現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 教育委員会の学力向上総合対策推進事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育連絡調整費
事業名:

学力向上総合対策推進事業

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教育委員会 小中学校課 指導担当 

電話番号:0857-26-7915  E-mail:syouchuugakkouka@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算要求額 11,316千円 0千円 11,316千円 0.0人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:11,316千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

 全国学力・学習状況調査で明らかになった学力課題の解決に向けて、平成30年度に「学力向上推進プロジェクトチーム」で対策を検討した結果を踏まえ、これまでの取組を見直し、戦略的、短期・中長期的な視点から、市町村教育委員会と一体となった取組を進め、児童生徒の学力向上を図る。

2 学力向上推進プロジェクトチーム会議で示された課題等

○小学校算数の授業づくりに課題。指導のポイントを絞ることと、その徹底が重要。

    ○教員の授業づくりのための支援(コンテンツの整備、効果的な情報発信)が必要。

    ○計算が遅い児童は家庭学習時間が短い傾向があり、より一層の家庭学習を充実させることが必要。

    ○問題文から適切な情報を読み取る読解力に課題。

    学校経営(管理職の問題意識等)の水準が高い県は学力が高い。管理職に対して学校経営に係る指導助言の充実が必要。

3 学力向上のための抜本的見直しの方向性

子どもたちが「わかった」「できた」を実感できるワンランク上の授業づくりを目指す
(1)「学びに向かう力」の育成による児童生徒の学力向上

(2)鳥取県版「学びのスタンダード」の策定・徹底による教員の指導力向上・授業改善の推進

(3)県教育委員会の指導体制の見直し・強化


※鳥取県版「学びのスタンダード」とは

 県教委作成の「とっとりの授業改革【10の視点】」のうち、次の3点を特に重点的に取り組み、県内小中学校の全教員が授業改革を実践するための授業形態を確立し、その徹底を図る。

ア 子どもたちが自ら問いを見出し、調べたい、考えたいと思えるような魅力的な課題・教材の提示

イ 一人ひとりの習熟度等を把握し、個々に応じた支援を行った上での学習評価の推進

ウ 学習の課題やポイントを掴み、達成感を感じることができる学習の振り返り活動の設定

4 事業内容

(1)「学びに向かう力」の育成による児童生徒の学力向上
   平成30年度に圏域ごとに学力向上に向けて取り組んだ成果を全県へ展開する。

◆【拡充】家庭学習の質の向上の推進 2,190千円

 ・H30年度に指定校がそれぞれで作成した家庭学習の手引き等のうち、特に優良な事例を集約した実践事例集を作成し、家庭学習の意欲を引き出す好事例の周知・徹底、横展開を図る

 ・家庭学習の意欲向上に向けて、ICTを活用した児童生徒自身が習熟度に応じて問題を選択したり正解後にさらに難易度の高い問題に挑戦できたりする問題配信等、新たな取組を実施する。

 <H30年度の取組・成果>


     家庭学習の手引きの作成や授業と連動させた予習課題の実施により、児童生徒の学習意欲が向上。


◆【拡充】小学校の国語・算数の活用力向上 2,711千円

 ・1年目に成果が上がった活用問題集について、これを活用した授業の実践事例や文科省、県が作成した授業アイデア例等をさらに盛り込んだ活用問題集に充実させる

 ・国立教育政策研究所の調査官や大学教授から助言を受け、国語・算数の活用力向上に向けた授業改善を推進し、児童が「わかった」「できた」を実感できる授業の徹底を図る。

 ・小学校教育研究会の研修会で指定校の実践発表を行うなど、横展開を図る

 <H30年度の取組・成果>


     全国学力調査の過去問題等を集めた活用問題集を作成、活用することにより、正答率が上昇し、無回答率が減少。
(2)鳥取県版「学びのスタンダード」の徹底による教員の指導力向上・授業改善の推進 【新規】鳥取県版「学びのスタンダード」による授業手法の確立、徹底 500千円

     秋田県の教育専門監を招聘して秋田の探究型授業(めあての提示→話合い→振り返り、計画的な板書)を取り入れ、それにタイムマネジメント(振り返りまでを確実に実施する時間管理)の視点を加えて発展させた鳥取県版「学びのスタンダード」による授業手法を確立し、実践・徹底を図る。

【新規】学校教育支援サイトの構築 987千円

     教員の指導力向上を図るため、エキスパート教員等によるモデル授業や研修の動画、各種資料等を掲載できる支援サイトを構築する。
【新規】中学校数学データベースの導入 3,409千円

     全国学力調査問題の類題、全国公立高校入試問題等を元に習熟度別に良問のみを集約したテストや問題を作成できるデータベースを導入する。
【新規】中学校の活用力・読解力向上に向けた授業改善研究 419千円

     活用力と、その基礎となる読解力を伸ばすための授業方法を確立するため、文章を読む力を測るリーディングスキルテストを活用した中学校教員向けの研修と授業の改善研究を行う。
◆単元到達度評価問題を活用した小学校の算数の弱点克服と授業改善(別途要求)

 ・H30年度に市町村教委と共同で作成した児童の基礎力・活用力を測る単元到達度評価問題について、未作成の分野や作成済の分野を島根大学教授のアドバイスを受けながら充実・発展させる。

 ・単元到達度評価問題を西部地区の全小学校で実施し、児童の理解度の検証と個に応じたきめ細かい支援を行う。

 ・島根大学教授がアドバイザーとして直接学校に指導を行い、小学校算数、小中学校外国語教育の授業改善を推進する。

 <H30年度の取組・成果>


     ・モデル校での到達度評価問題集実施の結果、弱点と判明した部分を授業において強化した結果、正答率が向上。

     ・若手教員の先進地への派遣等を踏まえ、モデル校における「めあて→まとめ→振り返り」を位置づけた探究型授業の実施・徹底。



(3)教育委員会の指導体制の見直し・強化

◆【拡充】「学力向上推進プロジェクトチーム」の設置

1,100千円
     引き続き学力向上推進PTを設置し、外部アドバイザー等の意見を伺いながら、学力向上策の検証、改善を進める。

     また、事業の検証や学校現場での具体的な取組方法、徹底を図るための方策等を検討するため、ワーキンググループ(WG)会議を開催する。

    ・PT会議(6、8、11月)  ・WG会議(5、10、1月)

5 経費

(単位:千円)
項目
要求額
(1)「学びに向かう力」の育成による児童生徒の学力向上

    ・家庭学習の質の向上の推進
    ・小学校の活用力向上
4,901


(2,190)
(2,711)

(2)教員の指導力向上及び授業改善の推進
    ・学びのスタンダードの策定、徹底
    ・支援サイトの構築
    ・中学校の活用力向上
    ・問題DBの導入
5,315
(500)
(987)
(419)
(3,409)
(3)教育委員会指導体制の見直し・強化
    ・PT及びWG委員謝金及び旅費、会議費
1,100
合計
11,316





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 11,316 0 0 0 0 0 0 0 11,316