【査定結果】
4市場×1,000千円=4,000千円 (H29:14,100)
東南アジアは訪日外国人客が急激に伸びている地域であり、ゴールデンルート以外の地方への来訪が広がっている。また、来訪時の消費額が東アジア地域、欧米豪地域と比べても高く、地域への経済効果が高いエリアでもある。
【H29経済効果見通し:東南アジア分で3億6千万円】
近年鳥取県も東南アジア地域へは特に力を入れており、手を緩めることなく知名度向上へ向けた取組をしていかないと、これまでの鳥取県の知名度も薄れ、自治体間競争に敗れ他県に観光客が流れていってしまう。
東南アジア地域は経済成長が長期間続く地域であり、先行者利益を得るためにも、将来のインバウンド需要を取り込むためにも、積極的に取組を行う必要がある。
現在の査定内容では、東南アジアからの誘客施策は実施困難であるため、以下の理由により必要経費を復活要求するもの。
(1)タイ
- 訪日客の8割を占める個人客に観光情報を発信できない。
- 継続的にセールスコール、ツアー即売会に参加してきたが、鳥取県を訪問するツアーの造成と販売ができなくなる。
- 岡山県と連携した香港航空の利活用ができなくなる。(両県知事会議関連)
(2)マレーシア
- これまで築いてきた現地大手旅行会社との関係が壊れ、ツアー販売が取りやめとなる可能性がある。
- 大手旅行会社の商品を模倣して本県を訪問するツアーが広がっているが、今後、造成と販売ができなくなる。
- 岡山県と連携した誘客ができない。(両県知事会議関連)
(3)ベトナム
- これまで築いてきた大手旅行会社との関係が壊れる。→東アジア全体に影響
- 平成29年度のチャーター便等の取組の成果として販売されているツアーの販売支援ができなくなる。
(4)フィリピン
- 平成29年度の取組で4社が鳥取訪問ツアーを造成・販売しており、今後の継続販売ができなくなる。
- これまで本県にゆかりのある方の尽力で築いてきた現地大手旅行会社との関係が壊れる。