現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 教育委員会の「ふるさと・キャリア教育」推進事業〜鳥取大好き!プロジェクト〜
平成31年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育連絡調整費
事業名:

「ふるさと・キャリア教育」推進事業〜鳥取大好き!プロジェクト〜

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教育委員会 小中学校課 指導担当 

電話番号:0857-26-7935  E-mail:syouchuugakkouka@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 4,566千円 0千円 4,566千円 0.0人
4,566千円 0千円 4,566千円 0.0人

事業費

要求額:4,566千円    財源:単県、一部国1/3 

財政課長計上案査定:計上   計上額:2,549千円

事業内容

1 事業目的

 子どもたちを取り巻く環境が急速に変化する時代だからこそ、ふるさとへの帰属意識を高めてアイデンティティ(主体性、自己同一性)を醸成するとともに、子どもたちそれぞれが直面するであろう様々な課題に柔軟かつたくましく対応し、自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現できるような能力や態度を育成していく「ふるさと・キャリア教育」の充実を図る。

2 課題

将来の夢や希望を持つ児童生徒の割合が全国平均より低い
      (1)中学校における「キャリア教育」が一般的な職業を調べる学習や職場体験学習にとどまっており、ふるさとで活躍している企業に関心を持ったり将来の自分の生き方を考えたりできていない現状がある。
    • 地域・社会をよりよくしようとする考えを持つ児童生徒が少ない

      (2)児童及び保護者の鳥取県内における企業についての理解が不十分。肯定的な印象を持つための体験が不足。

      (3)各市町村及び各学校・学年ではそれぞれで取り組まれているが、学校間や学年間のつながりが不十分。

      (4)「キャリア教育」や「総合的な学習の時間」についての教職員の理解が不十分。学習成果をアウトプットする場の設定が不十分。

    • 学校と地域との協働が不十分

      (5)新学習指導要領において「社会に開かれた教育課程」がキーワードとして示され、学校と地域との協働を一層充実させることが求められており、双方向のパートナーシップが求められている。

    • 地域側の核となる人材の不足

      (6)平成27年11月に鳥取県教育審議会答申「今後の生涯学習振興施策及びとっとり県民カレッジのあり方(答申)」において、本県の生涯学習と地域振興を支えるため、地域リーダーやコーディネーターの育成の必要性が示されており、地域側の核となる人材育成が求められている。

3 事業内容

鳥取県における「ふるさと・キャリア教育」の意義を明確にした上で、教職員への周知を図りながら各学校種間で系統的な学びができるようにするとともに、家庭や地域、産業界と連携した取組を推進していく。 (1)「ふるさと企業読本(仮称)」の作成とホームページ掲載(1,080千円)
  • ふるさとで活躍している企業や社会科見学可能な企業の一覧等をまとめた「ふるさと企業読本(仮称)」を作成し、中学校の「ふるさとにおける『キャリア教育』」で使用することで、生徒が地域や地元企業に対する理解を深め、自己の生き方を考えることができるようにする。
   ・使用例
       中学校での職業調べ及び職場体験学習の事前、事後指導等
   ・対象
     1学級の人数分配布 約1,900冊
     市町村(学校組合)教育委員会 20冊
     事務局分 80冊
 
 ※「ふるさと企業読本(仮称)」の情報をホームページ上(教育センターあるいは小中学校課)に掲載
(2)とっとり発 ミリョク発見!親子でおしごと体験ツアー
                                (530千円)
  • 鳥取県にあるいろいろな仕事を見学したり、体験したりすることで、子どもたち自身が働くことの意味ややりがいを知り、自分の将来について深く考えるきっかけを提供する。
    ・対象:小学校4年生以上の児童とその保護者 
      *東部・中部・西部 各10組程度

    ・開催時期:夏季休業中の平日 
      *各1日開催(午前10時から午後4時) 
      *昼食は自己負担

    ・内容:
       東部発、中部発、西部発のバスツアーを実施し、見学又は見学・体験を行う(2社程度) 

