(1)県外生の受入環境整備(下宿登録制度の創設)
県外生の受入環境整備のため、下宿先となる家庭を事前に登録し、希望等に応じた下宿先を提供する下宿登録制度を創設する。
ア 条件
次の条件が揃った場合に県が受入環境整備に係る支援を行う。
・高校 … 地域と協力し、学校の魅力、特色を活かしながら、県外から学生を受け入れるための方針を策定すること
・市町村 …次の要件(※)に賛同する県外生下宿先の公募、制度への協力、生活面に関する財政支援制度を創設すること
※下宿先の要件
ア 平日は朝夕2食、休日は3食の食事を提供
イ 生徒への掃除用具の貸与、協働スペースの清掃の実施
ウ 生徒への洗濯機の貸与
エ 門限等を設定し、生徒が安全で規則正しい生活が送れるよう監督すること
イ 補助制度
補助対象経費 | 住環境整備に係る経費(内装、エアコン、鍵等) |
補助金額 | 18万円(定額)
※インセンティブとして、エアコンや錠の整備等を考慮し敷金・礼金相当額を設定。 |
補助率 | 10/10 |
財源内訳 | 単県 |
要件 | 次の要件に該当すること
・3年間継続した受入れを条件に受け入れること
・食事の提供を行うこと(朝夕2食、休日3食)
・必要に応じて、地域や学校等と連携し安全で規則正しい生活が送れるよう監督すること |
ウ 支援の流れ
○県教委及び学校は協力して自治会のコミュニティを通じた下宿先の掘り起こしを行うとともに、地元町が受入先を公募。
○地元町が県外生の下宿受入れを希望する家庭を面談等を通じて選定し、名簿に登録。
○県外生の希望に基づき、地元町が生徒と受入家庭との面談を実施(マッチング)。
○受入れが決定すれば、同家庭に対して補助金(生徒1名あたり定額18万円を支給。
エ 役割分担
県の役割 | 地元自治体の役割 |
○学校の特色化・魅力化による県外生も含めた生徒募集を推進すること
○県外からの入学生に対する住環境を整備すること(受入先登録制度の導入、下宿先の掘り起し等) | ○県外生下宿先の公募・選定等に係る協力
○県外生の生活費や交通費など生活面に関する財政支援制度を設けること |