事業名:
サイクリストの聖地鳥取県整備事業(サイクルツーリズム推進事業)
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観光交流局 観光戦略課 ニューツーリズム・受入環境整備担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト(A+B) |
従事人役 |
現計予算額 |
5,760千円 |
7,144千円 |
12,904千円 |
0.9人 |
補正要求額 |
60,080千円 |
0千円 |
60,080千円 |
0.0人 |
計 |
65,840千円 |
7,144千円 |
72,984千円 |
0.9人 |
事業費
事業内容
1 現状・課題
■県西部では、全日本トライアスロン皆生大会、シートゥーサミット皆生大会など全国レベルで認知されている自転車関係イベントが行われ、大山を中心としてサイクリングを楽しむ人を見る機会も多い。
■その一方、県東部・中部では、中部に自転車競技場があるほか、県東部でも自転車関係イベントが行われているものの、サイクリングを楽しむ人を見かける機会は、県西部に比べて少ない。
■サイクリングルートの整備やサイクリスト受入環境整備についても、現状、県西部が中心となっており、サイクルツーリズムの全県展開を図るには、これらのハード・ソフト両面について、県東部・中部での整備を進め、サイクリング文化を県東部・中部へ拡大する必要がある。
■本県の全国的な位置づけとしては、しまなみ海道のように国内外から高い評価を受けているサイクリングルートや、サイクリストにとって聖地となる峠、道路、スポットの開発が進んでこなかったことから、全国のサイクリストの中での認知度は、低くとどまっていることが推察される。
2 事業の全体概要
■サイクルツーリズムの全県展開
鳥取県が国内外から「サイクリストの聖地」と認められるため、県内サイクリングルートの整備を行うとともに、県外サイクリストや外国人サイクリストでも安心快適にサイクリングを楽しんでもらえるように、受入環境整備を行う。
■情報発信
鳥取県を、国内外の数ある魅力的なサイクリングスポットの中からサイクリングの目的地として選んでもらうため、サイクリストをターゲットとした情報発信を行う。
■海外誘客
韓国と本県境港の間で就航しているDBSクルーズフェリーを利用すれば、韓国から自転車を分解等することなく本県に持ち込むことができるため、手軽に日本でのサイクリングを楽しむことができる。本県が有するこの利点を活用して韓国人サイクリストを呼び込むため、韓国をメインターゲットとした情報発信を行う。
2 事業内容
(1)サイクルツーリズムの全県展開(46,910
千円)
ア サイクリングルートの整備(36,310千円)
(ア)県横断サイクリングルート(工事請負費等 20,530千円)
○路面標示等を整備するために要する経費
(1)境港市大正町〜北栄町由良宿 |
■工事請負費 3,000千円 |
| 方向標示 | 距離標示 | 注意喚起
看板 | ドライバー
向け標識 | 現地
案内看板 |
| − | − | − | 20箇所 | − |
(2)北栄町由良宿〜鳥取市青谷町 |
■工事請負費 1,950千円 |
| 方向標示 | 距離標示 | 注意喚起
看板 | ドライバー
向け標識 | 現地
案内看板 |
| − | − | − | 8箇所 | 1箇所 |
(3)鳥取市青谷町〜鳥取市秋里 |
■工事請負費 4,330千円 ■委託費(設計費) 2,800千円 |
| 方向標示 | 距離標示 | 注意喚起
看板 | ドライバー
向け標識 | 現地
案内看板 |
| 17箇所 | 2箇所 | − | 10箇所 | 2箇所 |
(4)鳥取市秋里〜岩美町陸上 |
■工事請負費 8,320千円 |
| 方向標示 | 距離標示 | 注意喚起
看板 | ドライバー
向け標識 | 現地
案内看板 |
| 17箇所 | 13箇所 | 27箇所 | 12箇所 | 2箇所 |
○安全性等を実走検証するために要する経費
報償費 50千円(10千円×5名)
特別旅費 30千円(6千円×5名)
委託料(サポートカー) 50千円
(イ) 鳥取岡山接続ルート(工事請負費等 14,780千円)
○路面標示等を整備する。
(1)鳥取市佐治〜鳥取市古市 |
■工事請負費 11,850千円 ■委託費(設計費) 2,800千円 |
| 方向標示 | 距離標示 | 注意喚起
看板 | 通学路
注意標示 | 現地
案内看板 |
| 89箇所 | 18箇所 | 6箇所 | 28箇所 | 2箇所 |
○安全性等を実走検証する。
報償費 50千円(10千円×5名)
特別旅費 30千円(6千円×5名)
委託料(サポートカー) 50千円
(ウ) 新規周遊ルート候補の調査(委託料 1,000千円)
県東部・中部は、サイクリングルート空白地となっていることから、鳥取岡山接続サイクリングルートを幹線ルートとして、そこから派生する形で、地域を周遊してサイクリングを楽しんでもらえるよう、候補となる周遊ルートを調査する。
イ サイクリスト受入体制の整備(7,500千円)
