(1)米子市の荒廃農地は約91ha有り、内約61haが弓浜地域に集中している。
(2)荒廃の主因は、狭小農地(5a前後)、農道未整備及び、相続手続き未了である。
(3)夜見町、富益町を中心としたエリアでは白ネギ、ニンジンを中心として県内でもトップレベルの人数の若手農業者が育ちつつ有るが、優良農地の確保が進んでいない現状がある。
併せて、規模拡大を指向する農家では、保有している機械施設の能力アップを要望している。
(4)他方、国では、相続手続き未了農地の権利設定の要件緩和が第196回国会で成立し、現在周辺法の整備中であり、農地流動化を進める方向である。
(5)米子市と協同し、農地中間管理事業を初めとする各施策を活用して、未相続農地を含む荒廃農地を筆あたり10〜30a区画の優良圃場に整備し、担い手に集積することで、産地育成を加速化させる。