現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 地域づくり推進部のアートで花ひらく地域活性化事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

アートで花ひらく地域活性化事業

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地域づくり推進部 文化政策課 文化芸術担当 

電話番号:0857-26-7134  E-mail:bunsei@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算額 62,681千円 16,670千円 79,351千円 2.1人 1.1人 0.0人
31年度当初予算要求額 76,270千円 16,167千円 92,437千円 2.1人 1.1人 0.0人
30年度当初予算額 61,311千円 10,329千円 71,640千円 1.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:76,270千円  (前年度予算額 61,311千円)  財源:国1/2 

一般事業査定:計上   計上額:62,681千円

事業内容

目的・趣旨

 県内あらゆる場所でアートが花開く、創造性と活力に満ちた「アートピアとっとり」を創造するため、文化芸術、工芸、文化財等を活用した地域活性化や観光振興につながる取組、支援を行う。

事業概要

(1)アートを活用したまちづくり事業

【整理】7,998千円(8,831千円)
    (ア)事業の目的
       鳥取県には、美しい自然、落ち着いた制作環境、温かいコミュニティといった、アーティストにとって制作地としての魅力にあふれている。このような魅力のある鳥取県の制作環境を活しながら、アート活動を行う団体を支援し、アートを使った地域活性化に繋げて行く。
    (イ)事業の内容
      1)アートによる地域活性化促進事業補助金
3,498千円(3,331千円)
      地域と連携しながら、アートを使って地域活性化を目指す地域づくり団体の取組を支援
        ・スタート型(333千円上限):6団体
        ・ステップアップ型(500千円上限):3団体

      2)市町村連携型地域活性化拠点事業補助金
3,000千円(4,000千円)
      市町村と連携しながら、アートを使って地域活性化及びアーティストの移住促進を目指す地域づくり団体の取組を支援
        ・3団体

      3)鳥取大学連携型地域活性化事業補助金
1,500千円(1,500千円)
      鳥取大学と連携して、文化関係団体が行うアート活動やアートセンター的な役割を担う拠点を創出する活動に対して支援し、周辺エリア全体で文化芸術の一層の振興を図る。
      
    (2)工芸・アート村推進事業
8,000千円(9,000千円)
    (ア)事業の目的
       国内外のアーティスト等の移住や交流人口の増加により、鳥取の豊かな自然の中で創作活動を行う「アートピアとっとり」を創造するため、複数の作家やアーティストが居住し、活気ある創作活動が行われることで、新たな人と物の流れを生み出す「工芸・アート村」創出の推進を図る。

    (イ)事業の内容
       アートピアとっとりの創造を目指して、地域の魅力を発掘・発信する取組や、その地域に作家・アーティスト等の移住を促す取組に対して支援を行う。また、その取組を通して、鳥取スタイルの「工芸アート村」として、全国に発信できる地域の魅力創出や地域活性化の推進を地元市町村と連携し、促進する。

      1)いなば西郷工芸の郷(鳥取市河原町西郷地区)
4,000千円(4,000千円)
        【団体】西郷工芸の郷あまんじゃく
        【内容】
          ・人間国宝フォーラム ・第4回工芸祭り
          ・西郷ミニフォーラム ・情報発信 等
      2)イトナミダイセンプロジェクト(西伯郡大山町)
4,000千円(5,000千円)
        【団体】こっちの大山研究所
        【内容】
          ・イトナミダイセンプロジェクト
          ・イトナミダイセン藝術祭2019 ・情報発信 等

    (3)舞台芸術拠点創造事業プラスBeSeTo演劇祭
【拡充】48,930千円(43,480千円)

    1)鳥の演劇祭12
30,000千円(30,000千円)
    【目的】演劇祭を通して舞台芸術による文化発信拠点「鳥取」を県内外に大きく発信。
    【団体】鳥の劇場運営委員会
    【内容】
    ・県内外からの招聘劇団による最先端の演劇公演。
    ・地元の高齢者、高校生などと一緒につくる演劇も公演。
    ・鹿野町まち歩き

