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平成30年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育連絡調整費
事業名:

高等学校改革推進事業(県外生徒のふるさとファミリー登録事業)

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教育委員会 高等学校課 高校教育企画室  

電話番号:0857-26-7517  E-mail:koutougakkou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 1,342千円 19,863千円 21,205千円 2.5人
補正要求額 1,215千円 0千円 1,215千円 0.0人
2,557千円 19,863千円 22,420千円 2.5人

事業費

要求額:1,215千円    財源:単県   追加:1,215千円

事業内容

1 背景等

県内中学校卒業者数の減少については、高校の学級減等により対応しているところであるが、過度な学校の小規模化は、学力面での競争力の低下やチーム編成が出来ない等部活動が停滞するなど学校の活力維持に支障を生じさせる恐れがある。

    そのため、平成31年度入試から県外生の県内高校への出願要件を緩和し、積極的な募集を進めていくこととしている。
    また、国の方針において、今後の高校は「地域振興の核」、「地方創生の核」と位置づけられており、地域人材の育成とその定着に繋げていくための拠点として、県外生を含めた生徒数の確保により高校の適正規模と活力の維持が必要となっている。

2 事業概要(1)

(1)県外生の受入環境整備(下宿登録制度の創設)
 県外生の受入環境整備のため、下宿先となる家庭を事前に登録し、希望等に応じた下宿先を提供する下宿登録制度を創設する。

ア 条件

 次の条件が揃った場合に県が受入環境整備に係る支援を行う。


    ・高校 … 地域と協力し、学校の魅力、特色を活かしながら、県外から学生を受け入れるための方針を策定すること

    ・市町村 …次の要件(※)に賛同する県外生下宿先の公募、制度への協力、生活面に関する財政支援制度を創設すること

     ※下宿先の要件

      ア 平日は朝夕2食、休日は3食の食事を提供

      イ 生徒への掃除用具の貸与、協働スペースの清掃の実施

      ウ 生徒への洗濯機の貸与

      エ 門限等を設定し、生徒が安全で規則正しい生活が送れるよう監督すること


イ 補助制度
補助対象経費住環境整備に係る経費(内装、エアコン、鍵等)
補助金額18万円(定額)
※インセンティブとして、エアコンや錠の整備等を考慮し敷金・礼金相当額を設定。
補助率10/10
財源内訳単県
要件次の要件に該当すること
・3年間継続した受入れを条件に受け入れること
・食事の提供を行うこと(朝夕2食、休日3食)
・必要に応じて、地域や学校等と連携し安全で規則正しい生活が送れるよう監督すること

ウ 支援の流れ

 ○県教委及び学校は協力して自治会のコミュニティを通じた下宿先の掘り起こしを行うとともに、地元町が受入先を公募。

 ○地元町が県外生の下宿受入れを希望する家庭を面談等を通じて選定し、名簿に登録。

 ○県外生の希望に基づき、地元町が生徒と受入家庭との面談を実施(マッチング)。

 ○受入れが決定すれば、同家庭に対して補助金(生徒1名あたり定額18万円を支給。

エ 役割分担
県の役割
地元自治体の役割
○学校の特色化・魅力化による県外生も含めた生徒募集を推進すること
○県外からの入学生に対する住環境を整備すること(受入先登録制度の導入、下宿先の掘り起し等)
○県外生下宿先の公募・選定等に係る協力
○県外生の生活費や交通費など生活面に関する財政支援制度を設けること

3 岩美町でのモデル実施

岩美高校においては、岩美ならではの地域との距離感の近さにより、ジオパーク等の自然、文化、歴史、産業等について深い探究活動ができる教育環境(観光・スポーツ類型(コース)を設置。)やバレー部等の活発な部活動があり、また、地元岩美町は生徒の獲得への意識が高く、県と町で連携して推進することが可能である。さらに、平成31年度入試から岩美高校においても県外生の募集人員を拡大することとしている。
この地域特性に鑑み、この時機を捉え、下宿登録制度をモデル的に岩美高校で導入する。

<本モデル事業における県・岩美町の支援割合>
県:岩美町=1:2
岩美町
県外生1名当たり総額18万円の受入促進補助金県外生1名当たり総額36万円(月額1万円)の生活費補助

4 事業概要(2)

(2)高校魅力化フォーラムの開催
 昨年度、岩美町において高校を核とした地域教育魅力化事業に関する講演等のフォーラムが開催され、行政や学校関係者だけでなく、多くの地域の方々も参加されて広く意識づけがされた。
 これを踏まえ、更に広い地域へ効果を波及させるため、その町、その高校にしかない魅力を地域が一体となって作り出す契機とすると共に、下宿登録制度を周知するためのフォーラムを開催する。

(開催案)
 <内容>

    ・地域振興の核となる高校のあり方や、県外生を惹きつける学校の魅力化に関する講演
    ・当該制度の説明・周知 等
 <講師>
    ・高校魅力化の先進的取組を行っている他自治体関係者(島根県等)
    ・高校を核とした地域活性化に関する有識者(文部科学省、大学教授等) 等
 <会場>
  岩美町民体育館 等
 <参加者>
  100名程度

5 要求額

(単位:千円)
項目
計(千円)
受入促進補助金
900
魅力化フォーラム開催経費
315
合計
1,215

6 スケジュール

時期
対応等
H30.9月
受入先募集開始
10月
登録候補先の面談
11月
受入先の登録
11月
高校魅力化フォーラムの開催
H31.2月
・推薦入試合格内定
・受入先と生徒のマッチング
3月
受入開始(3月末)





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 1,342 0 0 0 0 0 0 0 1,342
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 1,215 0 0 0 0 0 0 0 1,215
保留・復活・追加 要求額 1,215 0 0 0 0 0 0 0 1,215
要求総額 2,557 0 0 0 0 0 0 0 2,557