現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 観光交流局の旅情あふれる「鳥鉄の旅」創造事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:観光費 目:観光費
事業名:

旅情あふれる「鳥鉄の旅」創造事業

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観光交流局 観光戦略課 ニューツーリズム・受入環境整備担当 

電話番号:0857-26-7273  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算要求額 22,567千円 7,938千円 30,505千円 1.0人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 27,767千円 7,945千円 35,712千円 1.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:22,567千円  (前年度予算額 27,767千円)  財源:単県 

事業内容

1 背景

鳥取県内では、新たな観光列車の運行開始などにより鉄道を活用した「鳥鉄の旅」の機運が盛り上がっている。
        H29.6:「トワイライトエクスプレス瑞風」
        H30.3:若桜鉄道・観光列車「昭和」
            智頭急行・イベント列車「あまつぼし」
        H30.7:JR山陰本線・観光列車「あめつち」
            JR境線「鬼太郎列車」全面リニューアル
        H31.3:若桜鉄道・観光列車「八頭号」(予定)
    • 桜鉄道では、「昭和」の運行開始を機に、駅舎のレトロ改修を進めている。他にもレトロ感溢れる「昭和」のアテンダント制服(県補助活用)など、ノスタルジックな鉄道を演出することで前年度比15,000人以上の乗客が増加している。
    • 平成31年度は、JRと連携する山陰デスティネーションキャンペーン・アフターキャンペーン(7〜9月)が予定されており、鉄道を使った旅行客の増加が見込まれる。
    • 「鳥鉄の旅」推進に向けた地域鉄道の意見等
      若桜鉄道:県外への情報発信について県の協力をお願いしたい。
      智頭急行:かにの時期の駅頭PRイベントを引き続き県と共同で実施したい。
      両社:ピンクSLと恋山形駅など両社で共通するテーマで連携をとることは可能であり、イベントの同時開催や周遊ダイヤ編成など県の支援を受けて取り組みたい。

2 事業概要

瑞風、あめつち、昭和などの観光列車や今や珍しくなったディーゼル列車。日本の原風景と言える鉄道沿線に広がる漁村や山村。初めて訪れてもどこか懐かしさを感じる駅舎。田舎料理のたくさん詰まった駅弁や鉄道沿線にある名物料理店。ふと降り立った駅でふれる地元のおもてなしなど、鉄道で巡る旅ならではの楽しみ方、鳥取県ならではのおもてなしの心が創りだすノスタルジックな鉄道の旅「鳥鉄の旅」の取組を推進するため、次の事業を行う。
事業概要
要求額
「鳥鉄の旅ツアー創造支援事業」
    ・鳥鉄の旅の楽しみ方を提案するパンフレットを作成
    ・雑誌、SNS等を使った情報発信
    ・JR西日本と連携した駅頭PRやイベント等の実施
    ・鉄道の旅の魅力を伝える写真展の開催
18,300千円
(10,000千円)
「鳥鉄の旅魅力造成支援事業」
    ・観光列車(瑞風、あめつち、昭和、あまつぼし)を活用した観光素材開発や県内のJR、若桜鉄道、智頭急行等や鉄道に関連した観光メニュー造成、観光素材の磨き上げ等を行い、新しい鳥取県ならではの鉄道の旅を楽しむ魅力づくりを行う。
3,000千円
(5,000千円)
「観光列車運行対策事業」
    平成29年6月に運行を開始した瑞風の県内停車駅(鳥取・東浜)である東浜駅周辺の整備にかかる負担金
1,267千円
(12,767千円)
22,567千円
(27,767千円)

3 事業内容

    (1)「鳥鉄の旅ツアー創造支援事業」 18,300千円(10,000千円)

    ○(新)鉄道沿線紹介パンフレットの作成 4,300千円
     鉄道を使った旅ならではの魅力を紹介するパンフレットを作成する。 駅を起点として訪問できる観光施設や鉄道関連施設の紹介、モデルコースの提案などを内容とし、鉄道利用の旅の効果を県内の各観光地等に広げていくために重要なツールとなる。
     このパンフレットを観光列車「あめつち」(年間約2万人乗車)や「昭和」車内でも配布し、乗客を県内観光地へ誘導する。
       作成数 30,000部 

