1 概要・目的
鳥取県と韓国江原道及び中国吉林省の3地域により、相互の産業技術発展に寄与できる共同研究開発等の増進を図ることを目的として、北東アジア産業技術協力協定を締結しており、平成20年度から北東アジア産業技術フォーラムを各地域持ち回りで開催している。第9回は鳥取県で開催する。
2 これまでの経緯
(1)2006年、2007年「北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット」に於いて、産業技術分野の交流を推進することを合意。
(2)2008年10月韓国江原道において「第1回北東アジア産業技術フォーラム」を開催。江原道、吉林省、鳥取県の3者間で「産業技術交流協力協定書」を締結。
≪協定書に記された優先協力課題≫
生命工学(BIO)、情報通信(IT)、電子医療機器、新素材、人的交流、各地方政府の研究試験機関間の共同研究事業
(3)第2回は2009年に吉林省で開催の予定であったが、鳥インフルエンザにより延期。
(4)翌2010年10月27日吉林省で開催予定であったが、日程の調整がつかず再度延期。
(5)2011年7月吉林省で第2回フォーラムを開催。
(6)2012年5月鳥取県で第3回フォーラムを開催。
(7)2013年9月江原道で第4回フォーラムを開催。同時期に開催した江原医療機器展示会に鳥取県ブースを出展。
(8)2014年は、吉林省で開催予定であったが延期。
(9)2015年9月吉林省で第5回フォーラムを開催。
(10)2016年9月鳥取県で第6回フォーラムを開催。
(11)2017年9月江原道で第7回フォーラムを開催。
(12)2018年9月吉林省で第8回フォーラムを開催。
4 事業内容
「第9回北東アジア産業技術フォーラム」開催計画
【開催時期】 2019年10月中旬〜11月中旬
【場所】 鳥取県内(米子コンベンションセンター、県内研究施設、企業等)
【出席者】 約100名(鳥取県84名、江原道8名、吉林省8名)
【テーマ】 未定 ※協定書に定める協力優先分野を踏まえ、今後、江原道及び吉林省と調整のうえ決定する。
【日程】 1日目:出迎え、視察、歓迎レセプション/2日目:フォーラム、視察/3日目:視察、帰国
5 所要経費 4,014千円(773千円)
・委託料(通訳):1,179千円
・費用弁償(国際交流員):84千円
・特別旅費(県内発表者等):42千円
・食糧費(歓迎レセプション他):490千円
・消耗品費(看板他):135千円
・土産費:118千円
・印刷製本費(配付資料、チラシ他):235千円
・役務費(資料翻訳他):1,264千円
・使用料及び賃借料(会場、バス借上他):467千円
【経費負担】
第1回フォーラム開催時に、3地域の合意により、次のとおり経費負担区分を決定した。
<開催国>
フォーラム進行経費、食事代(朝食を除く)、交流会費(食糧費含む)、国内交通手段提供
<参加地域>
往復航空券、宿泊費及び朝食費
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成18年、北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットにおいて、3地域間で産業技術分野の交流を推進することに合意。
・平成20年10月、江原道において第1回北東アジア産業技術フォーラムを開催し、江原道、吉林省、鳥取県の3者間で産業技術交流協力協定書を締結。
≪その後の動き≫
・平成20年11月鳥取大学と延世大学の医学部間で連携協定を締結。
・平成22年6月江原テクノパークと(公財)鳥取県産業振興機構が交流協定を調印。
・平成23年7月、第2回フォーラムを吉林省で開催。
・平成24年5月、第3回フォーラムを鳥取県で開催。
・平成25年9月、第4回フォーラムを江原道で開催。
・同時開催の江原医療機器展示会に県内企業が出展。
・平成27年9月、第5回フォーラムを吉林省で開催。
・平成28年1月、(公財)鳥取県産業振興機構と韓国・原州医療機器テクノバレーとの間で相互 技術協力協定書を締結。また、県内企業と原州企業間でも技術交流に関する覚書を締結。
・平成28年9月、第6回フォーラムを鳥取県で開催。
・平成29年9月、第7回フォーラムを江原道で開催。
・平成30年9月、第8回フォーラムを吉林省で開催。
これまでの取組に対する評価
・過去8回にわたるフォーラムから様々な分野での連携・共同研究等が生まれており、県内産業および北東アジア地域の産業発展に寄与している。