事業名:
人の成長・学びを支える図書館推進事業
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教育委員会 図書館 情報相談課
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
31年度当初予算額 |
631千円 |
15,082千円 |
15,713千円 |
1.9人 |
0.0人 |
0.0人 |
31年度当初予算要求額 |
631千円 |
15,082千円 |
15,713千円 |
1.9人 |
0.0人 |
0.0人 |
30年度当初予算額 |
1,296千円 |
15,096千円 |
16,392千円 |
1.9人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:631千円 (前年度予算額 1,296千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:631千円
事業内容
1 事業概要
子供の読書推進を図るため、子どもたちに日常接する職員(幼稚園教諭、保育士、学校関係職員、公立図書館職員等)の養成や、市町村図書館児童図書部門の支援を行う。
また、経済的に困窮する家庭や、ひとり親家庭等(以下「サポートの必要な家庭」とする)を、図書館の「資料」や「場」の活用を通じて支援する。 市町村立図書館、学校、支援団体等との連携をさらに進め、図書館の取組みをサポートの必要な家庭に届け、本を読むだけでない「居場所」としての図書館の活用を推進する。
2 課題
・ネットやゲーム利用の低年齢化が進み、本に触れる機会が少なくなり、子どもたちの言葉の力や考える力の低下が問題視されている。
・家庭や保育園等での読み聞かせで絵本に親しんだ子どもも、様々な要因によって学年が上がるにつれて読書離れとなるケースが多い。
・子どもの読書に関わる職員が研修する機会が少なく、本の選び方や読み聞かせのしかたが分からない職員が多い。
・経済的に困窮する家庭と、そこで成長するこどもたちの厳しい生活環境は、大きな社会問題である。
・誰もが無料で使える図書館がサポートの必要な家庭に十分に活用されていない。
3 事業内容
(1)子どもと本をつなぐ講座(継続)
子どものことばや想像力、生きる力を育む本をどう選べばよいか、選書の理論や与える際の具体的方法を学ぶ。(H30〜34の5カ年計画の2年目・県内2会場)
【対象】公共図書館職員、幼稚園・保育所職員、学校関係職員、読み聞かせボランティア等
(2)居場所としての図書館について考える街中ワークショップ(縮小)
県内でサポートの必要な家庭を支援するために活動する方をゲストに招き、図書館の役割について参加者全員で考えるワークショップを開催する。
(3)社会参加につながるボランティアの機会の提供(継続)
一般的な就労が困難な方に対し、就労に向けた準備の一環として、社会参加につながるボランティア機会を提供する。
(4)「図書館=居場所!?」キャンペーン(縮小)
小・中学生、高校生を主な対象として、図書館が居場所であることをPRするポスター・チラシを製作する。
(5)サポートの必要な家庭の現在(いま)を知るための講座(縮小)
県立図書館職員、市町村立図書館職員がサポートの必要な家庭の現状について学ぶ機会を作る。
(6)こども食堂・学習支援団体向け「箱入り本」貸出プロジェクト(廃止)
市町村立図書館を主体として取り組みを進めるため廃止。
4 期待される効果
・公共図書館職員、学校図書館職員等のスキルアップと、子ども読書支援者の連携が図られる。
・子どもたちに日常接する職員がスキルアップし、子どもの本の選び方や手渡し方を学び実践することで、子どもが本の魅力を体得し、読書意欲を高めていく。
・その結果、読書を通して、子どもたちは想像力を豊かにし、読解力や思考力を養い、豊かな感性や表現力を身につけることができる。
・サポートの必要な家庭へのサービスを充実させることで、より多くの子どもたちに必要な本や情報を提供することができる。
5 所要経費内訳
単位:千円 ( )は昨年度
事業概要 | 所要経費 |
(1)子どもと本をつなぐ講座(継続) | (229)
231 |
(2)居場所としての図書館について考える街中ワークショップ(縮小) | (568)
182 |
(3)社会参加につながるボランティアの機会の提供(継続) | (11)
11 |
(4)「図書館=居場所!?」キャンペーン(縮小) | (248)
168 |
(5)サポートの必要な家庭の現在(いま)を知るための講座(縮小) | (58)
39 |
(6)こども食堂・学習支援団体向け「箱入り本」貸出プロジェクト(廃止) | (182)
0 |
合計 | (1,296)
