麻しんは、空気感染し、感染力が極めて強いことから、ひとたび患者が発生すると、ワクチン接種をしていない者などはほぼ発症し、合併症として肺炎、中耳炎、まれに脳炎や失明等がおこることもあるため、予防対策であるワクチン接種(2回)の呼びかけを市町村と協力して行っている。
このたびの、沖縄県や愛知県での麻しん(はしか)の流行を受けて、県民に対して、とりネットやあんしんトリピーメールによりワクチン接種や医療機関受診などの注意喚起を行っている。
しかし、ワクチン接種を1回しか受けていない世代(20歳代後半から40歳半ば)を中心に、感染が拡大している状況であり、ワクチンの2回接種の継続した効果的な呼びかけが必要である。
また、患者が受診した医療機関で2次感染が起こっていることから、医療機関へ受診する方法についての啓発も重要である。