これまでの取組と成果
これまでの取組状況
県段階では、生産現場への啓発活動として、テレビ、ラジオによる啓発情報の提供、農繁期の農作業安全運動を展開、死亡事故防止キャンペーンとして農作業安全標語コンクール等を実施した。また、農作業事故の調査・分析をもとに指導者向けの研修を実施し、啓発活動の充実を図った。さらに、県警等との連携向上(農作業事故情報の入手先拡大)により、情報収集体制を強化した。
・地域段階では、平成28年度から市町村を主体とする地域内の面的な啓発活動を強化し、モデル地区の設置による集落内研修の実施、防災無線を活用した注意喚起等、実情に応じた活動を展開した。
・平成29年度は、この地域段階の取り組みをさらに強化するとともに、平成28年春から断続的に再発傾向にある農機具盗難被害に対処するため、あらためて盗難防止活動にも注力した。
これまでの取組に対する評価
・農作業死亡事故は近年最大の6件(平成25年)から毎年減少傾向がみられている。
・ただし負傷事故については依然発生が多いため、事故防止に対する安全啓発の継続が必要である。
・市町を中心とした地域活動の体制も3年目で次第に定着してきている。