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平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:高等学校費 目:高等学校管理費
事業名:

高等学校水産海洋練習船実習費

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教育委員会 教育環境課 教育情報化・学校整備担当  

電話番号:0857-26-7913  E-mail:kyouikukankyou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算要求額 204,600千円 5,562千円 210,162千円 0.7人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 216,238千円 5,564千円 221,802千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:204,600千円  (前年度予算額 216,238千円)  財源:単県 

事業内容

1 概要

境港総合技術高校における海洋練習船「若鳥丸」及び「わかたか」を利用した水産実習の運営を行う。海技士、海上特殊無線技師、小型船舶操縦士等の専門的な資格取得を推進するとともに、水産関連産業の後継者育成を目的とした実習を展開している。 

    <主な実習内容>
     ・漁業実習
     ・船舶の運航実務(操船、船舶機関、航海計器、電気工学等)
     ・海洋観測、生物資源調査 等

    <平成30年度予算の主な減少要因>
     ・平成29年度は若鳥丸の定期検査(5年に1回)受験年度であったため工事請負費が増となったが、平成30年度は中間検査の受検となるため受検に要する経費が減少する。

2 実習船仕様

若鳥丸
わかたか
竣工年月
平成15年3月平成9年3月
総トン数
516トン19トン
総工費用
15億654万円1億8,818万円
全長
50.5メートル14.93メートル
最大搭載人員
68名15名
主な実習内容
長期航海実習、イカ釣り漁業実習、計器実習、船用機関学習、ダイビング実習、マリンスタディなど操船実習、計器実習、船用機関学習、ダイビング実習、マリンスタディなど

3 生徒数及び進路状況

○境港総合技術高校生徒数(平成29年5月1日現在)
学科名
1年
2年
3年
水産
海洋科
21
30
32
83
食品・ビジネス科
38
34
36
108
工業
機械科
25
37
38
100
電気電子科
37
34
36
107
福祉
福祉科
30
34
31
95
151
169
173
493

○海洋科生徒の主な進路状況

<就職>
共同船舶株式会社、共和産業株式会社、共和水産株式会社、濱幸水産株式会社、弓ヶ浜水産株式会社、商船関係企業、造船関係企業など

<進学>
・国立波方海上技術短期大学校、県立産業人材育成センターなど

4 運航計画

水産関連産業の魅力を感じながら、段階的に学習することができる実習を実施している。これにより、生徒の水産関連産業への興味や探究心を深めるとともに、進路意識を高め、水産関連産業への就職者を育成している。

(1年生)船内生活の体験を通じて、海、船、魚に興味を持つ
(2年生)船舶職員としての自信を持つ
(3年生)企業見学等を通じて自身の進路を考える

<年間計画>
若鳥丸
わかたか
4月
操船実習等(10時間)
5月
1年生下関体験航海(上旬)操船実習等(38時間)
6月
2年生瀬戸内航海(上旬)操船実習等(43時間)
7月
3年生沖縄潜水航海(上旬〜中旬)操船実習等(22時間)
8月
マリンスタディ(上旬)操船実習等(47時間)
9月
2年生イカ釣り航海(上旬)操船実習等(44時間)
10月
2年生国際航海(下旬〜)操船実習等(26時間)
11月
2年生国際航海(〜下旬)操船実習等(30時間)
12月
第2種中間検査(下旬〜)操船実習等(6時間)
1月
第2種中間検査
2月
第2種中間検査(〜中旬)
3月

5 事業費内訳

費目
要求額
(千円)
内容
旅費
(4,021)
2,997
中間検査旅費、実習船運営協会研究協議会等出張旅費
需用費
(46,763)
43,199
燃料費、餌料、釣具、光熱水費等
役務費
(10,955)
9,811
船舶検査印紙代、船舶電話、海事衛星通信、損害保険加入料、通信運搬費 等
使用料及び
賃借料
(943)
952
船舶放送受信料、NHK受信料、
実習用ボート、借上 等
工事請負費
(153,333)
147,418
定期検査受検費用
委託費
(98)
98
船内LAN運営保守委託 等
負担金
(125)
125
全国水産高等学校実習船運営協会会費
合計
(216,238)
204,600
(注)かっこ書きは、平成29年度予算額である。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・実際に練習船に乗船して実習を行うことで、座学では学ぶことのできない、船舶の特性、船舶職員の業務、水産物の漁獲方法を身につけるとともに、水産業の重要性についての認識を深めている。

・海洋科の生徒だけではなく、食品・ビジネス科の生徒による乗船実習を行っており、卒業後の進路についての選択肢を広げている。

・「若鳥丸」は国際航海が許可されている漁船であり、国際航海や漁業に関わる技術や知識を学んでいる。

これまでの取組に対する評価

・平成17年度(第一期)卒業生で水産関係に就職したのは、水産関連産業2名、漁船員2名であったが、近年は水産関連産業7〜8名、漁船員1〜3名と、水産関連業に携わる生徒が増えてきている。

・漁船員になった生徒からは「乗船実習で貴重な経験をしたので、その経験を活かした仕事に就きたかった」という声もあった。

・卒業生は、実習での経験を活かし、県内外の水産業に携わっている。

・国際航海を通じて、必要な保安体制、衛星機器の使用方法、関連する条約などについて知識を深めるとともに、国際的に活躍することのできる生徒の育成を推進している。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 216,238 0 0 0 0 0 34 0 216,204
要求額 204,600 0 0 0 0 0 34 0 204,566