現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 農林水産部の米子市弓浜地区荒廃農地の再生活用推進事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:農地総務費
事業名:

米子市弓浜地区荒廃農地の再生活用推進事業

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農林水産部 西部農林局 農林業振興課 

電話番号:0859-31-9650  E-mail:seibu_nourin@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算額 1,185千円 2,381千円 3,566千円 0.3人 0.0人 0.0人
31年度当初予算要求額 1,185千円 2,381千円 3,566千円 0.3人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 3,780千円 2,384千円 6,164千円 0.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,185千円  (前年度予算額 3,780千円)  財源:国庫、単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,185千円

事業内容

1 事業の必要性と目的

(1)米子市の荒廃農地は約91ha有り、内約61haが弓浜地域に集中している。

    (2)荒廃の主因は、狭小農地(5a前後)、農道未整備及び、相続手続き未了である。

    (3)夜見町、富益町を中心としたエリアでは白ネギ、ニンジンを中心として県内でもトップレベルの人数の若手農業者が育ちつつ有るが、優良農地の確保が進んでいない現状がある。

    併せて、規模拡大を指向する農家では、保有している機械施設の能力アップを要望している。

    (4)他方、国では、相続手続き未了農地の権利設定の要件緩和が第196回国会で成立し、現在周辺法の整備中であり、農地流動化を進める方向である。

    (5)米子市と協同し、農地中間管理事業を初めとする各施策を活用して、未相続農地を含む荒廃農地を筆あたり10〜30a区画の優良圃場に整備し、担い手に集積することで、産地育成を加速化させる。

2 事業内容

農地中間管理事業、弓浜地区の荒廃農地解消と特産物の育成、担い手作りを一体的に進める。
要求額:1,118千円 
事業期間:H30年度〜H32年度

(1)荒廃未相続農地を中心とした候補地選定
単県【要求額27千円】
事業内容・荒廃農地再生利用調整会議の新設と現地確認
・白ねぎ、にんじん、芝に適した圃場を調査し、担い手(※)に対して、各作目の好適圃場を紹介し、担い手間の利用調整と地権者とのマッチングを行う。

構成員:米子市。JA西部。西部農林局。担い手育成機構、地元農業者、米川土地改良区等。
農地中間管理事業推進員(米子市)が中心となり調整。
補助対象地元中核農業者会議出席謝金
事業主体米子市
補助率県1/2、市1/2
※担い手
JA西部白ねぎ生産部。
JA西部にんじん生産部。
芝生産者

(2)白ねぎ・にんじん等に適した荒廃農地再生整備を実施  
 マッチング出来た圃場について、雑物除去、天地返し、整地、土壌改良等をセットで実施し、担い手がすぐに入れる圃場を作る。

単県【要求額610千円】
※国事業(公共:農地耕作条件改善事業等)活用部分(事業費7,800千円)は別途要求

事業内容白ねぎ・にんじん等に適した再生整備を支援
補助対象土壌消毒、排水対策
※国事業活用:雑物除去、造成整地、天地返し、堆肥、土壌改良等
事業主体米子市
補助率県1/2、市町村1/2
※国事業活用:国1/2、県1/4、米子市1/4
(3)弓浜地区荒廃農地活用白ねぎ等振興対策
一部国費【要求額548千円】
事業内容弓浜地区において荒廃農地を活用して規模拡大を指向する担い手農業者の機械等の導入を支援
補助対象
    定植機、収穫機。根葉切り機、発芽機、フレールモア、土壌消毒器、剪葉機、管理機、育苗ハウス 等
事業主体米子市
補助率産地パワーアップ事業対象(※):
国基金1/3、県1/6、米子市1/6、農業者等1/3
〃対象外:県1/3、米子市1/3、農業者等1/3

(※)産地パワーアップ事業の対象の機械は同事業リース事業を活用(概ね1/3)し、末端補助2/3になるよう県と市が等分に負担

3 関連事業

(1)平成32年度から富益地区の荒廃農地を含む約14haを県営ほ場整備予定
  • 平成30年度地元調整、平成31年度事業計画策定、平成32年度から35年度事業実施
(2)荒廃未相続農地の詳細確認
米子市:農地中間管理事業。農業委員会補助金
米子市農業委員会と農地中間管理事業推進員(米子市)が中心となって進める以下の業務
  • 未相続農地の権利者確認
  • 地権者の貸付意思確認
  • 面的整備による大区画化の同意

(3)戦略的園芸品目(白ねぎ)総合対策事業
(4)米子砂丘にんじん元気UP地域連携プラン(県がんばる地域プラン事業)
(5)米子市弓浜地区人農地プラン
(6)鳥取芝ブランド化生産振興事業 等

4 事業効果

長年の地域・政策課題の解決に向けて、県と米子市が共同して取り組む具体のモデルケースとなる。

  • 若手農者等の経営発展と白ねぎ、にんじんを中心とする生産振興や産地活性化につながる。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1 現状
当初のスキームでは、まず担い手(白ネギ、ニンジン、芝)の生産者をターゲットにして、その担い手が面積拡大を行いたい圃場をターゲットとして、軽微な圃場整地を行い、併せて産地パワーアップ事業(国)を活用して規模拡大のために必要な機械の導入を支援することとしていた。
しかし、実際に推進を開始すると、産地パワーアップ事業を実施するために、産地パワーアップ計画を策定する際に、国事業の要件である、西部農協全体の販売額10%アップ等の条件を満たすようなエリア設定の検討、策定する団体(JA)の同意取り付けが難航し、JAによる農業者への事業要望等のアンケート調査が10月にようやく終了したところである。
 このため、事業のスタートが遅れてしまっている現状。
農地の選定についても、担い手の特定が困難であることが認識された時点で方針変更し、農地の候補選定を先行し、それをもとに担い手と結びつける形に切り替えて進めているところ。

2 課題及び今後の計画
@荒廃農地利用調整協議会
担い手をターゲットにした農地選定は実現困難であったことから、8月頃より、条件不利農地の情報からアプローチして、候補地を策定する方向性に切り替え、関係機関で選定の下調べを行っていたところ、8月に、弓浜地区で分散して農地を借り入れていた大規模法人が、効率的に営農するために、数haの農地を解約する方針を表明されたため、この農地の内、そのまま使える30a程度の圃場はそのまま新しい担い手に使用していただくが、小規模圃場や、荒廃地が隣接しているエリアは、農業委員会、農林課が中心となって、圃場の位置確認、地権者への隣接地との集約の意向確認を経て、本事業を活用して集約し、白ネギの担い手に活用をオファーしていく。
第1回の調整会議は11月上旬を予定。
A白ネギ・にんじん等に適した荒廃農地再整備実施
国事業は交付決定済み。@で抽出した圃場について、年内に着工する見込み
B 弓浜地区荒廃農地活用白ネギ等振興対策
国の産地パワーアップ計画承認後に事業実施予定(11月以降)

これまでの取組に対する評価

担い手選定型の推進が国事業の関連で遅延したため、土地選定型への切り替えにより年度内執行を進めており、地元への米子市と県による取り組み状況をPRする効果は一定の成果があるが、実態の推進に経っていない。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,780 0 0 0 0 0 0 1,186 2,594
要求額 1,185 243 0 0 0 0 0 0 942

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,185 243 0 0 0 0 0 0 942
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0