1 調整理由
山陰海岸ジオパークの海洋生物の調査・研究に必要とする潜水調査作業等協力謝金、山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館の主催事業である野外観察会の外部講師・看視員に対する謝金について、平成28年度実績により査定を受けているが、平成29年度以降、山陰海岸ジオパーク及び自然館の魅力向上のため、精力的に調査・研究、野外観察会等を実施しているところである。
平成30年度も、引き続きジオパーク活動の促進を図るため、事業実施に必要な経費を調整要求する。
2 調整要求額
605千円
(内訳)
(1)潜水調査作業等協力謝金 555千円
(2)野外観察会外部講師謝金 40千円
(3)野外観察会看視員謝金 80千円
既査定額 △70千円
計 605千円
3 事業概要
(1)潜水調査作業等協力謝金 555千円
山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館では、海底生物の調査・研究に際し、ダイビングショップや漁師など地域の協力を得て行っており、調査・研究に対する作業協力のほか、船を出したりしていただいている。
平成29年度以降、浦富海岸一帯の調査・研究を精力的に取り組むこととし、平成29年度は棘皮動物相調査により、県内初記録となる40種近くのヒトデ、ナマコ、ウニなどを発見した。その中でも、1種は新種のナマコ、1種は100年以上も見つかっていなかったナマコを見つけるなどの成果を得た。
平成30年度は、棘皮動物相調査の継続に加え、一般的に人気の高いウミウシ相調査を実施し、多種多様なウミウシ類が生息することを示し、山陰海岸ジオパークの魅力向上につなげたい。
※H29年度実績(見込み) 243千円
(2)野外観察会外部講師謝金 40千円
教育普及活動の中でも、野外観察会はジオパークを体感できる重要な要素である。磯の観察会など従来の体験活動に加え、ジオハイキングの実施等を企画しており、事業実施にあたってジオサイトの解説ができるに適任の外部講師2名を追加する。
※H29年度実績 20,000円(2人)
(3)野外観察看視員謝金 80千円
海での野外観察会(磯の観察会等)実施の際に必要とするライフセーバー等の看視員に係る経費。平成29年度と同額とする。
※H29年度実績 80,000円(16回)
*荒天により1回中止