1 事業概要
中央病院では、平成30年の開院に向けた建替え整備が進められているが、
(1)中央病院建替えにより、これまで使用していた鳥取養護学校から中央病院への連絡通路が使用できなくなることから、現在使用している連絡通路に代わる連絡棟を整備する。
(2)また、鳥取養護学校は従来から教室棟の狭隘化が課題となっていたが、中央病院の建替により鳥取養護学校と同棟にある鳥取療育園が中央病院外来棟に移転することから、鳥取養護学校の狭隘化の解消を図ることを目的とした同棟の内部改修等を行うこととして、設計を行う。
2 主な整備内容と必要性
(1)連絡棟新設
<体温調節が困難な児童生徒が中央病院へ移動するための通路の新設>
体温調節が困難な児童生徒が中央病院へ移動する際に温度変化の影響を受けることのないよう連絡通路を新設する。
※平成29年度当初予算不執行に伴う再提出
(2)既存施設改修
<普通教室の狭隘化解消のための改修>
鳥取養護学校は病弱の学校として開校したが、その後肢体不自由部門を設置したことから、一部屋あたりの面積も狭く、車いすやバギー等もあるなど、従来から児童・生徒や学校関係者に支障となっていて、保護者や監査意見でも指摘を受けているため改修する。
(3)児童生徒用玄関移設
<交通事故等の危険回避のための玄関移設>
現在の児童生徒玄関は袋小路となっており、登下校時に通学バス、保護者送迎車両、車いすの児童・生徒(混雑しているので付近で降車し玄関まで車いすで移動している児童・生徒)が同じ場所を通過し危険であることから、安全でスムーズに通学できるよう児童生徒用玄関の一部を校舎東側に移設する。
なお、荒天時でも安全・安心に登下校できるよう車寄せを設ける。
(4)渡り廊下新設
<玄関から連絡棟までの通路の新設>
感染症対策や出入者を管理するために、児童・生徒用玄関から連絡棟までの間の動線として渡り通路を整備する。
3 事業費
【連絡棟新設】
設計委託料 4,015千円
確認申請手数料 19千円
【内部改修】
設計委託料 6,698千円
完了検査手数料 9千円
※連絡棟新設には地域活性化事業債(充当率90%、交付税措置30%)、内部改修には一般事業債(臨時高等学校改築分)(充当率90%、交付税措置なし)を充当
※概算工事費 連絡棟112,461千円、内部改修101,240千円
4 スケジュール
【連絡棟新設】
設計委託 平成30年7月〜平成30年12月(約6ヶ月)
【内部改修】
設計委託 平成30年7月〜平成30年12月(約6ヶ月)
5 今後の対応
【連絡棟新設】
○平成31年度当初予算
当初予算で工事費を要求する。
【内部改修】
○平成31年度当初予算
設計委託の成果をもとに、当初予算で第1期整備の工事費を要求する。
○平成32年度当初予算
当初予算で第2期整備の工事費を要求する。