1 要求理由
産業人材育成センターの需用費・役務費・使用料等のいわゆる標準事務費は、訓練用パソコンのリースや訓練用の資材の購入等、訓練生の職業訓練に欠かすことができない経費が大部分を占めている。
近年、全庁的に標準事務費が削減されている中、訓練用資材の購入や訓練用機器の修繕といった経費が不足し、訓練に支障が生じるため、訓練経費の増額を要求するものです。
2 センターの標準事務費の内訳
(単位:千円)
| 既査定額 | 調整要求額 | 計 |
固定的経費 | 複数年契約分 | 11,248 | | 11,248 |
その他 | 7,012 | | 7,012 |
訓練の質に影響を与える経費 | 13,236 | 4,624 | 17,860 |
光熱水費 | 7,459 | 51 | 7,510 |
その他の事務的経費 | 6,194 | 724 | 6,918 |
枠内標準事務費 計 | 45,149 | | 45,149 |
枠外標準事務費 | 7,565 | 5,399 | 12,964 |
標準事務費 合計 | 52,714 | 5,399 | 58,113 |
※調整要求に係る財源は大部分が国10/10や国1/2で、県費は2,788千円
3 要求概要
【訓練の質に影響を与える経費】
〇訓練用資材・消耗品(1,943千円)
一度使ったものを再利用するのは、事故につながる恐れがあり、新たに購入する必要あり
〇校外実習のための経費(90千円)
公共交通が不便な工事現場・企業等見学のため、訓練生を送迎する際のタクシー・マイクロバス等の借上げ
〇設備・訓練用機器の修繕・処分(1,137千円)
老朽化した建物や訓練用機器の修繕が必要備品購入に伴う既存機器の撤去
〇指導員研修(1,354千円)
最新の指導技術を習得し、訓練生の指導に活かしていくために必要
〇オープンキャンパス・まつり(100千円)
訓練生確保のため、センターの訓練内容等を広く周知させるために必要
【光熱水費】(51千円)
【その他事務的経費】(724千円)
4 今後の検討課題
〇リース物件の備品振替え
リース契約している訓練用機器を次回更新時に備品購入
(問題点)
・別途メンテナンス費用が発生
・購入時に一時的に費用が発生(ただし1/2国庫)
・訓練には最新の機器が必要で適時適切な時期の買換え
〇近距離で実施される実習の公用車による送迎
(問題点)
・事故発生時の訓練生への賠償
・運転していた職員及びセンターの責任問題