事業名:
水環境における生物多様性の保全と再生に関する研究
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生活環境部 衛生環境研究所 水環境対策チーム
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
31年度当初予算要求額 |
1,163千円 |
6,350千円 |
7,513千円 |
0.8人 |
0.0人 |
0.0人 |
30年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:1,163千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
事業内容
事業内容
■ 希少野生動植物や地域重要種の保全
- 県レッドデータブックにリストアップされている水生動植物のう
ち、人との関わりのなかで絶滅の危機に晒されているもの(カラスガイ等)
- 地域に固有の水生植物(セキショウモ等)
これらの系統保持・再生技術を確立させ、生息地における保全方法を検討する。
■ 地域住民参加型の保全活動のサポート
調査研究等で得られた知見等を基に、地域住民等へ情報提供を行い、将来的には地域住民等が主体となった保全活動を目指すことを目標にサポートを行う。
現状と課題
生物多様性の状態は全国的に悪化の一途をたどっており、県内湖沼においても同様に水生動植物の減少・衰退が進んでいることから、絶滅のおそれのある希少野生動植物や地域重要種の系統保持技術の確立が急務の課題となっている。
事業の目標
(鳥取県)生物多様性地域戦略の目標達成への貢献
系統保持・再生技術を確立させることによる県内における生物多様性の損失の阻止
生物多様性に関わる研究機関整備をはじめ、生物に精通した専門家、後継者等の人材の育成
研究計画(H31〜H33年度)
年度 | 内容 |
平成31年度 |
- 調査研究対象種(淡水魚等を想定)の種の選定
- 生息環境状況の確認及び系統保存技術の検討
- 専門家を招いたセミナー開催
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平成32年度 |
- 地域の特性を考慮した保全方法や生息場所創出の検討
- 専門家による技術伝承(職員向け伝達研修の実施)
- 生息環境状況の確認及び系統保存技術の検討
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平成33年度 |
- とりまとめ
- 専門家による技術伝承(職員向け伝達研修の実施)
- 将来的な保全の提言、復元方法の評価
- 生息環境状況の確認及び系統保存技術の検討
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平成31年度事業費内訳
単位(千円)
内訳 | 内容 | 要求額 |
普通旅費 | 研究会参加、情報収集のための旅費 | 140 |
特別旅費 | 講師旅費 | 84 |
報償費 | 講師謝金 | 90 |
需用費 | 調査や実験に用いる資材・消耗品費、試薬 | 617 |
役務費 | ANAデスク | 49 |
使用料・賃借料 | 調査船の傭船料 | 183 |
合計 | | 1,163 |
共同研究機関
国立環境研究所
(協力機関)緑豊かな自然課
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
■カラスガイ
当所で人工的に育成した稚貝を用い、湖山池周辺の複数の淡水ビオトープ候補地において生残試験を実施し、併せて調査データを収集。試験は継続中であり、来年度からカラスガイの稚貝を放流するにあたり一定の知見が得られた。
■セキショウモ
東郷池の土壌シードバンクから発芽させた苗を育成し、地域住民等(湯梨浜町役場、北溟中学校、東郷池めだかの会、東郷湖漁協)と連携して、池内への移植を実施した。
これまでの取組に対する評価
■カラスガイ
これまでの成果は学会等で発表し、また湖山池モニタリング委員会へ適宜報告している。
稚貝の人工育成については育成技術の確立まで至っていないため、継続的な取組が必要。
■セキショウモ
地域住民等の関心が高く、協力も得られており東郷池での再生・復活に向け取組ができているものの、今後も支援が必要。
工程表との関連
関連する政策内容
環境の保全・再生と活用に関する調査研究
関連する政策目標
湖沼の水質浄化や環境の保全・再生に関する研究の実施
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
1,163 |
0 |
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0 |
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1,163 |