(3)教職員を対象とする「ふるさと・キャリア教育」研修会の実施 (240千円)
  • 幼稚園・保育所・認定こども園から高等学校までの「ふるさと・キャリア教育」の系統表を作成し、校種間でつながりのある「ふるさと・キャリア教育」の推進を図る。

    ア 事例等を示した資料の作成
     ・幼稚園・保育所・認定こども園から高等学校までの「ふるさと・キャリア教育」の系統表を作成し、配布。
     ・キャリア・パスポート活用事例等を示した資料を作成し、各学校等に配布。

    イ 鳥取県における「ふるさと・キャリア教育」の意義やキャリア・パスポートについて周知を図るための研修会を実施
     ・対象:小学校教員各学校 1名(希望による)
     ・内容:
      鳥取県における「ふるさと・キャリア教育」の意義の周知
      鳥取県における「キャリア・パスポート」の活用促進


(4)中学校でのトークプログラム(ワークショップ)の実施
(1,896千円)
    • 中学生、大学生、地域の大人の三者が少人数のグループになって人生観や職業選択等について相互に語り合うワークショップを実施し、中学生が地域の人を知る機会を提供するとともに、ふるさとへの愛着が形成されることを図る。

    (5)「鳥取県地域コーディネーター」の養成(820千円)
    • 学校と地域をつなぐ「鳥取県地域コーディネーター」を養成して、地域での社会教育を担うとともに地域全体で子どもの成長を支え、子どもたちの地域への愛着・貢献意識の形成を図る。

    (6)高等学校のふるさと・キャリア教育の推進(既定経費対応)
    • これまで各高校で実施している地域(ふるさと)に関わる取組を、鳥取県における「ふるさと・キャリア教育」のビジョン(系統的な取組)をふまえた取組になるよう推進する。

     ア 各高等学校における「キャリア教育全体計画」の見直し・作成・実施

      ・各地教委(小中学校)の取組を収集し、各高校に情報提供。高校は鳥取県のビジョンや各地教委の取組をふまえて、自校のキャリア教育全体計画を見直し、教育活動を実施。

      ・各高校の計画や実施内容について、学校訪問等の機会を通じて適宜指導助言をおこなう。

     イ キャリア教育指導者研修会の実施

      ・対象:全ての県立高等学校のキャリア教育担当者(各校1名)

      ・内容:鳥取県における「ふるさと・キャリア教育」の意義の周知、鳥取県における「キャリア・パスポート」の作成及び活用等

4 要求額

(単位:千円)
国事業
事業内容
要求額
地方創生推進交付金
(国1/2)
(1)「ふるさと・キャリア教育」に係る補助教材の作成
1,080
(2)親子でおしごと体験ツアー
    報償費、借上バス代、ちらし等作成費
530
(3)「ふるさと・キャリア教育」研修会
    報償費、旅費
240
(4)トークプログラム実施
    ・大学生等旅費 421千円
    ・実施に係る研修等委託 432千円
    ・大学生派遣委託 1,043千円
1,896
学校・家庭・地域連携協力推進事業費補助金
(国1/3)
(5)鳥取県地域コーディネーター養成研修
    報償費、旅費
820
合計
4,566


財政課処理欄


 ふるさと企業読本(仮称)については、高校でも活用するよう検討してください。
 親子でおしごと体験ツアーについては、取組の成果が参加者以外にも広がるよう、取組方法を検討してください。
 中学校でのトークプログラム(ワークショップ)については、モデル的に実施しますので、次年度以降は市町村で実施してください。
 「鳥取県地域コーディネーター」の養成については、現場の意見も踏まえて参加者が集まるようなスキームを検討してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 4,566 1,197 0 0 0 0 0 0 3,369

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,549 660 0 0 0 0 0 0 1,889
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0