1.事業概要
◆平成28年から8月11日が祝日「山の日」となったことで、登山・アウトドア等に対する関心が全国的に高まっている。また、平成30年に開催した、伯耆国「大山開山1300年祭」及び第3回「山の日」記念全国大会により、西部はもとより全県において「とっとりの山」が注目された。これを契機に、自然景勝地や主要な山々(大山、三徳山、氷ノ山)の広域的な周遊観光への展開に繋げる好機と捉え、愛好者はもとより、その潜在層(女性、親子、学生等)に対して、鳥取ならではの自然体験のスタイル等を提案、情報発信し、新たな需要の喚起につなげ、本県の豊かな自然や山々における多様な人々の利用や交流の増進を図る。
2.査定状況
664千円(7,357千円)
◆査定理由
山ガールサミット、氷ノ山山フェスについては、一定の機運醸成が図られたものと考えられるため、ゼロとします。
3.調整要求理由
◆山ガールサミット、わかさ氷ノ山山フェスは、祝日「山の日」の施行を契機とし、平成28年から県主催イベントとして継続開催しているところ。特に、平成29年度、平成30年度においては、第3回「山の日」記念全国大会、伯耆国「大山開山1300年祭」の機運醸成を図るため盛大に開催。
◆自然公園内における新たなスタイルのイベントとして、関係行政機関及び地元関係者からも期待する声と共に企画・運営にも協力いただいているところ。また着実に知名度の向上及びリピーターの定着も進みつつあるところ。
◆このような背景から、来年度からは県主催から地元主催に移行し、将来的に各地域のキラーコンテンツへと成長させることを目指す。
◆しかし、両イベントとも、過去3回の内1回は台風により中止となっており、将来的なイベントの存続に係る運営体制やコンテンツの検証が十分ではない状況のため、実行委員会に対し、県及び町の支援により開催していく。
3.調整要求額及び内容
<第4回山ガールサミットin鳥取大山>
3,000千円(5,000千円)
◆「鳥取発山カルチャー」として、多くの人々の力により、大きな潮流(メガトレンド)となることを目指し、「山の日」記念全国大会と大山開山1300年祭の盛り上げをそのままに、更なる魅力発信を図る。
・既存イベントと併催しコンテンツのすみ分けを図ることで、コンテンツの充実による満足度の向上を図る。併せて広報効率の向上、集客力の向上、経費削減等を進め、持続的なイベントへと成長させる。
・第4回からは実行委員会により開催予定。
<第4回わかさ氷ノ山山フェス>
1,200千円(1,200千円)
◆氷ノ山自然ふれあい館「響の森」を拠点として、「山の日」の意義や氷ノ山の緑豊かな自然を情報発信、体験等するイベントを開催。「響の森」が主体となり、地域と協働した取組を実施することで、わかさ氷ノ山一帯の集客の核となる”山の駅”としての転換を加速し、さらなる魅力を高める。
また、兵庫県と県境を越えた取組として、交流・連携を推進する。
・氷ノ山におけるグリーンシーズンを代表する一大イベントへと成長させるため、実行委員会による継続開催を図る。