現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 県土整備部公共の美しい海辺保全対策事業(瑞風・ジオパーク関連) 
平成30年度
当初予算 公共事業  政策戦略事業要求      支出科目  款:土木費 項:河川海岸費 目:海岸保全費
事業名:

美しい海辺保全対策事業(瑞風・ジオパーク関連) 

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県土整備部 河川課  改良担当 

電話番号:0857-26-7379  E-mail:kasen@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 97,000千円 1,589千円 98,589千円 0.2人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 97,000千円 1,589千円 98,589千円 0.2人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 101,200千円 1,590千円 102,790千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:97,000千円  (前年度予算額 101,200千円)  財源:単県 

政策戦略査定:計上   計上額:97,000千円

事業内容

1 事業の背景

鳥取県の沿岸は、白砂青松の美しい海岸線を有しており、貴重な観光資源となっている。
    • 近年では、「ユネスコ世界ジオパーク」への認定、東浜駅への豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」停車などを活かした地方創生・地域振興が進められている。
    • 一方で、その砂浜は侵食傾向にあり、爆弾低気圧等による浜崖の発生も問題となっており、対策が急がれている。
    • 日本ジオパーク再認定審査は条件付き再認定という結果であり、課題とされた連携強化とともに、根幹でもあるジオサイトの保護保全へ向けた活動が重要である。
    • 景観に配慮した浜崖対策(新工法)を確立し、本格的に実施していくことにより、砂浜の景観を保全し、観光振興を支援するとともに、来年の世界ジオパーク再認定に向け、市町と連携して鳥取の砂浜海岸の魅力を全国に発信していく必要がある

2 事業概要

ジオパークを活かした観光などで注目されている岩美海岸(陸上、浦富地区)、青谷海岸(井手ヶ浜)において、爆弾低気圧等により発生した浜崖のある箇所へ(緊急)養浜を実施する。
  • 岩美海岸においては、浜崖後退抑止にかかる新工法の試行等を進め、観光施設などの安全確保及び地方創生の取組を支える観光資源(安全で美しい砂浜)の保全を図るとともに、他海岸への展開の礎とする。また、サンドリサイクル量の低減などの課題に対応していく。
  • 新技術(砂除去装置)を用いた鳥取方式のサンドリサイクル工法確立に向け、試行を行う。(※別途要求により実施予定)
  • 青谷海岸においては、鳴り砂を活かした観光振興支援のため、「鳴り砂の浜」の保全を行う。


    【関連事業】
    • 「東浜駅舎の改築(完了)」
    • 「レストランの開設(完了)」
    • 「遊歩道の整備(完了)」
    • 「アニメのロケ参考地を巡るボンネットバスツアー」
    • 「アニメファンが集う 田後でイカ祭り」
    • 「海水浴場の設置」
    • 「各種イベント開催によるジオパークの魅力発信や地域住民の機運醸成」
    • サイクルツーリズムの全県展開(国道9号を活用した東部延伸(とっとり横断)サイクリングルートの設定及び延伸に必要な環境整備など
     ※関係課の様々なソフト事業と連携してハード事業(砂浜、景観の保全)を行い、共にその効果を最大限発揮させていく。
  • 3 実施内容

    ■岩美海岸(陸上地区)

    ◎「トワイライトエクスプレス瑞風」の停車する東浜駅周辺の美しい砂浜の景観を守る
    ・立ち寄り観光(海岸散策、地引網体験)の環境を整える
     → 砂浜の保全と景観の保全
    ◎「星取県」へ向けた取り組み
    ・星空観察会開催などが可能な環境を整える
     → 浜崖対策により夜間立入の安全確保
    サンドリサイクルにより砂浜保全に取り組んでいる海岸において、背後地の防護のための景観に配慮した浜崖対策を実施する。
    今年度試行中の浜崖後退抑止工の効果を検証し、工法を確立した上で本格的な実施に向けた取組を進めると共に、将来的なジオパーク内の他海岸への展開の礎とする
    (内容)
    ・浜崖対策工事 V=7,000m3〈38,000千円〉
    ・景観に配慮した浜崖後退抑止工(サンドパック工法(試行))の効果検証(モニタリング、効果分析)〈10,000千円〉

    ■岩美海岸(浦富地区)
    ◎「ユネスコ世界ジオパーク」であり、アニメのロケ地として近年観光需要が増加しており、これらの観光資源を活用した地方創生を支援するため、養浜やサンドリサイクル(鳥取方式の試行を含む)により、白砂青松の砂浜を保全する
    人工リーフ整備と併せてサンドリサイクルを実施することにより砂浜保全に取り組んでいる海岸において、海岸利用者の安全確保のための浜崖対策を実施する。
    景観に配慮した安全な砂浜を守るための新工法の試行を行い、更に次年度以降効果を検証した上で本格的な実施に向けて取り組み、将来的なジオパーク内他海岸への展開の礎とする。(鳥取方式のサンドリサイクル工法を行うことで、より効率的な施工を模索する)
    (内容)
    ・景観に配慮したサンドパック工法(試行)L=60m〈20,000千円〉
    ・砂除去装置を用いたサンドリサイクル工法の試行
     (鳥取方式のサンドリサイクル工法)一式〈−千円〉
     ※別途要求(サンドリサイクル推進事業)での実施を見込む


    ■青谷海岸(井手ヶ浜)
    ◎「鳴り砂」を活かした観光振興支援及び企業立地支援のため、砂浜の保全を行う(H27全国鳴砂サミットの開催地)

      → 「鳴り砂の浜」保全と利活用の支援
    「鳴り砂の浜」の保全に向け、その管理方法確立に向けた検討を実施する。次年度以降は、それに基づく保全を実施する。
    (内容)
    ・浜崖対策工事V=3,000m3〈23,000千円〉
    ・モニタリング調査〈6,000千円〉
     (鳴り砂の浜の管理方法の確立に向けた検討等)

    4 その他

    当該対策については、「鳥取県土砂管理連絡調整会議」(構成員:鳥取大学、環境省浦富自然保護事務所、国土交通省鳥取河川国道事務所、鳥取市(鳥取砂丘ジオパーク推進課等)、岩美町産業建設課、鳥取県関係各部など)において、観光・地域振興部局と連携しながら、PDCAサイクルでモニタリング・効果検証を実施していく。


    財政課処理欄


     浜崖対策について、単独災害復旧事業債を充当します。
     サンドパック工について、一般事業債を充当します。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 101,200 0 0 0 0 0 0 0 101,200
    要求額 97,000 0 0 0 0 0 0 0 97,000

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    計上額 97,000 0 0 0 0 76,000 0 0 21,000
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0