 0 0 0 808
要求総額 1,616 808 0 0 0 0 0 0 808