これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【ズワイガニ】
まだ、本格的な試験は行っていないが、現在までの保管条件把握の事前試験で、温度、塩分とも徐々に変化させた場合には、かなり耐性がある可能性が分かった。
また、死亡、脚落ちが見られた際にアンモニウム濃度が急上昇しており、この数値が指標になりうる可能性が分かった。
【イカ類】
鳥取県漁協賀露支所の漁業者2名の協力のもと、コウイカの簡易墨止め器を開発した。
また、昨年度の前身事業の課題となっていた白いかの処理による成分の変化についても試験を実施中。
これまでの取組に対する評価
【ズワイガニ】
沖合底びき網の船頭、ズワイガニを扱う仲買等に試験内容を説明したところ、非常に高い関心があった(まだきちんとした結果が出ていないのにアンモニアを計測する機器はあるのか等の問い合わせあり)
【イカ類】
墨止めコウイカを試験販売したところ、1箱あたり500〜1000円(1〜2割の単価向上)の付加価値が付いた。実施した漁業者からは、墨止めを実施した最初の箱が高いと、墨止めをしていない箱も相対的に相場が高くなるので、箱単価以上に効果があるとの評価があった。また、漁協のセリ担当職員や仲買からも墨で汚れていないのは良いとの「お墨付き」をいただいた