    2)(新)第26回BeSeTo演劇祭
11,523千円(0千円)
    【目的】東アジアの文化交流拠点「鳥取」を目指す。   【団体】(仮)第26回BeSeTo演劇祭実行委員会
    【内容】
    ・日本・中国・韓国で各年持ち回り開催している「第26回BeSeTo演劇祭」が、H31に日本での開催の順番。H28年度の第23回から、日本の開催主会場が、東京から鳥取県に移行。(2014/4月に日本BeSeTo委員会代表が平田オリザ氏→鳥の劇場代表の中島諒人氏)
    ・鳥の演劇祭とのコラボ開催により、アジア圏のインバウンドを含めた相乗効果による賑わいづくりが期待できる。(H31.10月又は11月の約1か月間を予定)

    3)表現ワークショップ研究事業
   5,000千円(5,470千円)
    【目的】鳥取発モデル事業として演劇の多面的可能性を追求。
    【団体】鳥の劇場運営委員会
    【内容】
    ・演劇の手法を活用した表現ワークショップを、鹿野学園(旧鹿野小・中学校)の全学年及び青谷高校を対象に実施。

    4)鳥劇フリンジプログラム
1,460千円(1,550千円)
    【目的】劇団と地域の劇場等を結ぶ演劇祭の新たな展開。
    【団体】鳥の劇場運営委員会
    【内容】
    ・鳥の演劇祭の開催にあせて、若手アーティスト等に公演会場を提供して演劇見本市的な要素も兼ねたプログラム。

    5)西因幡文化発信・まちなか賑わい創造
947千円(1,460千円)
    【目的】演劇祭にあわせて鹿野のまち全体の賑わいを創出。
    【団体】鳥の劇場運営委員会
    【内容】
    ・演劇をモチーフに四季折々の西因幡地域(鹿野、気高、青谷)の文化的魅力を発信。(発信する魅力の例:文化・歴史、食、自然等)

    6)(廃止)とっとり文化魅力体験メニュー支援事業(鳥取文化魅力発信オリジナルツアー)
0千円(5,000千円)
    【目的】体験ツアーによる県内文化資源の有効活用及び発信。
    【団体】地区DMOへの委託(想定)
    【内容】
    ・県内の魅力あふれる文化資源を素材にしたツアーなどの開発(企画)、発信、実施 等
(4)アートを活用したまちなか賑わいモデル事業
【新規】5,390千円(0千円)
    (ア)事業の目的
     鳥取市の中心市街地においては、空き店舗の増加など商業機能のドーナツ化が顕著である。
     年間約32万人が利用する「とりぎん文化会館」をはじめ、県立図書館、県立公文書館、鳥取市民会館、わらべ館などの文化施設や病院、学校、商店街などが集積している。これらの施設や組織と中心市街地との連携等により、「まちなか」の賑わいを創出する。

    (イ)事業の内容

     とりぎん文化会館及び周辺施設・組織と連携した賑わいづくりに取り組むとともに、とりぎん文化会館の中庭周辺部の水路の一部にウッドデッキを敷設し、施設の安全性を高めるとともに、県民の文化拠点として改修して活用する。


    (5)地域とつなぐアート・コンシェルジュ事業
【新規】4,959千円(0千円)
    (ア)事業の目的
     文化芸術を観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業等、関連分野の施策と連携させて新たな価値の創出し、生み出された価値を文化芸術の継承・発展・創造に活用していくという主旨の法改正等を受け、本県においても、中長期計画となる「アートピアとっとり行動指針」を平成30年度中に策定。関連分野との連携を図りつつ、アートを活用した地域づくりやアートを支える人づくり等の取組をより一層推進していくための基盤を整備する。

    (イ)事業の内容
    1)専門人材の配置
     文化政策課内に、アートを活用した地域活性化事業に対して専門的な知識や経験を持った人材を配置。地域に合った活動が展開されるよう以下の機能を持たせ、定期的に各地区で相談会を開催。また、第一線で取組んでいる方を講師に招いた講演会を大学等と連携して企画する。
    <専門人材の機能>
    ○アートを活用して地域活性化を行う団体の支援機能
    ○アートと地域とをつなぐコーディネーター機能等

