1 調整理由
外国人観光客誘致施策の肝は「きめの細かな海外向け情報発信」。知っていただかなければ、観光客が来訪することはないし、定期路線を使っていただくこともできない。
昨年度から取り組んでいる、FACEBOOK等のSNSや、ホームページでの継続的な情報発信で、本県を来訪している外国人観光客は確実に増えている。
財政課長査定額では十分な情報発信を継続して行うことができず、今後の外国人観光客の誘致に大きな影響がある。
※ 情報発信施策の弱化により、来県観光客数(H28:103千人)の42%(約43,000人)に影響が生じる恐れ。
※ 観光庁が公表している「訪日外国人消費動向調査」によると、外国人観光客は、訪日前、訪日中とも、インターネットを通して情報を集めている割合が最も高い。
※ 株式会社日本政策投資銀行と公益財団法人日本交通公社が行った調査では、鳥取の知名度は10%と低いため、今後も継続して情報発信を行う必要がある。
2 調整要求額
当初要求額 | 当初要求
査定額a | 見直し後
所要額b | 調整要求額
b-a |
12,000千円 | 3,000千円 | 9,000千円 | 6,000千円 |
3 事業概要
(1)ホームページ及びSNS記事の作成
県の多言語ホームページ(英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)、タイ語、ロシア語)及び英語版FACEBOOKの運営を外部に委託し、より外国人の印象に残る記事を掲載することで鳥取県の認知度向上及び鳥取県への来訪意欲向上を図る。
また、中国向けには、中国版フェイスブックであるWEIBO・WeChatにより中国市場に合わせたSNS発信を行うことで、中国における鳥取県の認知度向上及び鳥取県への来訪意欲向上を図る。
(2)Instagramを活用した情報発信の強化
2017年新語・流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれる等、Instagramを活用して情報発信することは重要である。
そこで、本県が取得しているインスタグラムのアカウントを活用し、本県の美しい風景や食をPRするため、情報の発信を外部へ委託する。
また、Instagramのフォロワー及び閲覧者を増やすことで、ホームページや他のSNSのフォロワー及び閲覧者の増加も狙うため、発信方法についても工夫する。
(3)効果的な情報発信
閲覧数の増加による来訪者の増加に向けて広告掲載、誘客誘導、データ分析等を委託する。
また、年度内に鳥取県内への来訪者数が減少している市場へのてこ入れとして情報発信の強化を実施する。