1 補正理由
介護分野への更なる参入促進につなげるため、未経験者などを対象とした「介護の入門的研修」を開催することとして所要経費を計上するもの。
2 事業概要・要求額
■事業名:介護未経験者等の参入促進事業
概要 | 介護分野への参入促進や、介護に関する理解促進を働きかける機会として、介護に関する基本的な知識を学ぶ「介護の入門的研修」を開催する。広く一般住民が介護分野に参入・就業できるきっかけを作り、専門職の補助的役割や地域の担い手もふくめ多様な担い手の創出につなげる。 |
研修内容 | 厚生労働省が示したカリキュラム等の内容
○基礎講座(3時間)
(介護に関する基礎知識/介護の基本)
○入門講座(18時間)
(基本的な介護の方法/認知症の理解/障害の理解) |
開催場所 | 東・中・西部 各1回を想定 |
対象者 | 一般住民等 |
参加者 | 3会場計 100名を想定 |
修了者について | 就業を希望する者には、福祉人材センターでの登録やマッチング支援を活用して介護分野への参入支援を図る。
介護助手や介護支援ボランティアなど補助的業務も含め、多様な担い手につながることを見込む。 |
■補正要求額:2,926千円(委託費)
事業名 | 現計
予算額 | 補正
要求額 | 補正後 |
(1)参入促進 (ア)
中高生夏休み介護の仕事体験事業 | 138 | − | 138 |
(1)参入促進 (イ)
介護人材確保のためのマッチング機能強化事業 | 5,333 | − | 5,333 |
(1)参入促進 (ウ)
「介護の仕事」イメージ変革事業 | 5,000 | − | 5,000 |
(1)参入促進 (エ)
介護事業者による参入促進取組支援事業 | 1,125 | − | 1,125 |
(1)参入促進 (オ)
介護未経験者等の参入促進事業 | 0 | 2,926 | 2,926 |
(2)基盤整備 (ア)
介護人材確保対策協議会 | 455 | − | 455 |
(2)基盤整備 (イ)
人材育成等に取り組む事業所の認証評価制度実施事業 | 593 | − | 593 |
(2)基盤整備 (ウ)
介護事業所で働く介護職員等の実態把握調査事業 | 2,814 | − | 2,814 |
合計 | 15,458 | 2,926 | 18,384 |
3 財源
・地域医療介護総合確保基金(介護分)
4 研修目的等
・本研修は介護の人手不足対策の一環として、国から都道府県に対し実施の働きかけがあったもの(平成30年3月30日付社援基発0330第1号社援局福祉基盤課長通知「介護に関する入門的研修の実施について」)。
・本県では、専門職の補助的な役割を担う「介護助手」や「介護支援ボランティア」などを推進している。これらの受け皿づくりとあわせ、介護未経験者等に向けた本研修を開催することで、広く一般住民の参入・就業のきっかけをつくる。
・研修修了後、介護分野での就業を希望する方は、福祉人材センターでの登録やマッチング支援などにつなげる。
5 背景
・平成37年(2025年)に向けて要介護者は平成24年から1.24倍になることが予想されている。現在と同程度の配置のもとに介護を行うとすれば、事業所に勤務する職員がさらに約4,000人必要で、うち介護職員は約2,400人の増が必要。
・これに向け毎年190人程度の介護職員の純増が必要であり、離職者等をふまえれば毎年約1,200人の新規参入が必要である。