こども食堂等の居場所づくりの関係団体で構成する「とっとり子ども未来サポートネットワーク」に対して活動助成を行うことにより、全県的な居場所の増設や取組充実につなげる。
(1)活動成果
「愛菜館農園」(JAグリーン千代水店併設の直売所「愛菜館」の農園)からの野菜の寄附が実現。
こども食堂の開設を後方支援(米子市内のこども食堂「ネバーランド」)
大手店舗やスーパーが食材提供に向けた検討を開始。
(2)現状及び課題
本ネットワークに事務局ができ、支援員を配置したことにより、こども食堂開設相談や運営相談、食材等の寄附受付の窓口が可能となり、今後さらに活動を推進する必要がある。
【現時点で求められている取組】
- 大手店舗やスーパーが検討を始めている食材提供に向け、それを受入れるために必要な調整や手続き、各こども食堂への配布の仕組みづくり等のコーディネート機能が必要。
- 寄附申入れや寄附付き商品の検討などの事案が増加しつつあり、ネットワークの組織体制の明確化が必要。
- 開設相談の個別事案の増加。
※県重要業績評価指標(KPI) 30箇所(平成31年度)
- 特に学習支援を実施する場合の学生ボランティアに対するニーズがあるが、ボランティアの確保がむずかしい。
【実施主体】 とっとり子ども未来サポートネットワーク
【要求額】 7,066千円(補助金)
(積算)
ネットワーク活動支援 | 人件費(1人役) | 3,487千円 |
| 事業費 | 1,532千円 |
【拡充】
学生ボランティア確保支援 | 人件費(0,2人役) | 698千円 |
| 事業費 | 1,349千円 |
(主な活動費)
仕組み検討会・情報交換会等開催、各種リース料(自動車、PC)、学生ボランティア手当に関するこども食堂への補助金 等
【活動内容】
ネットワーク事務局に支援員(1名)を配置して以下に取り組む。
(1)こども食堂等の運営を持続可能にするための仕組の運用
(2)こども食堂等の居場所の増設
(3)こども食堂等の充実を図る取組
・活動団体同士の情報交換会・勉強会の開催
・文化芸術等の体験活動の推進(読み聞かせやシニアボランティア等の活用支援)
学生ボランティアを受け入れるこども食堂に対して、とっとり子ども未来サポートネットワークを通じてボランティア手当を補助する。
【取組内容】
(1)こども食堂に対して、学生ボランティア手当について支援する。
(2)学生ボランティアのサポートにつなげるため、ボランティア受入れに関する研修会の開催や手引きを作成する。
【課題・ニーズ】
○大学からの声
・交通アクセスの問題があり、特に中山間地域のこども食堂へは行きにくい。
・生活のためにアルバイトをしている学生は多く、有償であれば参加しやすいし、大学からも学生の背中を押しやすい。
・こども食堂でのボランティアは学生の学びの場にもなるが、学生が抱え込んだり負担にならないように、相談や指導が得られるサポートしてもらえる大人や責任者が必ず必要。