現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 農林水産部の「鳥系93号」ブランド化推進事業
平成30年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

「鳥系93号」ブランド化推進事業

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農林水産部 食のみやこ推進課 普及推進担当  

電話番号:0857-26-7835  E-mail:syokunomiyako@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 2,500千円 795千円 3,295千円 0.1人
2,500千円 795千円 3,295千円 0.1人

事業費

要求額:2,500千円    財源:単県 

事業内容

1 背景

 本県では、夏場の高温障害の影響を受け、平坦地を中心に「コシヒカリ」「ひとめぼれ」の1等米比率が低い状況が続いている。

     こうした中、鳥取県農業試験場が育成した「鳥系93号」は、玄米品質が良く(1等米比率が高い)、炊飯後の食味も高評価を得ている。また、倒伏しにくく、いもち病も発生しにくいため、生産面でもメリットがある。
     こうした中、高温に強く等級・食味も優れ、本県オリジナル品種である「鳥系93号」を、本県の主食用米の顔となる品種として、生産・販売を推進し、ブランド確立を図ることで、農家所得と鳥取県産米の評価の向上を目指す。
     ブランド確立のためには、本格栽培となる31年度に向けて、新品種登場の初年度となる30年度からPRを進め、認知度の向上を図ることが必要である。

2 事業の概要

・新品種登場の初年度となる30年度に県内外でPRを行うことで、ブランド確立のスタートダッシュを図る。
 試食宣伝販売や県内外のイベントでのPR等を実施し、多くの方々に食べていただくことで、「美味しいお米」として、県内外の消費者・米販売業者等への認知度の向上に重点を置く。

・「鳥系93号」は、本県単独品種であり、統一的なブランド構築を図る必要があることから、市場定着(3年程度)までは、生産物をJA全農とっとりに集約し、一元的な販売・ブランディングを進める。

 事業主体  JA全農とっとり
 事業内容 「鳥系93号」のブランド確立のための取組に要する経費に対し助成。
・PR資材の作成(統一デザイン、ポスター・POP等)
・試食宣伝販売・販路開拓
(首都圏・関西圏の百貨店、県内外のスーパー等)
・学校給食での提供
・メディアPR(専門誌への掲載等)
・コンテスト出品、炊飯試験分析等
補助率
 県1/2以内
要求額
 2,500千円 

<流通のイメージ>
 

3 販売戦略等

 統一的なブランド構築を図る必要があることから、市場定着(3年程度)までは、全農に集約して一元的な販売を実施する予定。

 「鳥系93号」の生産・販売に係る組織を設立し、品質の高位安定を図りつつ、県下統一ブランドとして有利販売していく。

      生産        販売
30
年度 
〇試験栽培(5.1ha、20t
・県域生産部会の設立
・県統一の栽培暦の作成
・「鳥系93号」推進大会の開催
・「米ビジョン」を策定
 ⇒概ね5年後に作付面積
   3000haを目指す
〇認知度向上・モニタリング
    試食宣伝販売やPRイベンによる認知度向上
    ・店舗を限定して「買える店」も作っていく
    「美味しいお米」と知っていただく
    「星取県」と連動したPR
    消費者の声を聞き、小売店・卸へフィードバックすることで、次年度以降につなげる
31
年度 
〇本格栽培(300ha、1500t)
・専用肥料の開発
・各JA単位での地域に合った
 栽培暦作成
・「鳥系93号」推進大会、
 食味コンクールの開催
 ⇒作付の推進
〇本格販売
    ・県内外の小売店へのアプローチにより、定番化を目指す
    ・百貨店でも定番化を目指し、ブランド構築を図る。
    ブランド化・販売に係る協議会を設立予定。
32
年度
〇生産拡大(1000ha、5000t)
・特別栽培用暦の作成
・「鳥系93号」推進大会、
 食味コンクールの開催
〇主食用米としてブランド定着
    鳥取県の主食用米の顔となる品種として、ブランドを定着させる。
    ・特別栽培米による高付加価値化
    全国的にも知名度が高いブラ
    ンド米となることを目指す


<30年産米のPR・販売戦略について>
〇認知度向上に重点を置き、期間限定の試食宣伝販売や、
イベントでの試食PR等を実施。
多くの方々に食べていただくことで「美味しいお米」として
親しんでいただく。
〇その中で、アンケートなどによりモニタリングを実すること
で、消費者の評価を得るとともに、その声を小売店・卸へフィ
ードバックすることで、31年度の本格販売につなげる。併せて、
品質評価やコンテストなどで、客観的な評価を得る。
〇情報発信の一環として、「星取県」と連動したPRを実施
(例)
・星空観察イベントでの提供、参加者へのプレゼント
・県内高級旅館の「星取県プラン」等での宿泊者への提供
〇主たる販売先は関西圏となるが、首都圏でも情報発信・ブラン
ド化の取組を実施。併せて、県内から評価を高めていく必要も
あることから、県内での認知度向上も進める。
【関西】
有名百貨店等での試食宣伝販売、フェア開催
高価格帯のスーパーマーケットでの試食宣伝販売
・関西圏の各種イベントでの試食PR 等
【首都圏】
有名百貨店での試食宣伝販売
・アンテナショップでのPRイベント 等
【県内】
・県内小売店(JA主要直売所等)での試食宣伝販売
生産者向けイベント等への出展
(→生産者に訴求し、次年度以降の作付を推進)
・各種イベントでの試食PR
・学校給食での提供等






要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 2,500 0 0 0 0 0 0 0 2,500