    ○「鳥鉄の旅」のPR 8,000千円(1,800千円)
     鳥取県ならではの旅情あふれる車窓風景や若桜鉄道に残る鉄道遺産、「あめつち」、「昭和」などの観光列車。それらを使ったノスタルジックな鉄道の旅「鳥鉄の旅」の魅力を全国にPRする為、イベント出展や女性誌やファッション誌、新聞社等の県内視察誘致・記事広告の掲載、SNSを使った情報発信(インスタグラマーの招致等)等を行う。
       駅イベント出展 @1,000千円×3回
       情報発信     @1,000千円×5回        

    ○JR等と連携した駅頭観光イベントの開催等 2,000千円(2,000千円) 
     JR西日本をはじめとした鉄道事業者や島根県、市町村と連携した列車を使った観光誘客イベントの開催、JR西日本月刊情報誌「西NAVI」等への「鳥鉄の旅」や観光列車「あめつち」「昭和」の掲載など、情報発信事業を実施する。
       山陰観光連盟・山陰路部会負担金 2,000千円

    ○(新)鳥取への鉄道の旅に誘う写真展の開催 4,000千円 
     県外で、鳥取への鉄道の旅の魅力を伝えるための鉄道写真展を開催する。
     県内を走る観光列車、ラッピング列車の様子や列車の車窓から見える日本海や大山などの美しい写真を展示・紹介することで、「実際に鳥取を訪れて見てみたい」機運を醸成し、鉄道を利用した鳥取への旅を促す。
     写真展は、観光PRイベントなどとの連携も図り相乗効果を生むよう企画する。
        関西・中国地区の駅施設、デパート等で開催

    (2)「鳥鉄の旅魅力造成支援事業」 3,000千円(5,000千円)
     観光列車を活用した観光素材開発や県内のJR、若桜鉄道、智頭急行等の鉄道に関連した観光メニューの造成、観光素材の磨き上げを行い、鳥取県ならではの鉄道の旅を楽しむ魅力づくりを行う。

    ○鉄道関連観光メニュー開発への支援3,000千円
    【想定される支援対象等について】
    ・観光列車「昭和」への観光アテンダント搭乗
    ・停車や時間待ち停車駅での郷土芸能披露
    ・定期運行路線外での観光列車運行
    ・駅弁開発 など
    <補助金概要>
    県内鉄道事業者、観光事業者、市町村向け
     (補助上限)500千円  (補助率) 1/2

     6素材×500千円

     観光列車活用素材 4素材
     鉄道関係素材    2素材

    (3)「観光列車運行対策事業」 1,267千円(12,767千円)
    ○東浜駅周辺整備にかかる負担金 1,267千円
    ・支援内容:東浜駅周辺の環境整備にかかる実質負担額(1/2)
    ・支援対象者:岩美町

(単位:千円)
区分
H31要求額
H30予算額
東浜駅周辺整備にかかる負担金
1,267
1,267
観光列車「天地」整備負担金(H30終了)
0
10,000
観光列車「天地」初便歓迎イベント(H30終了)
0
1,500
                              

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・県内の鉄道の魅力(駅舎、食グルメ、車両等)を紹介するパンフレット「鳥鐵ノススメ」を作成(初版、第二版・各10千部)し、県外イベント、旅行会社等で配布。
・鉄道沿線での観光列車のおもてなし活動への補助制度を設け推進。
 例:観光列車到着時の手振り活動等
・観光列車「あめつち」の内装を鳥取の伝統工芸品などで装飾し、鳥取の風情を感じられる雰囲気づくりを演出。
・JR等と連携して、関西(大阪、京都、兵庫等)エリアでの駅頭イベント、・キャラバンなどで鳥取への鉄道旅行のPRを行った。

これまでの取組に対する評価

・パンフレットは好評で、配架したそばから多くの方に手にとっていただけるなど、ノスタルジー溢れる鳥取の鉄道の魅力に触れる機会を創出できた。今後は、関心をもっていただいた方に実際に鳥取に来ていただけるよう、鉄道の旅の楽しみ方をPRしていく必要がある。
・観光列車の運行にあたり、沿線でのおもてなしは十分とはいえず、市町村及び各観光協会等の理解を得て、おもてなし活動を充実していく必要がある。
・駅頭イベントでは、「山陰は遠い」とのイメージを持たれている方が依然として多くいらっしゃることを実感するため、継続して雑誌媒体等を使った広報やイベントを通じてのPRの必要性がある。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 27,767 0 0 0 0 0 0 0 27,767
要求額 22,567 0 0 0 0 0 0 0 22,567