【単県】
(1)障がい児保育 119,854千円
保育士等1人配置にかかる補助基準額 79,875円/月
79,875円×250人×12月×1/2
(2)医療的ケア児保育 0円【制度要求】
看護師1人配置にかかる補助基準額
(障がい児保育基準額に上乗せ) 44,250円/月
看護師加配実施意向のある自治体(1市のみ)が、国モデル事業(医療的ケア児保育支援モデル事業)を優先的に活用することを検討されているため、単県補助の所要額は0円と見込む。
(3)乳児保育 9,140千円
保育士1人配置にかかる基準額 134,190円/月 …A
・1人配置 | A×1人×18施設×3月×1/2=3,623千円 |
・2人配置 | A×2人×14施設×3月×1/2=5,517千円 |
【国庫補助】
(1)医療的ケア児保育支援モデル事業
要求額 6,045千円
(内訳 国 4,030千円 県 2,015千円)
<積算内訳>
1市町村あたり上限額 8,060千円
8,060,000円×1市町村×3/4=6,045,000円
(2)保育環境改善等事業(障がい児受入促進事業)
要求額 6,930千円
(内訳 国:3,465千円、県:3,465千円)
(1)エアコン設置
市町村 | 倉吉市 |
保育所名 | 倉吉市立4保育園 |
改修内容及び理由 | 発達障がいを持つこどもは、感覚過敏の場合が少なくなく、暑さ寒さに過剰に反応し、有意義と思われる集団活動への参加を著しく阻害する可能性があることから、保育環境改善による受入体制を整えるため、各施設にエアコンを設置するもの。 |
補助所要額 | (千円未満切り捨て)
A:1,700千円×補助率2/3=1,133,000円
B:400千円×補助率2/3=266,000円
C:1,100千円×補助率2/3=733,000円
D:1,900千円×補助率2/3=1,266,000円
合計:3,398千円 |
(2)和式トイレから洋式トイレへの取り替え
市町村 | 倉吉市 |
保育所名 | 倉吉市立5保育園 |
改修内容及び理由 | 発達障がいを持つこどもの排泄の確立支援のため、和式トイレを洋式トイレに改修するもの。 |
補助所要額 | (千円未満切り捨て)
A:600千円×補助率2/3=400,000円
B:700千円×補助率2/3=466,000円
C:2,200千円×補助率2/3=1,466,000円
D:900千円×補助率2/3=600,000円
E:900千円×補助率2/3=600,000円
合計:3,532千円 |
≪障がい児保育≫
特別な支援を必要とする児童に対しては、早期に個々の障がいの状況に応じた適切な対応を行って児童の発達を支援することが重要とされており、それを受けて、特別な支援が必要な児童2人に対して保育士1人を配置できるよう、国から市町村へ地方交付税措置が行われている。
しかし、近年、保育現場では、特別な支援を必要とする児童が増加しており、国基準の配置では保育の質を維持することが難しく、多くの保育施設が独自の判断で国基準を超えて保育士を配置している。
このような現況から、障がいの程度に関わりなく、市町村の判断で保育士を加配できるように、県独自で制度拡充を行ったところであり、今後も、各市町村が特別な支援を必要とする児童に対して適切に対応できる保育士等の配置が実現できるよう、継続して支援することが必要である。
≪医療的ケア児保育≫
医学の進歩により、医療的ケアを行えば他の児童と同様に保育所に通える児童が増加している。これらの児童は障害児入所施設等の入所の対象とはならない為、制度のはざまで受入可能な施設が見つかりにくく、また施設側も受入れを行うための看護士等医療職員の確保が、難しい状況にある。
児童およびその家族が希望する支援を提供できる体制を整えておくため、保育所において医療的ケア児の受け入れができる体制整備や、年度中途の入所希望にも対応できるよう支援する必要がある。
≪乳児保育≫
近年、就労形態が変化・多様化し、育休を早く切り上げるなど乳児を預けて働く世帯が増えており、各施設で年度中途での乳児の受入に対応しなければならない状況にある。
その一方で、乳児保育について、基準上乳児3人につき保育士1名が必要であるが、非常勤で待遇がよくないため年度途中に短期間雇用予定の非常勤保育士は集まらない現状がある。
このため、途中入所する乳児に対応するためには、それを見越した形での保育士配置を行うことが必要となる。