現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 観光交流局のクルーズ客船受入推進事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

クルーズ客船受入推進事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

観光交流局 観光戦略課 ニューツーリズム・受入環境整備担当  

電話番号:0857-26-7273  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算要求額 4,280千円 0千円 4,280千円 0.0人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 6,370千円 2,384千円 8,754千円 0.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,280千円  (前年度予算額 6,370千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

クルーズ客船寄港による本県への経済波及効果を引き出すため、寄港時観光誘客策として、寄港時のオプショナル(OP)ツアーコースの提案及びツアー造成に対する助成を行うとともに、OPツアー用のバス及び港周辺を周遊するバスの運行支援を行う。

2 事業内容

(1)オプショナルツアーコース提案支援 500千円 (600千円)

    ○クルーズ船寄港時のOPツアーコースに組み入れる県内の観光素材について、ツアーを企画する旅行会社へ提案を行う者への補助

    ※地域への経済波及効果を高めるべく、新たにOPツアーや乗客の誘致に取り組む企業、団体への助成

      <事業費>  
        500千円 (補助金額の上限:200千円、補助率1/2:5件)

      <補助対象者>
        民間事業者等

      <補助対象経費>   
        ・ツアーコースとして提案する資料の作成費
        ・旅行会社訪問に要する経費

     (2)周遊バス運行支援 3,780千円(3,770千円)
     ○港から周辺施設等への周遊バスの運行にかかる経費を助成
     <事業費>
      境港/鳥取港 周遊バス(70台)
    7,560千円×補助率1/2=3,780千円
    大型バス1台108,000円で算出
    (回送距離にかかる料金差がある)
      <補助対象者>  
        市町村、観光関係団体等
      <補助対象経費>   
        運行経費から運行収入を除した経費

    ※平成29年はコスタ・ネオロマンチカが25回寄港し(基本的には、船会社及び従来の有料シャトルバスの運行)合計で60回約66,000人の実績となったが、平成30年は43回の予定となり回数的には減少する見込みである。
    ただし、10万トン以上の大型クルーズ客船の寄港数については、平成29年:8回、平成30年:12回と増加している。
    特に160,000トンクラスは4回から8回と倍増していることからシャトルバスについても平成29年度と同等の台数が必要である。

    (3)オプショナルツアープロモーション強化 0千円(2,000千円)

    【参考】
    オプショナルツアープロモーション強化 
    クルーズ船寄港時のOPツアーを県内へ誘致する事を目的とする為、クルーズ客船の船社・ランドオペレーター向けに特化した鳥取県クルーズ客船観光素材集を制作し、より強力なプロモーション活動に結び付ける。

    <事業費>  
    2,000千円

    <内容>
    ・県内の港(境港・鳥取港)の主な項目、概要、地図の掲載

    ・県内観光地と港湾との時間距離を記載した地図の掲載

    ・英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡・繁)、韓国語を記載した多言語対応

    ・県内観光バス会社、タクシー会社、観光施設、免税店の一覧表

    ・人種、国籍等に配慮した観光素材の掲載

3 背景

(1)クルーズツアー乗船客について

○クルーズ船のツアーは、宿泊場所への移動を伴わずに各地を訪問することができるため、乗客は経済的時間的に余裕のある60歳代〜70歳代が多い。

○旅慣れた方やクルーズツアーのリピーターが多く、寄港地観光にはメジャーなものだけでなく、上質で特別感のあるメニューが求められる。

(2)オプショナルツアーの概要
○OPツアーは、港から観光地までの移動時間が約2時間以内とされている。

※望ましいとされる移動時間は90分以内。
○OPツアーコースの決定は基本的に船会社が行うが、旅行会社が船会社へ提案するケースが多い。また、ツアーコースは、知名度の高い観光地が設定され、観光素材として、歴史的資源や自然資源のほか、特別感を売りにするもの(特別公開、特典付き等)が多い。

○境港に寄港するH27年のクルーズ船のOPツアーには、平均して7割の乗船客が参加した(中国発着船は9割程度)。

 コース別としては欧米・日本人の場合、出雲大社、足立美術館を含むものが多く、7割が島根県の観光地を訪問するコースとなっていたが、中国人の場合は「青山剛昌ふるさと館」に人気が集中し、7割が鳥取県、3割が島根県と比率が逆転する状況になっている。

4 実績及び今後の取り組み

(1)H29の実績
○境港へ大型クルーズ客船(3,000人規模)の寄港が増加し、約49,000人(前年40,000人)の乗客数実績の見込みとなっている。

 ※最大乗員4,600〜4,800名の大型客船が寄港

 ・6月6日、9月2日 クァンタム・オブ・ザ・シーズ号

 ・5月22日 オベーション・オブザ・シーズ号

(2)H30の取り組み等

○大型船の寄港数が12回へ増加する予定であり、引き続き、船会社、代理店、ランドオペレーターエージェント、チャーターエージェント等へ港湾関係社、観光関係者とともに定期的に訪問を行い、寄港誘致とOPツアー企画の売り込みを展開していく。

○また、大型船,中小型船の寄港地が差別化される傾向が生起していることから、鳥取港への中小型船の誘致にも力を入れる必要がある。

○クルーズツアーは、その他の旅行商品と比べて1〜2年程度早期に造成が始まることもあり、国内各港においても厳しい誘致活動が進められているため、引き続き、寄港誘致やツアーコースとして選定されるための取組を県内の観光関係団体や事業者と連携して進めていく。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
境港へのクルーズ客船の寄港増加に伴い、鳥取県側へのOPツアー誘致について3年前から取り組みを進めてきた。
特に、民間企業の自主的なプロモーション活動を啓発する事を目的にクルーズ客船推進事業を活用してランドオペレーターや船会社へのプロモーション活動を進めてきた。

これまでの取組に対する評価

これまでの取組に対する評価
ロイヤルカリビアン社の大型クルーズ客船の寄港時にOPツアーガイド160名がハーベストイン米子に宿泊したり、コスタ・ビクトリアの韓国人客のツアー客がオーユーランドの温泉ツアーに680名、クァンタム・オブ・ザ・シーズ寄港時には3,000人が大山まきばミルクの里に立ち寄るなど、誘致実績に結びついており、民間企業が積極的にプロモーション活動を行う流れがおきつつある。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 6,370 0 0 0 0 0 0 0 6,370
要求額 4,280 0 0 0 0 0 0 0 4,280