これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成26年7月12日から11月3日まで開催した第14回全国障がい者芸術・文化祭とっとり大会では、「障がいを知り、共に生きる」をテーマに、美術・文芸作品の展示や、音楽、演劇、ダンスなど、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加し、楽しみ、感動を共有できる様々な催しを県内各地で実施した。その成果を引き継ぎ、平成27年度以降も以下の取組等を通じて障がい者の芸術・文化活動を引き続き支援した。
・あいサポート・アートインフォメーションセンターの設置
・障がい者アート活動支援事業補助金
・あいサポート・アートとっとり祭
・あいサポート・アートとっとり展
・障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」の支援
また、平成28年3月には、鳥取県が発起人となり、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化プログラムの中で障がい者の芸術文化活動を振興するための「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者の芸術文化活動推進知事連盟」(以下「知事連盟」という。)を設立した。平成28年10月30日(一部は11月1日まで)には、知事連盟のキックオフイベントとして「東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者アートフェスタ2016」を開催し、同知事連盟が行う障がい者の芸術文化振興の取組のスタートを鳥取県が担った。
これまでの取組に対する評価
全国大会を通じて、障がい者の芸術・文化活動が活発化し、社会参加の促進が図られたとともに、県民の障がいに対する理解が促進し、障がいの有無にかかわらず誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)の実現に向けた土台がつくられた。
平成27年度以降においても引き続き障がい者の芸術・文化活動を支援するとともに、平成27年4月に開設したあいサポート・アートインフォメーションセンターでは、県内外の障がい者アートの展示、ワークショップ等により障がい者アートの魅力等を広めることができた。
障がい者と健常者が共につくる劇団「じゆう劇場」は、平成26年度以降県内外で公演を行ってきたが、平成29年度に初の海外公演を行い、じゆう劇場の取組を海外へもPRした。
また、知事連盟に加盟する7府県(愛知県、京都府及び中国地区5県)が参加する「障がい者アート展」(あいサポート・アートとっとり祭の会場内で開催)を開催するなど、知事連盟としての全国連携イベントを開催し、障がい者の芸術文化振興の取組を継続的に行った。
なお、「あいサポート・アートとっとり祭」及び「あいサポート・アートとっとり展」については、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による「東京2020応援文化オリンピアード」の認証を受け、東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化プログラムとしての開催となり、本県の障がい者の芸術文化振興の取組を広くPRすることができた。