鳥取砂丘再生会議が行う下記事業に要する経費を、県・鳥取市が各1/2ずつ負担する。
(1)保全・再生に関する事業 15,091千円(15,969千円)
ア 除草、草刈等
区分 | H30計画(ha) | H29実績(ha) | 備考 |
機械除草 | 20.9 | 15.4 | トラクタ耕転等 |
人力除草 | 83.4 | 88.9 | 委託・ボランテイア除草 |
スリバチ整備 | 5.0 | 5.0 | 斜面等の根堀・草刈 |
林帯整備 | 0.0 | 0.0 | 保安林縁の草刈除草 |
計 | 109.3 | 109.3 | |
イ 景観改善植生処理
主に鳥取砂丘へ向う県道湯山鳥取線沿線の砂防林の下草刈りや植生処理(ニセアカシア、雑木、松など)を実施し、景観を改善する。
区分 | H30計画(ha) | H29計画(ha) | 備考 |
景観改善 | 5.0 | 6.0 | |
ウ 砂移動処理
鳥取砂丘の市営駐車場の木製階段入口付近が、冬季の強い北西季節風によって砂が異常堆積し、毎年通行の支障となることから、この堆積した砂を砂丘側へ移動処理する。
(2)保全・再生に関する調査研究 4,806千円(4,602千円)
砂丘特有の風紋、起伏やスリバチ地形が維持される自然サイクルによる「砂の動く生きている砂丘」の保全・再生を目指すためには、鳥取砂丘の自然の姿を再確認する必要がある。
保全・再生事業にフィードバック(活用)するための調査等を学識経験者等で構成する「調査研究会」により実施。
ア 基礎的調査〔継続〕
・長期的な砂丘の地形変動調査
・除草のための調査 等
イ 特別調査〔継続〕
・自然の砂の動きと砂丘の成因の解明
・動植物の調査
・景観の改善調査 等
ウ 砂移動処理調査〔継続〕
砂移動処理にかかる地形測量調査
エ 調査機器修繕費・消耗品費〔継続〕
(3)人材養成に関する事業 600千円(298千円)
鳥取砂丘の保全・再生、利活用の取組を持続的なものとするために、人材の確保は重要である。
また、山陰海岸ジオパークの各ジオエリアにおいても、ガイドの確保・スキル向上はエリアの魅力アップにつながる重要な要素であり、鳥取砂丘も同様である。再生会議としてガイドの養成に取り組むとともに、ガイド活動の円滑な実施を図る。
(4)事務費(事務用品費等) 128千円(128千円)
○鳥取砂丘景観保全再生事業負担金
区分 | H30要求額 | H29予算額 |
保全・再生に関する事業 | 15,091 | 15,969 |
保全・調査に関する研究 | 4,806 | 4,602 |
人材養成に関する事業 | 600 | 298 |
事務費 | 128 | 128 |
小計 | 20,625 | 20,997 |
鳥取県負担額(県・鳥取市各1/2) | 10,313 | 10,499 |
標準事務費 | 150 | 150 |
合計 | 10,463 | 10,649 |