現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 水産振興局の境港鮮魚仲買高鮮度処理施設整備事業
平成31年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

境港鮮魚仲買高鮮度処理施設整備事業

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水産振興局 水産課 漁業振興担当 

電話番号:0857-26-7316  E-mail:suisan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 50,000千円 794千円 50,794千円 0.1人
50,000千円 794千円 50,794千円 0.1人

事業費

要求額:50,000千円    財源:国1/2 

一般事業査定:計上   計上額:50,000千円

事業内容

1 事業概要

境港市場の高度衛生管理型市場整備を契機にHACCP対応の鮮魚高鮮度処理施設(選別室、仕立室、冷蔵保管室)を整備する仲買、加工業者を支援する。

    (1)高度衛生化
      • 閉鎖型の選別室を整備し、そこに新たにセレクターを設置し、衛生管理体制を強化するとともに沖合鮮魚の処理能力、処理速度を高める。
      • 閉鎖型で温度管理を行う仕立室を整備し、温度管理を徹底して仕立て作業を行う。ここでは、選別室で選別された鮮魚、近海鮮魚、クロマグロの仕立て作業を行う。
      • 選別室、仕立て室で使用する海水は、窒素ナノバブル海水とし、鮮魚の鮮度劣化を防ぐ。
      • 直売店での高鮮度鮮魚の販売を通じて、消費者の評価をフィードバックし、より高鮮度な鮮魚の出荷を目指す。
    (2)作業の平準化
      • 作業の平準化を図るため、水揚げがない日でも鮮魚を出荷できる体制を構築する。
      • 購入した鮮魚を温度管理と窒素ナノバブル海水で鮮度保持し、冷蔵保管室に保管することで、翌日以降の出荷用、加工用鮮魚として使用する。
    (3)鮮魚輸出促進
      • 温度管理された仕立て室で鮮魚を素早く高鮮度で仕立てることにより、鮮度を保ったまま輸出に向けて発送する。
    (4)雇用促進
      • まき網部門、近海部門で、仲買、選別、仕立て作業を行っている。作業量の平準化により稼働日数を増やし、作業効率の向上で取扱量を増やすことで、各部門の雇用を増やす。
      • また、稼働日数増、取扱量増により、運送業(鮮魚運搬)、荷役(委託作業員)の雇用が安定する。

2 事業内容

総事業費
360,000千円
事業主体
株式会社島谷水産
実施地区
境港地区
事業規模
・選別室整備(セレクター、15〜20トン/時)
・仕立室整備
・ナノバブル発生機整備
・冷凍保管室整備(C級保管庫)
・汚水処理施設整備(日産処理30トン程度)
補助率
国25,000千円、県25000千円

3 背景

(1)高度衛生管理型市場へ 鳥取県営境港水産物地方卸売市場は、高度衛生管理型市場へと整備が進められており、31年6月には主要施設である陸送上屋、一号上屋が高度衛生管理市場として共用開始される。

(2)鮮魚の安定供給

産地市場の仲買が担う鮮魚の出荷は、時化等による水揚げの多寡に左右されるが、消費地量販店からは安定供給が求められている。
現状では、高鮮度で保存する施設がないため、保管ができず水揚げがなければ鮮魚は出荷できない。
そのため、作業のない日があり、安定した雇用が困難となっているため、作業の平準化が必要となっている。

(3)鮮魚輸出

アジ、サバ等の浮魚類は、アジア、アフリカ圏を中心として冷凍魚が輸出されており、近海物の鮮魚の一部も輸出向けとして価格が上向いている。
商社を通じて福岡空港から台湾に鮮魚を輸出しているが、マダイ、チダイが好評であり、近海物の輸出量を増やしたい。
鮮魚を輸出するためには、適切に温度管理された施設での作業が必要だが、現状では、開放型の上屋で市場から購入した水産物の仕分け作業、出荷作業を行っており、輸出に向けた鮮度管理ができていない。

4 事業効果

現在使用している共同仕立場は開放型であり、温度管理ができないため、新たに閉鎖型の鮮魚高鮮度処理施設を整備することにより、高度衛生化、作業の平準化、輸出促進、雇用促進が可能となる。
  • 島谷水産が扱う水産物は、ほぼ全てが地元境港産であることから、施設整備により境港産水産物の付加価値向上が図られ、流通、小売等を含めた地域の活性化が見込まれる。


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 50,000 25,000 0 0 0 0 0 0 25,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 50,000 25,000 0 0 0 0 0 0 25,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0