(1)企業で働きたいという希望を持った生徒は増加してきているが、一方で勤労等に係る経験の不足により自信が持てず、指示待ち傾向の生徒、自己肯定感の低い生徒も見られ、生徒の働く意欲の向上を図ることが必要である。また、企業に対して特別支援学校の生徒のできることをアピールできる場が必要である。
(2)これまでの取組の成果が表れ始め、平成28年度鳥取県の特別支援学校卒業生の就職率は全国平均30.1%に対し鳥取県43.1%となっている。就職するだけでなく、卒業後の職場への適応を確実に進めるためには、在学中からの予防的な取組が必要である。
(3)平成30年4月1日より障がい者の法定雇用率が20.%から2.2%に引き上げにななった。さらに、平成33年4月までには、さらに0.1%の引き上げが予定されている。多くの企業に雇用してもらっているが、新規雇用企業をさらに増やすため、特別支援学校生徒の様子を知ってもらい、働き手として認知してもらえる取組が引き続き必要である。