(1)背景
・県民一丸となって環境保全・創造を実践するとっとり県民エコ運動(とりeco)として、ロゴマークの作成・エコ宣言の募集・とりeco環境フェスタや「星取県ライトダウンキャンペーン」等の環境イベントの実施など、本県の特色を取り入れた環境実践活動を展開してきた。
・一方で、エネルギー消費量は、2010(平成22)年度以降、長期的に減少傾向にあるが、2016(平成28)年度からは猛暑や大寒波の影響でエネルギー消費量が増加しており、取組の強化が求められている。
(2)課題
○環境問題へ関心を持つ人を広げていくために
→エコに関わる様々な取組の実践者は、現在学生やシニアに偏っており、特に子育て世代等を対象として、これまでの啓発が届いていない層の関心を捉える工夫が必要。
○環境への意識を実際のエコアクションへ繋げていくために
→エコを考えるきっかけづくりとしての「エコ宣言」から、実際に行動する「エコアクション」への発展を促すきっかけづくりが必要。
○エコアクションを楽しみながら継続・定着させるために
→エコアクションの成果を「見える化」で実感できるようにすることや、実践者同士が繋がり合うことでより達成感を感じられる仕掛けを設けることにより、実践者の意欲・モチベーションを高める工夫が必要。
⇒企業やメディアと連携し、県民同士の相互啓発によって取組の輪を全県に拡大させ、日常の中にエコアクションを定着させていくことが必要。