631 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<子ども読書活動推進事業>
・H26年3月、「児童図書研究室」を「子どもの読書応援ルーム」にリニューアル。「学校図書館応援コーナー」と「子どもの読書応援コーナー」を設置。
・H25〜H29「幼児の成長を育む本の講座」(県内2会場ないし3会場)
・H30〜「子どもと本をつなぐ講座」(県内2会場)
・市町村図書館児童図書部門実務担当者会(中部地区開催)
・選書の参考となる新刊児童図書の購入、貸出
・「手話で楽しむおはなし会」をH26年7月から月1回実施
・「おはなし会」「大人も楽しむおはなし会」「えほんのじかん」の毎週実施「鳥取県につたわる昔話を聞く会」の月1回実施
・夏休み企画「わくわくドキドキ!夏休み図書館まつり」→子ども向けの自由研究コーナー、図書館たんけん隊(館内ツアー)、理科あそび、読みメン司書の読み聞かせ等
・図書館見学に訪れる幼稚園・保育園児、小学校児童へのおはなし会
・おすすめ絵本のリスト、テーマ別ブックリストの作成
・市町村等主催の研修会講師派遣等
<図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援事業>
・平成29年度から館内で「サポートの必要な家庭」応援プロジェクトチームを立ち上げ、取組みを開始した。
・図書館を活用した「サポートの必要な家庭」応援について考えるセミナーの開催(東・中・西部県内3か所で開催)
・サポートの必要な家庭の現在(いま)について学ぶ講座の開催(第1回講師:子ども食堂運営者、第2回講師:スクールソーシャルワーカー)
・「図書館=居場所」をPRするチラシ・ポスターの作成・配布
・関連行事への出前図書館(地域若者サポートステーション講演会、DV予防啓発支援員フォローアップ研修、鳥取県子どもの学びの環境等低所得者対策連絡会議研修会)
・図書館で提供できる資料の充実(奨学金情報の収集及び提供、学び直し教材の購入)
これまでの取組に対する評価
・25年度新規事業の「幼児の成長を育む本の講座」と「児童生徒の学ぶ意欲を育てる講座」で、幼児教育・学校教育に関わる職員を対象とした講座を実施した。研修内容が非常に好評であり、また、公共図書館、保育所・幼稚園、学校図書館等立場の違う職員が情報交換もでき、有意義な講座となった。
(参加人数)25年度:147人 26年度:174人 27年度:161人 28年度:132名 29年度:106名
・「手話で楽しむおはなし会」をH26年7月から月1回実施。聴覚障がい者や手話を学びたい人・学習中の人の参加もある。
(参加人数)26年度7月〜3月:165人、27年度:116人、28年度:137人、29年度:117人、30年度(4〜9月):58人
・実務担当者会、選書の参考となる新刊児童図書の購入と貸出等、様々な研修機会を提供し、職員の研修及び県立図書館のサービスの広報に努めてきた。その結果、職員の意欲向上とスキルアップにつながっている。
・利用者向けの行事や図書展示、おすすめ本の紹介など日々の活動が、利用者の増加と親子で本を楽しむことの普及と子育てに読み聞かせを取り入れることの良さの認知につながっている。
・当館のセミナーに参加や協力をいただいたり、出前図書館を実施したりした関係機関・支援団体に図書館の取組みが好意的に受け入れられ、再度の出前図書館の要請や事業の連携につながっている。
・支援団体の方が被支援者に図書館の活用を勧めてくださる事例が生まれている。
・研修や共催事業を通じ、取り組みの意義やサービス方法などが共有できつつある。本事業の開始以降、鳥取市・智頭町・琴浦町の図書館でのこども食堂への本の提供、日吉津村での学習支援団体への本の提供が始まっている。
工程表との関連
関連する政策内容
施策1−(3) 生涯学習の環境整備と活動支援
関連する政策目標
(3)子どもの読書活動の推進
(5)図書館機能の充実
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
1,296 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,296 |
要求額 |
631 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
631 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
631 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
631 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |