担い手の経営発展や園芸産地の発展を図るため、担い手や県内農業団体・生産組織等の園芸品目(果樹、野菜、芝、花き)を中心に生産拡大、収益性の高い新品種導入及び高品質化等に向けた取組に対して支援を行う。
なお、事業採択において、生産アップにつながる取組に対して採択を行う。
(1)担い手経営発展支援
●がんばる農家プラン支援(169,525千円)
意欲的な農業者や法人、任意組織による農業生産アップにつながる取組に対し支援
【拡充】生産販売額20%アップ(中山間地域は10%)につながる取組に対し、優先採択枠を新設 (10,000千円)
・補助率:県1/3、市町村1/6(補助上限額:個人3,000千円/年、農業法人等7,000千円/年)
※新規正規雇用のプランは1名につき50万円上乗せ
・事業実施期間:1プラン当たり3年間
※平成29年度までの採択分は従前の制度を適用(159,525千円)
(2)園芸産地発展支援
●【新規】戦略的園芸品目(白ネギ)総合対策(30,539千円)
白ネギの「県下一産地化」を目指し、県内全域で横断・複層的なネットワークづくり、栽培技術の高位平準化、規模拡大や農作業受委託等を支援
・補助率:県1/3、市町村1/6等
※(国)産地パワーアップ事業を一部活用
●園芸産地活力増進対策(64,274千円)
本県の強みである園芸品目等のさらなる生産振興を図るため、産地づくり強化や特産物の育成、新技術によるモデル事業に対し支援
【拡充】中山間地域等特産物育成タイプ(10,000千円⇒20,000千円)
新たな10億円品目及び1億円品目育成につながる取組等を支援
・補助率:県1/3〜10/10、市町村1/6等
●がんばる地域プラン支援(28,177千円)
市町村の地域農業を核とした地域活性化の取組や農業者の規模拡大などの経営発展の取組に対し支援
・補助率:県1/3、市町村1/6(補助上限額:市町村1億円、集落3,000万円)
・事業実施期間:1プラン当たり5年間
●戦略的スーパー園芸団地整備(13,394千円)
高収益品目の梨、イチゴ等の園芸団地を戦略的に整備して産地活性化の拠点とする
【拡充】地区数増(2⇒3)
・補助率:県3/4等
●鳥取梨生産振興対策(106,721千円)
「新甘泉」等の梨新品種の生産拡大や、機械の共同利用の推進、価格安定対策等の取組を支援
【拡充】補助対象品種に「王秋」を追加
・補助率:県1/2〜2/3等
●鳥取柿ぶどう等生産振興対策(16,630千円)
柿ぶどう等の生産拡大や、機械の共同利用等の取組を支援
・補助率:県1/2〜2/3等
●鳥取芝ブランド化生産振興対策(8,083千円)
2020東京オリンピック等の開催を契機に、日本芝・西洋芝(ティフトン)の面積拡大等を図り、芝産地の活力増進を支援
【拡充】芝生産の規模拡大と省力化のため、琴浦町が中心となって新規開発した芝収穫機等の機械導入を支援
・補助率:県1/3、市町村任意
●【新規】鳥取花壇苗等産地イノベーション対策(2,259千円)
新たな10億円品目の第1候補である花壇苗等について、新たに集出荷流通体制を構築し、花き産地の活性化を図る
・補助率:県1/3、市町村1/6等
●【新規】GAP取組・認証拡大推進(3,000千円)
一層のGAP推進と認証GAP取得促進を図るため、指導員の育成、研修会の実施、認証に係る審査費用等の支援を行う。
・補助率 10/10 (全額国庫 鳥取県GAP推進協議会への補助金)
(3)生産技術の開発・新品種の育成(49,520千円)
園芸試験場の鳥取オリジナル品種の育成、付加価値の高い園芸作物生産技術での開発等に関する試験研究
【新規】ナシ栽培の未来を見据えた病害虫防除対策
【新規】イチゴ新品種のブランド化と産地強化に向けた革新技術の開発
・ほか継続等22課題