1 事業目的
本年5月、川崎市において、登校中の児童等が殺傷された大変痛ましい事件が発生したことを踏まえ、登下校中の子どもの安全確保、被害防止の取組を進める。
2 事業概要
(1)見守りボランティア活動時の防犯物品普及事業 [新規] 2,182千円
見守り活動時において、危険が迫っていることを周囲の人に知らせ、また活動中であることをアピールする防犯物品として、活動団体に「防犯ブザー」、「防犯タスキ」を支給する。
ア 防犯ブザー
支給対象 | 通学路の見守り活動を行っている防犯ボランティア・学校支援ボランティア団体 |
支給団体数 | 175 団体 |
支給数 | 1,010 個
(50人未満の団体は5個、50人以上の団体は10個とする。) |
効果 | 〇ブザーを鳴らして大きな音で、周囲に危険を知らせ、すぐに逃げる行動や注意意識の向上につなげる。(防犯標語「いかのおすし」実践のための補助物品として活用)
〇大きな音で、不審者の注意をそらし、行動を抑制する。 |
要求額 | 1,111 千円
1,010 個×1,000円/個×1.1=1,111千円 |
イ 防犯タスキ
支給対象 | 通学路の見守り活動を行っている防犯ボランティア・学校支援ボランティア団体 |
支給団体数 | 175 団体 |
支給数 | 1,280 本
(50人未満の団体は5本、50人以上の団体は20本とする。) |
効果 | 〇活動者にとって、見守り活動中である意識を高めるとともに、地域ぐるみの取組であることをアピールすることで、学校・関係団体、地域の理解や連携強化につなげる。
〇子ども・地域住民にとって、いざというときに知らせる人を認知し、活動者への理解を高める。 |
要求額 | 1,071 千円
1,280 本×760円/個×1.1=1,071千円 |
(2)「いかのおすし」防犯標語普及事業 [新規] 275千円
本年8月に制作した「いかのおすし」のダンス動画のDVD版を制作し、小・中学校、保育所及び幼稚園等に配布し、歌や踊りを通して安全・防犯の大切さを楽しく身につけ、子ども・大人に広く普及する。
動画の内容 | ・「いかのおすし」の歌に合わせたダンス(大分県版)。 |
DVD配布先 | 500箇所
・小学校・中学校・特別支援学校 191校
・保育所・幼稚園・認定こども園等 309園 |
効果 | ・小学校等へDVD版を配布し、各学校内でのいかのおすしの習得に活用し、自然に身に付けられるようにすることで、子どもの防犯意識の向上や直ちに退避する行動につなげる。 |
要求額 | 275千円
・いかのおすしダンス動画DVDコピー制作委託
(挿入説明(いかのおすし・歌詞)用紙作成) |
3 要求額
2,457千円
4 現状と課題
○本年5月、登校中の児童等が殺傷された事件を踏まえ、登下校時の見守り活動や子ども・大人の防犯意識の向上を図る取組を早急に進めるがある。
5 防犯標語「いかのおすし」とは
・知らない人にはついて「いか」ない
・知らない人の車に「の」らない
・あぶないと思ったら「お」おきな声をだす
・その場から「す」ぐにげる
・おとなの人に「し」らせる
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成20年度に策定した「鳥取県犯罪のないまちづくり推進条例」及び条例に基づく「鳥取県犯罪のないまちづくり推進計画(第4期)」に従い、各種防犯施策を推進。
・防犯リーダー研修会を開催(令和元年8月3日)し、危険を察知する方法や周りに伝えて逃げる方法など、実践的な講習を行う。
・子どもの安全確保、見守り活動に関する課題等を把握するため、アンケート調査(令和元年7月)を実施し、より効果的な被害防止策、安全対策を検討する。
これまでの取組に対する評価
より効果的な安全対策を踏まえた見守り活動の課題・対処の観点から、研修やアンケート調査を行うことで、防犯に関する意識向上を図っている。