1 事業の目的
鳥取県のジビエ活用については、県東部を中心に首都圏への販路拡大等が進み、鹿の利用量が本州一(全国2位)(平成28年度)となるなど、全国的にも先進地として認知されつつある。
一方、平成30年度には新たに2つの解体処理施設が開業しており、県内の生産体制が充実してきているが、新規解体処理施設等における処理技術の向上や販路拡大等が課題となっており、更なる品質の向上等により、販路開拓を進める必要がある。
また、広く県民にジビエの普及を図るためには、ジビエの栄養素等に着目したPRも必要であり、アスリートやスポーツジムとの連携等により「ヘルシーなジビエ」として訴求することで、更なる消費拡大につなげる。
2 事業の内容
項目 | 内容 |
新規開業施設等の技術向上・販路開拓等支援 | 新規開業施設等の処理技術の向上と販路の開拓を支援
・施設管理者と県内料理人の肉質等に係る勉強会
・低利用部位の肉の利用方法の検討 |
ジビエの栄養素に着目したPR | ジビエの栄養素に着目し、アスリートや女性を中心に「ジビエがヘルシーで美味しい」ことをPR
・ジビエの栄養成分等をPRするパンフレットの作成
・アスリート、フードマイスターを招聘 したセミナーの開催
・「ヘルシージビエ」料理試食会の開 催 |
3 事業費の内訳
(単位:千円)
事業内容 | 事業費 |
新規開業施設等の技術向上・販路開拓等支援
◇勉強会とメニュー開発の実施等 | 540
540 |
ジビエの栄養素に着目したPR
◇セミナー開催
・パンフレット作成
・セミナーの開催
・「ヘルシージビエ」料理試食会
| 2,600
400
600
1,600 |
合計 | 3,140 |
4 関係課との連携
○「ジビエの栄養素に着目したPR」については、「〜食のみやことっとり〜おいしい へるしい 大作戦」の一環として、健康政策課、県産材・林産振興課と連携して実施する。
○「〜食のみやことっとり〜おいしい へるしい 大作戦」は、地元の食材を使い、食べて健康になるプロジェクトに部局横断で取り組むことで、県産食材の活用促進を図るとともに、がんなど生活習慣病等の予防に繋げ、県民の「健康寿命」を延伸する取組。
○この取組の中で、関係課と連携し一体的に取り組み、更なるPRの強化を図る。