1.目的
県民との協働による「かわづくり」を通して、「地域づくり」「まちづくり」を支援することを目的とする。具体的には、河川管理者として、河川景観や自然体験エリア等の地域資源を創出・再生するお手伝いをして、地域の活動に弾みをつけるきっかけとなる取り組みである。
2.事業内容
市町村、地域住民等から希望を募り、以下の理念に合致する優れた取り組みを選定し、河川管理者との協働により河川環境の整備を行う。
■計画策定主体
市町村、地域住民等による協議会(法人格の有無を問わない)
■理念
1 市町村等が河川環境保全と利用に関する具体の事業計画を作成し、河川管理者と協働で河川環境の保全に対する整備を実現すること。
2 良好な水辺空間形成のための地元独自の活動(河川環境学習、川とのふれあいイベント等)を実施すること。
■事業規模
20,000千円以下/1事業箇所
■事業期間
概ね3ヵ年以内
■支援内容
河川景観等のポテンシャルを生かして、「地域づくり」「まちづくり」に繋がる整備を、地域連携・協働のもと実施する。
具体的には、水際へのアプローチ施設や景観上支障となる立木の伐採など、地域住民だけでは対応できない作業を支援する。
3.事業計画
○八東川(八頭郡若桜町浅井地区)
河川環境整備(低水護岸の補修、自然石でできた堰の補強、河床改良)
《具体的な取組み内容》
(住民)
八頭郡若桜町浅井地区にある中之島公園で憩いの水辺づくりを行い住民の憩いの場を創出するため、「憩いの水辺づくり推進協議会」を創設し、草刈りなどの維持管理、ホタル観賞会、わかさ清流まつりを開催している。
(若桜町)
憩いの水辺づくり推進協議会と連携協力し、活動状況の広報や水路の修繕等を行っている。
(河川管理者(県))
住民では対応できない、低水護岸の補修、自然石でできた堰の補強、河床改良を行い地域づくりの活動を支援する。
※低水護岸の補修については、ホタルの餌となるカワニナが住む水路の保護や河床の改良に伴う流量の増加等のため必要最低限の石積みの補修を行うものとする。
4.要求内容
H30八東川(八頭郡若桜町浅井地区)
低水護岸の補修 C=4,100千円
堰の補強 C=1,700千円
河床改良 C=200千円