【事業概要】
振興山村地域における基幹的な市町村道の新設および改築事業で、山村振興法の規定に基づき、都道府県が道路管理者である市町村に代わって行う。
【事業目的】
町道立子大熊線(高岡〜上中村間)の隘路区間(大山橋)の整備を行う。
【必要性】
平成19年度の豪雨災害で上中村集落が孤立した経緯があり、災害時に上中村から高岡方面へ避難できるよう既存町道(立子大熊線)の改修が必要である。
- 当該町道は、琴浦町の地域防災計画において避難路に位置付けられている。
- 当該区間(高岡〜上中村間)は、建設予定であった東伯中央広域農道を避難路とする予定であったが、「公共事業評価委員会の答申」を受け、広域農道の事業が休止となったため、避難路の整備が急務となっている。
- なかでも全幅が3mしかない狭隘な大山橋の改修が最重要課題となっている。
- このような状況の中で、琴浦町が平成28年度から同路線の改修を行うこととしており、広域農道休止の経緯を踏まえ、山村代行事業による支援を行う。
【整備方針】
町道立子大熊線の改修予定区間は、山村振興法上の振興山村地域内に存しており、山村代行事業の実施が可能である。
基本的には、町道管理者である琴浦町が改良を実施する(一般的な区間)。
このうち、大山橋の改修は、大規模で集中的な投資と高度な技術を要するため、山村代行事業により県が実施する。
【実施地区概要】
路線名 町道立子大熊線
事業内容 市町村道の改築(大山橋改修) 1箇所
総事業費 C=360,000千円
事業期間 H28〜H32
※別途、町施工による改良事(待避所設置等)を実施予定
総事業費 C=100,000千円
事業期間 H28〜H32
【要求内容】
橋りょう工事 1式 C=1,000千円
事業箇所表
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
山村振興法に基づく基幹道路(市町村道に係るもの)について、県が代行工事を実施することにより、安全で安心なまちづくりに資する道路整備を実施しているところ。
これまでの取組に対する評価
集中的な投資と高度な技術を要する区間について、県が代行事業を実施することにより、早期の道路整備を進めている。