現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 観光交流局のとっとりスタイルエコツーリズム(アウトドアツーリズム)普及推進事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

とっとりスタイルエコツーリズム(アウトドアツーリズム)普及推進事業

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観光交流局 西部地域振興局 西部観光商工課観光担当 

電話番号:0859-31-9629  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算要求額 29,122千円 11,907千円 41,029千円 1.5人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 92,265千円 10,329千円 102,594千円 1.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:29,122千円  (前年度予算額 92,265千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

 これまでスポーツツーリズム「サイクリングリゾート」推進事業等での取り組みによる蓄積及びネットワークを活用し、「とっとりスタイルエコツーリズム」の一端として、スポーツ・アウトドア環境の整備とともに幅広く内外にPRするための情報発信を行い、多くの方々に来訪いただき満足いただけるような地域を目指す。

2 事業内容

(1)アウトドアネットワークの活用

    県西部地域では、全日本トライアスロン皆生大会(S56開始)、わかとり国体(S60)を契機に、各種スポーツ団体が誕生、大会運営等での協力体制が図られている。種目の垣根を超えた協力・連携関係を資産とみなし、この関係を積極的に生かし、県西部地域をアウトドアツーリズムの聖地としてPRするため、県外誘客を目指す同ネットワークの新たな取り組みを支援する。
    内容アウトドアツーリズム商品企画支援
    ダウンヒルサイクリングやラフティング、ライフセービングなど当地域で実施できるスポーツアクティビティと、各種アウトドアスポーツへのファーストタッチの場としての体験会とセットにしたモニターツアーを実施、アウトドアスポーツ及び当地のファン、リピーターの増強を図る。
    ○実施主体:鳥取県アウトドアスポーツ協議会等、補助率:定額、補助額:500千円
    要求額500千円 新規


    (2)アウトドアツーリズムイベント開催支援
    全日本トライアスロン皆生大会 [継続] (H11〜)
    補助率
    要求額
    他の支援状況
    H30予算額
    定額
    5,000千円
    米子市 5,000千円
    5,000千円
    トライアスロン国内発祥大会。皆生を泳ぎ、大山山麓を自転車で駆け抜け、白砂青松の弓ヶ浜半島を走り抜ける国内の代表的な大会

    ○実施主体:皆生トライアスロン協会

    皆生・大山SEA TO SUMMIT [継続](H21〜)
    補助率
    要求額
    他の支援状況
    H30予算額
    定額
    1,000千円
    大山町 1,000千円
    米子市 300千円
    1,000千円
    当地皆生・大山を発祥の地として国内外に広がりを見せるスポーツツーリズムを象徴する大会。日野川河口から日本海をカヤックで漕ぎ、大山博労座まで自転車で駆け上がり、大山山頂までの登山を行いながら、自然環境の大切さを感じる環境型スポーツイベント

    ○実施主体:皆生・大山SEA TO SUMMIT実行委員会

    弁慶ライド[継続](H30〜)
    補助率
    要求額
    他の支援状況
    H30予算額
    定額
    500千円
    島根県 500千円
    中海宍道湖市長会 500千円
    1,000千円
    弁慶伝説にゆかりのある中海宍道湖大山圏域を周遊するサイクリングイベント。200kmを超える距離と、最後に壁のように立ちはだかる大山寺までの急登が特徴の非常にハードな設定により、宿泊需要を喚起し、地域振興に貢献できる大会として大山開山1300年祭の貴重なレガシーとなっている。島根県、市長会と連携した支援を行う。

    ○実施主体:弁慶ライド実行委員会

    中海オープンウォータースイム[継続](H27〜)
    補助率
    要求額
    他の支援状況
    H30予算額
    定額
    500千円
    米子市 500千円
    500千円
    泳げる中海の周知を図る環境イベントとしてスタートし、日水連日本選手権予選として重要な大会に位置づけられるまでに成長したことで、県外からの参加者が7割を占める。来年度環境政策課からスポーツ振興課に所管を変更する予定の米子市とともに、東京2020、マスターズ2021に向けたスポーツへの関心の高まりと、中海米子港周辺のウオーターフロントの観光面での利活用により、皆生だけではない重層的なアウトドアツーリズム素材の宝庫として圏域の認知度を引き上げる。

    ○実施主体:中海オープンウォータースイム実行委員会

   


(3)環境整備
・弓ヶ浜コース全線開通に向けた整備(安全標識、看板設置)
内容弓ヶ浜コースの全線開通に向けた看板設置及び既存施設を活用した皆生海岸ルートを他工区の水準に合わせた安全標識等を設置。
要求額8,014千円 新規(H29予算額:78,672千円)

・弓ヶ浜サイクリングコース維持管理
内容・H28に供用開始した皆生海岸ルート及びH30供用予定の夢みなと工区に掛かる巡視・清掃・土砂撤去・除草、不法投棄物撤去等
・損害賠償責任保険加入に係る費用
・沿線住民の愛着関心増進のため、グループミーティング等を開催、住民参加型の美化活動支援
要求額6,608千円 継続(H29予算額:5,593千円)

