現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 生活環境部の【統合】環境教育・実践推進事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:環境衛生費 目:環境保全費
事業名:

【統合】環境教育・実践推進事業

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生活環境部 環境立県推進課 次世代エネルギー推進室 

電話番号:0857-26-7205  E-mail:kankyourikken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算額 22,869千円 28,577千円 51,446千円 3.6人 0.0人 0.0人
31年度当初予算要求額 27,007千円 28,577千円 55,584千円 3.6人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 33,043千円 37,931千円 70,974千円 4.9人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:27,007千円  (前年度予算額 33,043千円)  財源:単県、寄付金 

一般事業査定:計上   計上額:22,869千円

事業内容

1 事業の目的・概要

温室効果ガス削減、持続可能な社会の構築、気候変動への適応を推進するため、県民、団体、事業者、行政等の各主体で一体となった県民エコ運動を展開する中で、環境教育と実践活動との連携や情報発信の強化に重点をおき、県民の環境への関心を高め行動につなげるための環境教育、普及啓発、活動支援等に取り組む。

    ※環境教育推進事業、環境実践推進事業、新たなステージへ!地域ぐるみの環境実践振興事業、鳥取県バイシクルタウン構想実現事業、とっとり次世代エネルギーパーク推進事業(鳥取県環境保全活動支援補助金)を統合。

2 事業内容

(1)地球温暖化防止活動・環境教育推進事業
    (地球温暖化防止活動推進センター運営業務委託)
【9,598千円(9,422千円)】
    鳥取県地球温暖化防止活動推進センターの運営業務として、地球温暖化防止活動や環境教育との連携を図りながら、官民一体となって推進する業務を民間団体に委託し実施する。
    ※地球温暖化防止活動と環境教育に係る次のセンター委託事業を統合することで、各事業の連携強化を図る。
    ※地球温暖化防止活動推進員や市町村担当職員には、環境フェスタ等のイベントに企画・出展等に関わっていただくことで、各主体の連携や情報発信の強化を図る。

    ■地球温暖化防止活動等の推進【8,089千円(7,941千円)】
    ○地域で環境活動を推進する人材の育成・支援
    ・地球温暖化防止活動推進員の育成指導、市町村との連携(合同ワークショップの開催)
    ・新規推進員の活動のきっかけづくり(情報交換会の開催等)
    ○地球温暖化防止活動・実践方法の情報発信・普及啓発
    ・HPやニュースレターによる情報発信
    ・推進員を活用したイベント等での啓発
    ・エコドライブの普及啓発、各家庭に合う省エネ提案・アドバイス
    ○とっとり環境教育・学習アドバイザー制度の運用(継続)
    ・HP等の広報媒体を使ったアドバイザー制度のPR
    ・アドバイザー適任者の人材発掘、資質向上の研修実施
    ・学校、地域、企業における環境学習会への講師(アドバイザー)派遣の調整

    ■環境教育の推進【1,509千円(1,481千円)】
    ○ちびっ子エコスタート出前教室の実施
    幼稚園、保育所、認定こども園を対象に次の取組を実施。
    ・園長等向け環境保育研修(2回:鳥取市、米子市)
    ・園児向け環境保育研修(4園程度)
    ○エコ活ノート出前教室の実施
    家庭で取り組んでほしい環境配慮活動(エコ活)をまとめた「エコ活ノート」を活用した小学校への出前教室を、夏(又は冬)休み前後に実施。(10校程度)

    (2)環境実践活動普及啓発事業【10,778千円(14,272千円)】

    ■とりeco環境フェスタの企画・実施【3,000千円(5,000千円)】
    様々な分野で活動している環境団体や県民にも参画いただき、地球温暖化防止対策や自然共生などについて学び、地域での実践につなげていくイベントを実施し、各取組の連携や情報発信を強化しながら、一体感のある県民運動を盛り上げる。

    ■星取県ライトダウンキャンペーンの実施(見直し)