(ア) コグステーションの整備(補助金 1,500千円)
県内観光案内所等にサイクリング拠点施設コグステーションとしての役割を担ってもらうために必要なレンタルサイクル用自転車等を購入するための補助金。
(イ) サイクリングガイドの養成(委託料 5,000千円)
ガイド付きサイクリングツアーを実施し、地元により多くの消費をもたらすため、また、通訳案内士を外国人対応できるサイクリングガイドとして活用するため、日本サイクリングガイド協会によるサイクリングガイド養成講習及び日本サイクリング協会の検定試験を実施する。
(ウ) 片道サイクリングの実証実施(委託料 1,000千円)
貴重な時間の一部を移動に使って来県してくれた県外サイクリストに県内でのサイクリングを十分に楽しんでもらい、満足してもらえるよう、往路はサイクリング、復路は鉄道での輪行という「片道サイクリング」が手軽にできるようにするため、県内主要駅間で輪行袋の貸出しを実証実験的に行う。
ウ 本県サイクルツーリズムの実態把握(3,000千円)
(ア) 実態調査委託(委託料 3,000千円)
県内にサイクリストがどれだけ来ているか、また、どのようなニーズがあるかなどの現状を把握し、今後のサイクルツーリズム施策の推進に活用するとともに、施策の効果を評価し、今後の改善につなげていくため、実態調査を行う。
エ サイクルツーリズムの推進体制の構築(100千円)
(ア)推進体制の構築(使用料賃借料 100千円)
県全体でサイクルツーリズムを推進するため、地元市町村を中心とした関係機関、団体との協議の場を創設し、これらが一体となった推進体制を構築する。
(2)情報発信 (8,670千円)
ア 県横断サイクリングルート全線開通イベント(委託料 2,000千円)
全線開通時は、ニュース(話題)として情報発信する最大のチャンスであることから、この機会を逸することなく、県東西横断サイクリングルート全線開通記念イベントを実施する
イ 県横断サイクリングルートのジャパンエコトラック編入(委託料 1,540千円)
ジャパンエコトラックの付加価値や広報力を活用し、本県サイクルツーリズムを推進するため、県横断サイクリングルートのジャパンエコトラック第1号認定ルート(境港・皆生・大山)編入を図る。
ウ 愛称募集(報償費等 130千円)
県横断サイクリングルートについて、より多くの人に親しみを持っていただくとともに、ルートの特徴や魅力がより直感的にイメージしてもらえるよう、愛称を募集する。また、愛称を募集することでルートの開通について情報発信を行い、知名度向上につなげる。
○報償物品の購入
報償費 100千円=50千円
○審査会委員
報償費 100千円=10千円×5名
特別旅費 60千円=6千円×5名
エ 県東部サイクリングマップの作成(委託料 2,000千円)
情報発信を行うための基本的なツールとして、サイクリングマップを作成し(県西部は作成済み。県中部は作成中。)、その版下データについても、インターネットに掲載し、広報に活用する。
オ 雑誌掲載(サイクリング専門誌)(委託料 3,000千円)
県外、特に関西中四国のサイクリストをターゲットとして、サイクリング専門誌等に本県サイクリングルート、温泉、食等を一体的に紹介する記事を掲載し、本県への1泊2日の自転車旅行をPRする。
(3)海外誘客 (4,500千円)
ア サイクリングマップの多言語化(英語・韓国語)(委託料 1,000千円)
韓国からのDBSクルーズフェリーを活用したサイクリングツアーを誘致するため、サイクリングマップを英語、韓国語に翻訳する。
イ PR動画作成(委託料 3,500千円)
外国人に対してダイレクトに魅力を伝えることができるよう、本県サイクルツーリズムのPR動画を作成する。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○県西部ルート(淀江〜由良)が平成29年度に整備完了となった。
○県西部においては、サイクリストの受入環境整備も進んでおり、コグステーション3施設、サイクルカフェ16施設が登録済み。
○サイクルポートについては、全県に展開できており、105施設が選定されている。
○平成30年度には、中部ルートと東部(千代川以東)のルート決定が完了しており、路面標示の整備、受入環境の整備の作業を進めている
ところ。
これまでの取組に対する評価
○県横断ルートについては、鳥取西道路の開通の延期もありスケジュールが後ろ倒しになっている。遅れを最小限にとどめられるように準備を進める。
○受入環境整備については、県西部地域で整備が完了しており、県横断ルートの延伸に応じて、中部、東部へと引き続き整備を進めていく。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
現計予算額 |
5,760 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5,760 |
0 |
要求額 |
60,080 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
60,080 |