1 事業概要
令和3年2月末に現行の鳥取県通信指令・総合指揮システム(平成26年3月から7年契約)のリース期間が満了することから、システム更新に伴い機能改善、機能強化を行う。
2 要求理由
通信指令・総合指揮システムは、県民からの110番通報に対して迅速・的確な対応を行うことを目的とし、事件・事故による被害拡大の防止や犯人の逮捕等のため、また、その発生直後における初動警察活動のために必要なシステムである。
リース延長によるシステムの運用は保守の面から困難であり、近年の社会情勢、情報技術の高度化、複雑化に鑑みると、県民の安全、安心のためには、システムの機能改善及び強化を踏まえた更新整備が必要である。
システム名 | 目的 | 効果 |
通信指令システム | ・110番を受理し警察署、移動局等へ指令
・緊急配備の指揮
・事件、事故現場到着時間の短縮 | ・県民の不安の早期解消
・犯罪検挙率の向上 |
総合指揮システム | ・災害等発生時、早期に必要な情報を一元的に収集し指示を行う | ・被害の拡大防止
・住民の安全確保 |
3 構築スケジュール
令和元年11月 調達公告
令和2年1月 入札、契約
令和2年2月〜3月 要件定義
令和2年4月〜10月 システム開発
令和2年11月〜12月 機器設置
令和3年1月 機器調整、試験
令和3年2月 試行運用、切替
令和3年3月 稼働(運用開始)
4 機能改善・機能強化概要
○ 情報セキュリティ対策の強化
○ カーロケシステム(車載カメラ、タブレットカメラによる映像配信)
○ ポリストリプルアイシステム及びIPRシステムとの連携
5 所要経費
総額 869,085千円(令和3年3月〜令和10年2月)
年額 124,155千円
変更前総額(一般段階査定額) 632,384千円
変更前年額(一般段階査定額) 90,341千円