【700千円(1,900千円)】
    みんなで星空や涼しい場所を楽しむ新たな夏の過ごし方を推奨・提案するキャンペーンを実施する。  

    ※環境教育向けプラネタリウム番組作成、星空大調査プロジェクトは30年度限り

    ■とっとり環境杯の実施【392千円(392千円)】
    家庭や地域で実践できる地球温暖化対策の取組を募集し、公開プレゼンテーションの上、優秀者を表彰。優秀な事例を環境イベント等で発表し、県内での波及を図る。

    ■県民総参加による環境実践活動の普及啓発【3,460千円(3,550千円)】
    様々な分野の環境活動が、地域のみんなで取り組む「一体感のある県民運動」として実感してもらえるよう、月ごとに重点テーマを決めて県民みんなが取り組む共通の環境実践を呼びかける。
    また、環境実践のきっかけづくりのため、エコ宣言を引き続き募集するとともに、メディアを通じた取組事例の紹介などにより県民運動をPRする。

    ■エコアイデアコンテスト【3,113千円(3,057千円)】
    県内全小学生を対象に、夏休み期間中に廃物を利用した工作(エコ工作)、エコ活動スクープを募集。

    ■省エネソングによる普及啓発(継続)【93千円(93千円)】
    平成28年度の高校生議会で提案があり製作した当地アイドル・チェリップが歌う省エネソングを活用して、県民運動を盛り上げる。

    ■環境配慮行動の促進【20千円(280千円)】
    ・とっとりCO2ダイエット作戦協賛店舗の登録・支援
    ※とっとりCO2ダイエットホームページ保守管理委託は直営に変更
    ・グリーン購入ネットワーク負担金

    (3)民間団体活動支援事業【3,311千円(3,583千円)】

    ■地域や団体の環境実践のきっかけづくりや、他の模範となる環境活動の支援【1,300千円(1,500千円)】
    環境保全活動支援
    (鳥取県環境保全活動支援補助金)
    先進的で他の模範となる環境保全活動を支援
    ・補助率10/10
    ・限度額100千円(要求額1,000千円(1,000千円))
    例)県内の環境イベントや学習会の開催経費や出展費用
    環境活動活性化
    (私たちのエコ活動推進補助金)
    環境実践団体自らの活性化につながる活動を支援
    ・補助率1/2
    ・限度額50千円(要求額150千円(250千円))
    例)実践団体等の活動PRチラシやポスターの作成費、展示物の作成経費
    環境学習推進
    (私たちのエコ活動推進補助金)
    環境に目を向けるきっかけづくりや、更に深く知る機会として、環境学習、セミナー、催事等に参加する活動を支援
    ・補助率1/2
    ・限度額50千円(要求額 150千円(250千円))
    例)視察や学習会へのバス借上げ費用や入館料
    ■こどもエコクラブ活動の支援【2,000千円(2,072千円)】
    こどもエコクラブ活動支援
    (こどもエコクラブ補助金)
    こどもエコクラブの活動経費の一部として、メンバー、サポーター1人当たり700円を乗じた額を上限として、市町村が登録団体に補助する額の2分の1を当該市町村に交付。(間接補助)
    ※こどもエコクラブ交流会は廃止

    ■自治会等へ環境教育・学習アドバイザー派遣制度

【11千円(11千円)】
    地域での環境教育・学習の一層の推進を図るため、自治会、公民館等地域で開催する環境学習会の講師代を県が負担する。
(4)鳥取県版環境管理システム(TEAS)普及事業
【1,990千円(2,190千円)】
    ■TEASの審査・登録及び維持支援
    次の業務を行い、事業所・家庭での継続的な環境配慮活動を推進する。
    ・TEASに取り組む学校に環境教育・学習アドバイザーを派遣
    ・県立高校及び県有施設のTEASII種の審査委託
    ・自己評価員養成研修の実施
    ・TEAS登録組織を対象としたリフレッシュセミナーの開催
    ・鳥取県環境推進企業協議会を通じた普及啓発
    ・県施設整備の省エネ・再エネ設備導入検討会
    ※わが家のエコ録保守管理委託は直営に変更

