○木材の伐採から植栽という資源循環を促進し、地域産業の活性化だけでなく、森林の環境整備ひいては地球温暖化防止に繋げるには、県産材(特にA材)の利用を推進することが重要である。
○個人住宅の木造化に対する支援は既に実施しているが、木造住宅の着工数は横ばい状態で有り、企業の木質内装化などへの新たな需要も併せて掘り起こしをすることが必要である。
○民間企業は社内の木質内装化に関心があるものの、具体的な木材の使い方が分からない部分もあり、現状では木質の内装化は広く普及していない。よって、モデル施設を整備し、使用方法や事例などを提示することにより企業のオフイス等への今後の需要の拡大が見込まれる。
○また、県内では県産材を利用した新製品の開発などが進んでいるが、県内における活用実績は少なく、広く一般へのPRが不足している。よって、当該事業で整備する木を使ったデザイン性の高い空間をモデルとして広く公開・体感してもらい、新たな木材需要の掘り起こしに繋げる。