(1)現行のインターンシップ(無償型)
大学生等を対象としたインターンシップを産官学が連携して実施し、県内企業への関心を高めることにより、県内企業への就職促進と県内企業の優秀な人材確保を支援する。
(H27.5鳥取県インターンシップ協議会を設置。構成機関11機関:鳥取大、公立鳥取環境大、鳥取短期大、米子工業高等専門学校、鳥取県商工会議所連合会、鳥取県商工会連合会、鳥取県中小企業団体中央会、鳥取県経営者協会、ふるさと鳥取県定住機構、NPO法人学生人材バンク、鳥取県)
専任のコーディネーターが、学生のインターンシップのニーズを把握しながら、企業と実習内容や期間の調整を行うなど、きめ細かいフォローを行う。
※エントリーを便利にし参加者増を図るとともに、事業実施者の事務作業を合理化する。
受入企業開拓、参加学生募集、企業と学生のマッチング等
- インターンシップフェスティバル、合同企業説明会の開催
インターンシップ受入企業と学生が直接出会う場を設定
参加学生の交通費の1/2助成(上限3万円)、宿泊費の1/2助成(上限3万円)
原則1ヶ月以上かつ賃金支給のある長期有償型インターンシップを導入する。
長期有償型インターンシップは、地域協働型では全国初の取り組み。
項目 | 内容 |
導入大学 | とっとりインターンシップ参加の全学校 |
内容 | 大学ごと、企業ごとに決定 |
期間 | 原則1ヶ月以上(2週間以上も可) |
単位認定 | 参加大学の方針による |
法的位置付け | 企業と学生が雇用契約を締結 |
賃金 | 企業一任(企業は最低賃金以上の給与を学生に支払う。 |
社会保険 | 企業が労災保険に加入 |
旅費助成 | 現行の助成と同じ |
<今後のスケジュール>
- 企業向けプログラム作成セミナーの開催(東部・西部各1回)
(3)外国人留学生向けインターンシップ(新)
高度外国人材向けのインターンシップを新たなメニューに加える。外国人材の受入企業開拓、企業のインターンシップのプログラム開発を支援する。
(実施の流れ)
募集に際し下記の工夫を加えるが、制度や運営は現行のインターンシップと同じ仕組みで行う。
・現行のインターンシップの登録企業に、外国人留学生枠の設定を促す。※企業向けの説明会を実施
・インターン生募集時に、外国人の受入れが可能な企業を、分かりやすく明示する。
・専門コーディネーターが、企業、大学、留学生個別対応を行う。
<専門人材向けコーディネーターの配置>
実施にあたり、専門人材コーディネーターは、長期有償型と高度外国人材の両方のコーディネートを行う。
- 企業、学生、大学の3者のニーズのすりあわせ
- インターンシッププログラムの作成支援
- 事後評価、企業へのフィードバック
<専門人材向けコーディネーターの必要性>
- インターンシップの実施にあたっては、学生・企業・大学それぞれの目的に沿い、かつ企業において実際に実行可能なプログラムを設計することが必要である。
- 長期有償型においては、企業から「給与を支払うに値する、能力のある学生とマッチングしたい」との希望があり、また、学生の側からもより学習効果の高いインターンシップが求められる。
- 実施目的の確認、成果目標の設定、実施企業の選定、学生選考とマッチング、大学研究室等の関係作り、学生のキャリアプラン上の位置づけ等の確認に、深く関わる必要があり、専門性が必要。
- また、外国人留学生向けインターンシップの実施にあたり、きめ細かなフォローも必要となってくる。