    (5)バイシクルタウン構想実現事業【864千円(1,277千円)】

    自転車通勤で健康増進チャレンジ事業 【724千円(724千円)】
    健康に関心の高い県民に3か月の自転車通勤にチャレンジしてもらい、体力向上等の効果を実感していただくことで、運動習慣の定着と通勤の自転車利用を促進する。

    事業所の自転車通勤応援事業【140千円(140千円)】
    従業員の自転車通勤の拡大に取り組む事業所を支援するため、希望する事業所に自転車で街中を快適に楽しく走るコツや自転車メンテナンスの講師を派遣し、従業員向けの自転車通勤サポート講座を開催する。

    ※街中ミーティング事業(60千円)、県自転車活用推進計画検討事業(353千円)は30年度限り

    (6)気候変動適応に係る勉強会等の実施【466千円(456千円)】

    ■気候変動適応に係る勉強会の実施(新規)【238千円】
    気候変動への適応についての検討開始にあたり、専門家を招いた勉強会を開催する。

    ■とっとり環境推進県民会議の実施【228千円(456千円)】
    県民、住民団体、事業者、マスコミ等の各代表に参画頂き、環境イニシアティブ推進のための取り組みについて企画立案するとともに、環境実践の県民運動に繋げる。

3 要求額一覧

(1)地球温暖化防止活動・環境教育推進事業
地球温暖化防止活動等の推進
8,089千円(7,941千円)
環境教育の推進
1,509千円(1,481千円)
9,598千円(9,422千円)
(2)環境実践活動普及啓発事業
とりeco環境フェスタの企画・実施
3,000千円(5,000千円)
星取県ライトダウンキャンペーンの実施
700千円(1,900千円)
とっとり環境杯の実施
392千円(392千円)
環境実践活動の普及啓発
3,460千円(3,550千円)
エコアイデアコンテスト
3,113千円(3,057千円)
省エネソングによる普及啓発
93千円(93千円)
環境配慮行動の促進
20千円(280千円)
10,778千円(14,272千円)
(3)民間団体活動支援事業
鳥取県環境保全活動支援補助金
1,000千円(1,000千円)
私たちのエコ活動推進補助金
300千円(500千円)
こどもエコクラブ補助金
2,000千円(2,072千円)
環境教育・学習アドバイザー派遣
11千円(11千円)
3,311千円(3,583千円)
(4)鳥取県版環境管理システム(TEAS)普及事業
TEAS普及事業
1,990千円(2,190千円)
(5)バイシクルタウン構想実現事業
自転車通勤で健康増進チャレンジ事業
724千円(724千円)
事業所の自転車通勤応援事業
140千円(140千円)
街中ミーティング事業
0千円(60千円)
県自転車活用推進計画検討事業
0千円(353千円)
864千円(1,277千円)
(6)気候変動適応に係る勉強会等の実施
気候変動適応に係る勉強会の実施
238千円(0千円)
とっとり環境推進県民会議の実施
228千円(456千円)
466千円(456千円)

(参考)その他経費
標準事務費
0千円(1,843千円)
標準事務費は環境立県推進課管理運営費に集約して要求する。
 

4 背景

○国際的な温暖化対策の枠組「パリ協定」(2016年11月発効)のもと、深刻化する地球温暖化対策は世界中が取り組むべき重要課題となっており、産業革命前からの平均気温の上昇を2℃以内に抑えることを目標に、脱炭素化に向けた世界的な潮流が加速している。

○わが国でも、温室効果ガス削減の目標として、2030年度に26%減(2013年度比)、2050年度に80%減(2013年度比)を掲げ、エネルギー消費量の削減、使用するエネルギーの低炭素化等に取り組んでいる。

