補正理由
低金利が続いていることに加えて、来年度に予定されている消費税増税の影響により、住宅需要が増大している。
今後もこの傾向が想定され、事業費の不足が見込まれることから、増額補正を行う。
補正要求額
80,000千円
平成30年度申請状況、今後の予測
1 当初予算時の想定
新築:約700件、うち年度内工事完成:約440件
改修:約 60件、うち年度内工事完成:約50件
2 平成30年7月末時点実績
新築:309件(前年度7月末:278件)
改修: 25件(前年度7月末:11件)
3 7月末実績をふまえた平成30年度交付件数予測
新築:約860件、うち年度内工事完成:約560件
改修: 約60件、うち年度内工事完成:約50件
事業概要
木造住宅の新築や改修を行う場合に、県産材の使用等に応じて助成を行うことで、県民の住まいづくりを支援するとともに地場産業の振興を図ることを目的とし、次の要件を満たす住宅の新築及び改修を行う者に対し助成を行う。
新築への支援
項目 | 要件 | 補助金額 |
県産材活用支援 | 県産材を10立方メートル以上使用して、県内業者施工による木造一戸建住宅を新築すること。補助金額は県産材使用量に応じて次のとおり。 | |
10〜19立方メートル | 定額35万円 |
20〜24立方メートル | 定額45万円 |
25立方メートル以上 | 定額55万円 |
以下は、県産材活用支援に該当する場合の加算 |
県産規格材活用支援 | 県産規格材(県産材であって含水率20%以下のJAS規格材)を使用すること | 上限15万円 |
県産CLT材活用支援 | 県産CLT材(全て県産材を使用して県内で製造されたCLT)を1立方メートル以上使用すること | 定額5万円 |
伝統技能活用支援 | 2種以上の伝統技術を活用する新築住宅に上乗せ助成
(手刻み加工/外壁下見板張り/左官仕上げ/日本瓦葺/木製建具 | 定額20万円 |
子育て世帯等支援 | 満18歳未満の子のいる世帯又は婚姻後10年以内の世帯であること | 定額10万円 |
三世代同居等支援 | 子育て世帯等に該当し、なおかつ、新たに親世帯と同居又は近居する世帯であること | 定額10万円 |
改修への支援
項目 | 要件 | 補助金額 |
県産材活用支援 | 構造材又は下地材に県産材を0.3立方メートル以上使用する場合、1立方メートルあたり2万円 | 上限25万円 |
内外装の仕上げ材に県産材を1平方メートル以上使用する場合、1平方メートルあたり4,000円
県産CLT材を使用する場合は、1平方メートルあたり6,000円 |
以下は、県産材活用支援に該当する場合の加算 |
伝統技能活用支援 | 2種以上の伝統技術を活用する場合
(大工技能/左官技能/建具技能) | 上限15万円 |
子育て世帯等支援 | 満18歳未満の子のいる世帯又は婚姻後10年以内の世帯 | 定額10万円 |
三世代同居等支援 | 次のいずれかに該当する世帯
・子育て世帯等かつ新たに親世帯と同居又は近居する世帯
・子育て世帯等と新たに同居する親世帯 | 定額10万円 |