１ 事業概要
（１）「鳥取県立二十一世紀の森」（森林部分を除く）の保守管理及び運営に必要な経費
（２）県の森林・環境教育、木材利用促進、木育の推進拠点を整備し、木を使い森を育てる機運の醸成を図るための、施設の改修や備品等の購入を行う。森林環境譲与税（仮称）の税収を一部活用。
２ 一般要求整理結果
森林環境譲与税（仮称）関連事業は法律の内容が明らかになってから検討する。⇒上記１の（２）施設の改修等費用についてゼロ。
【調整要求理由（要求の変更点）】
○森林環境譲与税（仮称）活用額の増額
・二十一世紀の森施設整備を県の森林環境教育・木育・木づかいの国情報発信などを担う拠点整備事業として森林環境譲与税（仮称）事業とし、税の活用額を増額した。（5,000千→10,252千）
○森林学習展示館レイアウト変更に伴う追加要求
・先の要求では、壁紙の張替等主に施設の修繕にかかる要求であったが、指定管理者の事業計画をもとに、有識者との意見交換を経て学習展示館のゾーニングを検討した結果、新たなレイアウト計画がまとまったため改修予算を追加要求。
○当初予算で要求する理由
・平成３１年度から指定管理者による管理が開始することになっており、指定管理者の事業計画にそった事業実施のためにできるだけ早期の施設改修が望まれる。
・エアコン設置を含む森林学習展示館の改修は、夏場に間に合うよう一体的に実施する必要がある。
３ 調整要求内容
目的 | 内容 | 備考 |
| 森林学習展示館の環境整備による利用者の利便性向上 | ・森林学習展示館の壁及び天井補修、エアコン設置等
・大型サインの設置 | 復活 |
| 多様な木工製作体験による木材利用の理解促進 | 林業技術工芸実習館の木工機械等の購入 | 復活 |
| 木育ゾーンの新設、既設の展示物をテーマ別に組替えることによる森林・環境教育の推進 | 森林学習展示館のレイアウト変更 | 追加 |
| 木質バイオマスの普及啓発 | ペレットストーブ２台及び天井扇２台の設置 | 追加 |
| 森林・林業や木材利用に興味を持つためのきっかけづくり | 屋外体験ゾーン（ピザ窯及び周辺設備）の整備 | 追加 |
| これからの森林整備や林業技術への理解促進 | 実習館２階をオーストリア林業や林業技術交流について紹介するコーナーとして活用。老朽化した床材を補修。 | 追加 |
| 安全対策 | 転落防止柵の設置 | 追加 |
４ 調整要求額
（単位：千円）
項目 | 当初要求額 | 査定額 | 調整要求額 | 財源 |
| 指定管理委託料 | ８，５９４ | ８，５９４ | ０ | 一財 |
| （１）森林学習展示館改修・環境整備【計】 | ９，３６４ | 【ゼロ】 | ９，３６４ |  |
（内訳）
壁補修・学習コーナー窓スクリーン更新 | ２，７２０ | ０ | ２，７２０ | 譲与税 |
| 照明器具の更新 | １，４４０ | ０ | １，４４０ | 譲与税 |
| 大型サイン等設置・既設看板の取替 | ２，３９５ | ０ | ２，３９５ | 一般財源 |
| エアコン設置 | ２，８０８ | ０ | ２，８０８ | 一般財源 |
（２）備品購入
（林業技術工芸実習館木工機械等）【計】 | １，７８１ | 【ゼロ】 | １，７８１ | |
（内訳）
木工機械 | １，６１１ | ０ | １，６１１ | 譲与税 |
| 大型モニタ― | ６０ | ０ | ６０ | 譲与税 |
| DVDプレイヤー | １０ | ０ | １０ | 譲与税 |
| 書籍 | １００ | | １００ | 譲与税 |
| （３）森林学習展示館レイアウト変更に伴う改修 | ０ | ― | ２，７８６ | |
（内訳）
森林ジオラマ改修 | | | １，１６１ | 譲与税 |
| 展示物の移動 | | | ５２７ | 譲与税 |
| 天井仕上げ | | | ２８１ | 譲与税 |
| イベント用スクリーン | | | ８１８ | 譲与税 |
| （４）ペレットストーブ及び天井扇設置【計】 | ０ | ― | １，５２４ | |
（内訳）
ペレットストーブ | | | １，４５２ | 譲与税 |
| 天井扇 | | | ７２ | 譲与税 |
| （５）屋外体験ゾーン【計】 | ０ | ― | ４，１８２ | |
（内訳）
ピザ窯 | | | ３０７ | 一般財源 |
| 木製スロープ | | | ３，８７４ | 一般財源 |
| （６）実習館２階床改修【計】 | | | ２，０７２ | |
（内訳）
実習館床補修 | | | ２，０７２ | 一般財源 |
| （７）転落防止柵設置【計】 | | | ４，０２６ | |
（内訳）
転落防止柵設置 | | | ４，０２６ | 一般財源 |
合 計 | １９，７３９ | ８，５９４ | ２５，７３５ | |
※上表で財源を譲与税としているものについては当初予算要求時は一般財源とし、基金条例の成立後に基金へ振り替える。