○こうした中、本県においても2030年度に26.9%減(2013年度比)の温室効果ガス削減目標を掲げ、県民エコ運動として、県民、団体、事業者、行政等で連携・協働して、環境教育や実践活動の推進に取り組んでいるところ。目標達成に向け、各主体による取組の連携や情報発信を強化しながら、県民エコ運動を深め広げていくことが必要である。

○併せて、気候変動の影響が様々な分野で現れている中で、気候変動適応法(2018年12月施行)が制定されるなど、温室効果ガスの抑制に加え、気候変動の影響への適応が求められる時代にシフトしており、気候変動に適応した社会システムづくりが必要である。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

■県民の環境への関心を高めるための普及啓発を広く行うとともに、活動への支援等を行い、県民、住民団体、事業者、行政等の連携・協働による環境先進県を目指し、「とっとり県民エコ運動」を推進する取組を行ってきた。
・みんなのエコ宣言プロジェクト(環境問題を自分自身の問題として認識し行動に結びつけるための「エコ宣言」の投稿及び活動団体の紹介を新聞等を活用しPRするキャンペーンを展開)
・星取県ライトダウンキャンペーン(クールシェア等の取組と連携し、みんなで星空や涼しい場所を楽しむ新たな夏の過ごし方を推奨・提案)
・ロゴマーク(県民で一体感のある県民エコ運動を推進するための統一ロゴを公募により決定し活用開始)
・とりECO環境フェスタ、環境杯(9/30に予定していたが台風により延期)
・地球温暖化防止活動推進活動(地球温暖化防止ための普及啓発、人材育成を実施)
・鳥取県版環境管理システム(TEAS)の普及
・環境教育(こどもエコクラブ活動の支援、保育所・幼稚園・小学校等への出前授業を実施)
■自転車通勤による健康増進にチャレンジする取組を実施するほか、道路整備、交通安全、地域・観光振興、健康増進など幅広い分野で関係機関が連携して、自転車利用人口の拡大、交通手段の転換の実現を目指した取組を行うとともに、バイシクルタウン構想の見直しに着手した。

これまでの取組に対する評価

■本県の特色を取り入れながら、環境に関する普及啓発や活動支援に取り組むことで、県民に環境について考え実践するきっかけとしていただくことができた。
地域で取り組まれている環境実践活動を広く周知し、より多くの県民、住民団体、事業者、市町村と連携しながら、県民運動を拡大していくことが必要である。
■自転車活用に関する普及啓発や支援に取り組むことで、県民に自転車を活用していただくきっかけとしていただくことができた。
自転車活用推進法に基づく県版計画を策定し、さらなる自転車活用を推進していくことが必要である。

工程表との関連

関連する政策内容

NPOや地域、企業などと連携・協働した県民エコ運動の展開

関連する政策目標

○エコ活動に関する情報発信・活動促進の強化等により、一体感のある県民エコ運動を展開する。
○自転車活用推進法の施行に伴い、県版自転車活用推進計画を策定し、施策展開することで、バイシクルタウンの実現を図る。
○TEAS(鳥取県版環境管理システム)制度の普及や節電・省エネイベントの実施により、環境意識を醸造し、環境配慮行動の拡大を図る。
○環境教育を担う人材の育成を図るとともに、こどもエコクラブ活動等を通じ、幼児期・児童期からの環境教育を推進する。


財政課処理欄


 とりeco環境フェスタについて、昨年度は臨時的に実施したものです。実績を勘案し、こどもエコクラブ活動支援補助金の金額を精査しました。地域気候変動適応の計画策定については、勉強会だけでなく、外部委員等による検討も必要だと考えます。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 33,043 0 0 1,000 0 0 3,391 2,000 26,652
要求額 27,007 0 0 1,000 0 0 0 0 26,007

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 22,869 0 0 1,000 0 0 0 0 21,869
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0