これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○平成13年に県が土地を取得後、条例の設置、観察路等の整備を行い、平成18年度からは計画的にオオタカの営巣環境に適した森林整備を継続実施している。
○平成23年度にモニタリング調査を実施。
○平成26年度よりオオタカが営巣可能な林分を長期間確保するため、老齢アカマツ林から強度間伐を実施し、天然更新により整備を実施。良質材は木材市場で競り売りし、県の収益が見込める。
また、松食い虫被害の抑制を図るため特別伐倒駆除を行い、被害木を現場外へ持ち出しし、チップ工場で再利用を図っている。
これまでの取組に対する評価
○平成23年度のモニタリング調査においてオオタカの生息が確認され、これまでの営巣環境整備が評価された。
○年々松食い虫被害が増大する中、これまでは林内において燻蒸処理されていたが、平成26年度から資源の有効利用を図るためチップ工場に搬出して処理を行っている。
松食い虫事業については、平成28年度から交付金事業で実施できるように、平成27年度に保全区域の指定を行った。
○平成26年度から実施している更新伐については、交付金を利用して強度間伐を実施している。
更新伐を行った区域は、天然更新を促すための施業である下刈りを実施しており、マツの幼樹の順調な生育が見られている。