1 事業概要
(1)中海の水質及び流動会議
国、鳥取・島根両県、周辺市で構成する「中海の水質及び流動会議」(以下「中海水質流動会議」とする。)の運営を通じて、中海の水質改善策の評価、検討を行う。また、水質等の改善につながる覆砂対策(窪地対策を含む)を検討する。
(2)中海水質汚濁防止対策協議会
鳥取・島根両県の県議会議員及び関係自治体等で構成する「中海水質汚濁防止対策協議会」の運営及び国への要望活動を実施する。
2 事業内容
(1)中海の水質及び流動会議
ア 会議運営
・鳥取・島根両県、国、周辺市で構成する会議を運営する。
・事務局は鳥取、島根及び国土交通省出雲河川事務所(H30年度は鳥取県が主査)
イ 水質及び流動などの調査・分析
・鳥取・島根両県、国、周辺市が実施する水質調査等の分析を行う。
ウ 中海環境モニタリング検討ワーキンググループ
・調査結果、水質改善策の評価・分析に当たり、学識経験者に対し意見聴取する。
エ 水質改善策の評価・検討
・水質・流動などの調査・分析結果を踏まえ、必要な水質改善策について評価・検討を行う。
オ 中海・覆砂検討ワーキンググループ
・水質改善につながる覆砂対策(窪地対策を含む)について検討を行う。
(2)中海水質汚濁防止対策協議会
・協議会の運営、国への要望活動を行う。
・事務局は鳥取、島根両県が2年毎に交代(H30年度は島根県、H31、32年度は鳥取県が主査)
3 背景・目的
(1)中海水質流動会議
・平成22年4月に中海に関する諸問題を協議検討するための「中海会議」(両県、周辺市、国)が設置され、「中海の水質及び流動などに関すること」を検討するため、当会議が部会として設置された。
・当会議を通じて、必要な水質改善策についての評価・検討を行い、中海の水質改善を図る。
(2)中海水質汚濁防止対策協議会
・中海の水質浄化を図るため、昭和52年に発足。
・構成員は鳥取・島根両県、周辺市の議会議員(国会議員を除く。)及び行政担当者で構成。
・毎年の水質や浄化施策の状況の報告をもとに、水質浄化事業の促進と国への要望活動を実施。
4 要求額
単位:千円
内容 | 要求額
※( )は前年度予算額 | 備考 |
中海水質汚濁防止対策協議会委員旅費 | 64
(212) | |
中海環境モニタリング検討ワーキング | 28
(0) | |
会議等開催経費 | 0
(0) | 標準事務費は水・大気環境課管理運営費で計上 |
計 | 92
(212) | |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまでの取組状況
(1)中海水質流動会議(H22〜H29年度分)
10/09/16 第1回
10/12/20 第2回
11/07/13 第3回
12/03/14 第4回
12/07/10 第5回
13/07/11 第6回
14/07/09 第7回
15/07/07 第8回
16/08/08 第9回
17/07/10 第10回(書面による開催))
(2)中海水質汚濁防止対策協議会(H29年度分)
17/08/07 協議会総会(松江市)
17/08/10 関係省庁、地元選出国会議員への要望活動(東京都)
17/10/06 国土交通省への要望活動(東京都)
これまでの取組に対する評価
○これまでの取組に対する評価
(1)中海水質流動会議
・各構成員の保有情報の共有と集約を進め、今後の取組等についての協議を実施した。
・国土交通省、鳥取・島根両県、周辺市の連携強化につながっている。
(2)中海水質汚濁防止対策協議会
・水質浄化に係る国への要望機会として、一定の効果を果たしている。