事業概要
背景
(1)千代水車両基地は、元々国土交通省が昭和55年に整備したものを後に県が取得したもので、車庫(上屋)については除雪車28台分の格納能力がる。
ところで、鳥取県土整備事務所においては除雪車等の特殊車両を69台保有しているところであり、千代水市車両基地の車庫ですべての保有車両を格納できない。このため、一部は、鳥取市伏野の伏野排水ポンプ基地、鳥取市正蓮寺の県道高架橋下、千代水車両基地の敷地内に青空保管しているところである。
特殊車両については、昨今の予算状況や車両価格が高価なことから車両更新もままならず、耐用年数以上に使用していかなければならない状況となっている。そのため、車両を適正に管理する必要があり、屋根付きの車庫の整備が急務となっている。
(2)凍結防止剤の散布業務については、一袋500kgの凍結防止剤を散布車に充填するが、この作業にはホイストクレーンが必要である。現在は、鳥取市伏野の排水ポンプ場格納庫において行っているが、元々、凍結防止剤散布業務用の施設ではないため、広さが十分でないことや、積込作業が業者間で重なることがあること、また位置的に鳥取県土整備事務所管内のはずれにあるため非効率となっている。このため、凍結防止剤散布業務に対応可能な、天井の高いホイストクレーン付きの施設の整備が必要であり、千代水車両基地内に車庫増設に合わせて整備し業務場所を分散することが必要である。
事業費
1 車庫増築(鉄骨平屋建 756平米) 229,749千円
2 既存車庫の耐震補強 28,099千円
整備計画
区分\年度 | H31 | H32 | H33 | 計 |
車庫増築 | 12,950 | 216,799 | 0 | 229,749 |
耐震補強 | 0 | 3,475 | 24,624 | 28,099 |
計 | 12,950 | 220,274 | 24,624 | 257,848 |