    2)アートに関する情報集約・発信基地の整備
     アートに関する人材・活動団体・活動場所(拠点)等の情報をデータバンク化。地域の要望や活動者からの相談等に総合窓口として対応する。また、動画やSNS等、新たな情報ツールによる効果的な情報発信を進める。

    (ウ)所要経費
    区分
    要求額
    (千円)
    内容
    人件費
    3,639
    非常勤職員報酬、共済費、視察旅費
    相談会等経費
    320
    公用車使用料、会場使用料
    講演会経費
    120
    講師謝金、旅費、会場費
    情報発信経費
    880
    ホームページ制作委託料等、パソコンリース料



    (6)事業実施効果(経済波及効果等)検証経費
【新規】993千円(0千円)
    (ア)事業の目的
     事業実施による地域活性化への効果検証を行う。

    (イ)事業の内容
     事業実施について専門家(地元大学又はシンクタンク)による客観的な経済波及効果等の計測及び検証を行うための費用。(財源となる文化庁補助要件)


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

■アートを活用したまちづくり事業(旧アートを活かした地域活性化事業)
・平成24年度から鳥取県アーティストリゾート推進組織育成事業により、アートを使った地域活性化、アーティストの移住を目指す地域団体の取組を支援してきた。
・平成26・27年度には「鳥取藝住祭」を開催し、県内全域の様々な地域でアートを使った地域活性化、アーティストの移住を目指す地域団体の取組が行われるようになり、県外にもこの取組が知られるようになった。
○平成28年度以降は、本県の魅力ある制作環境を活かしながら文化芸術活動を行う地域づくり団体等の取組を支援している。

■工芸・アート村推進事業
・複数の作家やアーティストが居住し、活気ある創作活動が行われることで新たな人と物の流れを生み出す「工芸・アート村」の創出・推進を図る地元団体の取組を支援しており、これまでに鳥取市河原町西郷地区、鳥取市鹿野町、大山町に工芸・アート村が誕生している。

■舞台芸術拠点創造事業
・鳥の演劇祭は、平成20年度の第1回を皮切りに、平成30年度で第11回目を迎えた。平成30年度は、鳥の劇場と地元まちづくり団体等が連携して実施する「鳥の劇場11」の開催及び県内の小・中学校と高校における演劇の表現力を学ぶワークショップ(授業)の開催等を実施している。

これまでの取組に対する評価

■アートを活用したまちづくり事業(旧アートを活かした地域活性化事業)
・文化芸術活動を通しての県内外の交流の切っ掛けとなり地域活性化に寄与するとともに、クリエイティブ人材の来県が盛んになり、交流人口の増加に寄与している。

■工芸・アート村推進事業
・鳥取市西郷地区では、若手陶芸作家が移住し、地元が一体になって盛り上がりを見せている。大山町では、年間を通して、ワークショップ等のイベントを開催し、アーティスト受入体制の整備を行っており、若手のクリエイティブ人材が集まる様相を見せている。

■舞台芸術拠点創造事業
・鳥の演劇祭は、NPO法人鳥の劇場と地元まちづくり団体等が一丸となって地域活性化に寄与している。また、県民が国内外の優れた作品を身近な場所で鑑賞できる貴重な機会となるとともに、「週末だけのまちのみせ」や「わったいな祭」との相乗効果により、舞台芸術を通した文化芸術の拠点として県内外に広くPRできた。

財政課処理欄


 アートによる地域活性化促進事業の件数を精査しました。舞台芸術拠点創造事業プラスBeSeTo演劇祭における鳥劇フリンジプログラム及び賑わい創造は平成30年度限りとします。アートを活用したまちなか賑わいモデル事業におけるとりぎん文化会館中庭周辺部整備事業については今後の活動においてその手法等を継続検討してください。地域とつなぐアート・コンシェルジュ事業については、文化政策課の職員により対応してください。なお、工芸・アート村推進事業については、平成31年度のサマーレビューで検討します。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 61,311 55,645 0 0 0 0 0 0 5,666
要求額 76,270 30,496 0 0 0 0 0 9 45,765

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 62,681 27,996 0 0 0 0 0 0 34,685
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0