現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 観光交流局の伸びるASEAN誘客事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

伸びるASEAN誘客事業

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観光交流局 観光戦略課 国際観光誘客室  

電話番号:0857-26-7629  E-mail:kankou@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額(最終) 14,100千円 7,945千円 22,045千円 1.0人
30年度当初予算額 0千円 7,948千円 7,948千円 1.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:15,820千円    財源:単県   追加:15,820千円

一般事業査定:計上   計上額:10,100千円

事業内容

1 調整理由

【査定結果】

      4市場×1,000千円=4,000千円 (H29:14,100)

     東南アジアは訪日外国人客が急激に伸びている地域であり、ゴールデンルート以外の地方への来訪が広がっている。また、来訪時の消費額が東アジア地域、欧米豪地域と比べても高く、地域への経済効果が高いエリアでもある。
     【H29経済効果見通し:東南アジア分で3億6千万円】
     近年鳥取県も東南アジア地域へは特に力を入れており、手を緩めることなく知名度向上へ向けた取組をしていかないと、これまでの鳥取県の知名度も薄れ、自治体間競争に敗れ他県に観光客が流れていってしまう。
     東南アジア地域は経済成長が長期間続く地域であり、先行者利益を得るためにも、将来のインバウンド需要を取り込むためにも、積極的に取組を行う必要がある。
     現在の査定内容では、東南アジアからの誘客施策は実施困難であるため、以下の理由により必要経費を復活要求するもの。

    (1)タイ

    • 訪日客の8割を占める個人客に観光情報を発信できない。
    • 継続的にセールスコール、ツアー即売会に参加してきたが、鳥取県を訪問するツアーの造成と販売ができなくなる。
    • 岡山県と連携した香港航空の利活用ができなくなる。(両県知事会議関連)

    (2)マレーシア
    • これまで築いてきた現地大手旅行会社との関係が壊れ、ツアー販売が取りやめとなる可能性がある。
    • 大手旅行会社の商品を模倣して本県を訪問するツアーが広がっているが、今後、造成と販売ができなくなる。
    • 岡山県と連携した誘客ができない。(両県知事会議関連)

    (3)ベトナム
    • これまで築いてきた大手旅行会社との関係が壊れる。→東アジア全体に影響
    • 平成29年度のチャーター便等の取組の成果として販売されているツアーの販売支援ができなくなる。

    (4)フィリピン
    • 平成29年度の取組で4社が鳥取訪問ツアーを造成・販売しており、今後の継続販売ができなくなる。
    • これまで本県にゆかりのある方の尽力で築いてきた現地大手旅行会社との関係が壊れる。

2 調整要求額

当初要求額
当初要求
査定額a
見直し後
所要額b
調整要求額
b-a
21,000千円
4,000千円
19,820千円
15,820千円

3 事業内容

(単位:千円)
区分
内容
要求額
タイ
5,500
(4,100)
タイ現地プロモーション委託
 ・旅行会社へのプロモーション
 ・旅行博等出展(4回)
 ・Facebook等情報発信
3,000
鳥取・岡山VJ事業(香港トランジット促進)タイ人気TV誘致
2,500
マレーシア
4,000
(3,900)
現地大手旅行会社とマレーシア旅行博(MATTA)共同出展
2,200
旅行会社、メディアFAMツアー実施
1,000
岡山県と連携したFAMツアーの実施
800
ベトナム
6,320
(4,100)
日本情報発信イベント・旅行博出展
1,500
ベトナム旅行社スタッフ受入事業
(出張経費、県内滞在費)
1,720
ベトナム語パンフレットの作成
500
Facebookの運営
500
メディア・ブロガー招聘
1,500
観光情報説明会
600
フィリピン
4,000
(2,000)
旅行博出展
1,000
ブロガー・旅行会社FAMツアー実施
2,000
食を使ったレストランイベント観光説明会開催
1,000

4 背景

(1)タイ  ブロガーによる観光魅力発信や鳥取県への誘客実績では第5位(約2千人)。2年前には知事がTV出演するなど鳥取県の知名度が段階的に向上しており、人気ブロガーの取材では「コナンなどもマンガ素材、鳥取砂丘や智頭などの自然、カニ・鳥取和牛などの食などタイ人に受ける要素が鳥取県には豊富にある」とコメントされるなど、積極的に取り組むことで今後更に誘客が期待できる。また、個人旅行客が8割を占め、SNSなど情報発信を行えば確実に観光客が増える地域であり、引き続き重点を置いて施策を実施する必要がある。

(2)マレーシア
 東南アジアの中では、タイに次いで2番目に多く本県を来訪している重要な市場であり、東南アジアの中でシンガポールに次いで国民一人当たりのGDPが高く、日本に来た際の滞在日数も長いため、来訪時の経済効果が高い市場でもある。
 これまで本県はマレーシアで最大の訪日旅行送客割合を誇る現地大手旅行会社と協力体制を組み誘客を進めており、誘客実績も上がっているが、査定額では今まで築いてきた現地大手旅行会社との連携が十分に行えず、関係性が途切れる可能性がある。

(3)ベトナム
 29年度から誘客事業を開始し、複数の旅行会社が続々ツアーを催行。今年11月にはハノイ−米子チャーター便を実施し、130名を超えるベトナム人観光客が来県した。
 今年度のチャーターはベトナムからの観光客拡大のために実施したものであり、現在の計上額では、チャーター実施の効果を最大限に引き出せない上、増加している訪日ベトナム人観光客の獲得を逃すことになる。特に今年に入ってから他の自治体もベトナムプロモーションを始めており競争も激しくなりつつある。今年度に続き、ベトナム旅行社スタッフの受入れを含め、他の自治体に先行する取組によって、ベトナムの訪日旅行における地方のトップランナーを目指す。

(4)フィリピン
 今年度からPRを開始した地域であり対前年比で来県者は増加するなど、今後更に誘客が伸びる地域。限られた予算で、観光博覧会での直接的なコミュニケーションやFACEBOOKを介して鳥取の魅力を伝えているが、認知度向上を加速するためには有名ブロガーや食を使ったイベント等による情報発信が必要。ツアーを作る旅行会社からも鳥取はフィリピン人に合った素材(食・コナン)を持っているのでもっとPRして欲しいとの声がある。本県への誘客を促進し、観光客による消費拡大を促すには、反応が良い市場を攻めるのが費用対効果の面では効果的であり、それが経済成長が長期間続く国であれば、先行者利益を得るためにも、なおさら積極的にPRを行う必要がある。


財政課処理欄


 金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 4,000 0 0 0 0 0 0 0 4,000
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 15,820 0 0 0 0 0 0 0 15,820
保留・復活・追加 要求額 15,820 0 0 0 0 0 0 0 15,820
要求総額 19,820 0 0 0 0 0 0 0 19,820

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 10,100 0 0 0 0 0 0 0 10,100
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0