・レンタサイクル拠点整備 
内容弓ヶ浜コースの始終点である竹内南地区(境港市)が、貨客船ターミナルの開業(H31末竣工予定)により、国際定期便やクルーズ船の就航等新たな観光の玄関口となることから、観光客等に当地をアウトドアの聖地としてPRを図るレンタサイクル事業拠点の整備を実施する地域団体を支援する。

○実施主体:地域団体(民間事業者)、補助率1/3、補助額2,000千円

要求額2,000千円 新規

サイクリングコース供用開始イベント実施
内容31年6月に予定されている弓ヶ浜コース(夢みなとタワー―米子市和田町間)のサイクリングコース部分供用開始及び32年3月の全線開通にかかるお披露目及び関連イベントを段階実施し、国内外の周知を図る。
【想定イベント】
・部分開通イベント(6月)
 鳥取県サイクルマラソン(県サイクリング協会主催)やウオーキングイベントを開業にあわせて招致。
・全線開通イベント(32年3月)
 開通式典(韓国・ロシア等DBS航路・交流関係先を招待)
イベント2500千円×2回(ゲスト招致、メディア、海外誘客経費)
要求額5,000千円 新規(臨)

3 背景

 県西部地域は、海にも山にも約30分でいけるとともに、皆生温泉という温泉地を有する、日本でも稀有な地であり、鈴木スポーツ庁長官からは「大山を臨む自然環境自体が大きなアリーナである」という評価をいただいた地である。
  さらに域内では、グランピング施設やシーカヤック、SUPなど新たな楽しみを提供する施設の開業やアクティビティの体験プログラムが提供される、さらにはDBSを利用した韓国からのサイクリングツアーの増加など、スポーツツーリズムの受入環境が整いつつある。
これまでスポーツツーリズムの聖地として内外にPRしてきたが、近年のアウトドアブームの中、健康・自然・癒しなどをメインにした、スポーツツーリズム、エコツーリズム、ヘルスツーリズムのすべての要素を有するとっとりスタイルエコツーリズムとして打ち出していく必要がある。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(1)アウトドアネットワークの活用
 ・アウトドアスポーツフェスタ(H25〜、H30荒天中止)
(2) H30アウトドアツーリズムイベント開催支援
 ・第38回全日本トライアスロン皆生大会(7/15開催)
 ・皆生・大山SEA TO SUMMIT 2018(5/19,20開催)
 ・弁慶ライド2018(7/1開催)
 ・中海オープンウォータースイム2018(6/23,24開催)
(3)環境整備
 H26 中海周遊コース路面標示、コースマップ作成
 H26 県内コンビニのダイジョウブシステム(サイクルポート)を整備
 H26〜28 弓ケ浜コース皆生工区整備工事、供用開始(H28.9.26)
 H29〜30 弓ケ浜コース夢みなと工区設計・工事
 


 

これまでの取組に対する評価


(1)アウトドアネットワークの活用
・アウトドアスポーツフェスタは、アウトドアスポーツの当地の裾野拡大、後継者育成イベントとして競技団体、参加者両面から高い評価を得ている。
・異なる種目の競技団体同士がトライアスロン等スポーツイベントの長年の実施運営の積み重ねで生まれた協力体制で成り立つ全国的にも珍しい取り組み。この関係性を活用して、当地のアウトドアツーリズムを維持発展させたい。
(2)アウトドアツーリズムイベント開催支援
 ・トライアスロンとSEA TO SUMMITは本県西部地域が発祥の地で、注目度の高い大会。毎回全国各地から応募があり、当地をスポーツ観光の適地としてのPR及び誘客を力強く牽引。SEA TO SUMMITはH29は12大会実施。海外でも米国セイラム市で姉妹大会が開催された。H30には更に増加予定で当地で生まれた大会コンセプトが国内外に広がりを見せている。

・中海オープンウォータースイムについて、H28からポイントランキング式のサーキット大会として始動。また、日本選手権出場枠を設けていることから、県外からの参加が過半数を占めた。大会認知の広まりにより、さらなる発展、県外集客が見込まれる。

(3)環境整備
・スポーツツーリズムの先進地として評価され、H26年11月に境港〜皆生〜大山のコースがジャパンエコトラック協議会から全国第1号コースとして認定された。
H26から整備を行っていた「白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース」が一部区間完成し、「皆生海岸ルート」として供用を開始した。
 日本海及び大山等の景観を楽しみながらゆったりとサイクリングできる初級者向けコースとして、コグステーションと合わせて、皆生温泉の新たな楽しみ方の一つとして滞在時間の延長など、観光誘客の拡大が期待される。H29には弓ヶ浜工区、夢みなと工区もそれぞれ工事着工、設計を実施し、H31年度末の全線供用開始に向けて着実に実施している。

工程表との関連

関連する政策内容

○エコツーリズム・スポーツツーリズムの推進

関連する政策目標





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 92,265 0 0 0 0 58,000 0 21,000 13,265
要求額 29,122 0 0 0 0 0 0 0 29,122