現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和元年度予算 の 農林水産部の農山漁村滞在促進事業
平成31年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

農山漁村滞在促進事業

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農林水産部 とっとり農業戦略課 戦略調整担当 

電話番号:0857-26-7256  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
31年度当初予算要求額 8,976千円 6,350千円 15,326千円 0.8人 0.0人 0.0人
30年度当初予算額 5,975千円 6,356千円 12,331千円 0.8人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:8,976千円  (前年度予算額 5,975千円)  財源:国1/2、単県 

事業内容

1 事業の目的、概要

観光客がゆったりと滞在したくなるような魅力ある観光地づくりを進めるために、鳥取県らしさを堪能する特色ある宿泊体験(農家民泊、古民家活用)や農山漁村の地域資源を活用したコンテンツ(観光素材)づくり、これらを結び付けた「魅力ある滞在エリアの創造」に一体的に取り組むことで、国内外からの観光誘客による本県農山漁村及び農林水産業の活性化を目指す。

2 主な事業内容

(1)魅力ある滞在エリア創造支援事業(8,056千円)

    ○観光客の心に響く滞在型地域創造事業補助金(7,200千円)
    ※地方創生推進交付金充当

    宿泊施設等の整備や観光素材の磨き上げに要する経費を支援
    区分
    内容
    補助対象事業者
    「宿泊事業者」・・・農家の自宅等を活用して家主居住型で農山漁村等地域における観光素材と組み合わせた宿泊施設を開業
    「民泊推進協議会」・・・教育旅行等の民泊受入れに取り組む2者以上で構成される連携事業者
    補助対象
    経費
    ア 「宿泊事業者」向け支援メニュー
    (ア)新規に農家民泊等による宿泊施設を開業する際の許認可申請等に要する経費
    (イ)農家民泊等による宿泊施設において提供する特色ある商品(飲食物・加工品・土産物等)、サービス(体験メニュー)の開発に要する経費
    (ウ)開業及び利用客拡大に伴う宣伝費
    イ 「民泊推進協議会」向け支援メニュー
      受入れ家庭確保のための掘り起こし活動、研修会開催経費、アドバイザー委託、先進地視察等に要する経費
    ウ 宿泊施設等の整備に要する経費
      ※宿泊事業者・民泊推進協議会ともに補助対象
    補助率
    上記ア及びイ  対象経費の3分の2
    上記ウ     県3分の1(市町村6分の1)
    補助金
    上限額
    上記ア   500千円
    上記イ   600千円
    上記ウ 2,000千円または200千円

    ○観光客の心に響く滞在型地域創造事業補助金審査会開催
    (56千円)

    ○地域観光素材の発掘・創造事業(800千円)
    特色のある宿泊体験を実施する先進事例等PRパンフレットの作成

    (2)農山漁村魅力アップ推進事業(320千円)
    県内の農林漁業団体及びDMO(観光地域づくり法人)等で構成される「第一次産業観光利活用推進協議会」が取組む事業に要する経費を支援
    事業内容
    補助率
    第一次産業観光利活用推進協議会が取り組む県内農山漁村における観光素材調査、事例研究、啓発活動、受入体制整備等の農泊推進に要する経費対象経費の2分の1
    (上限:320千円)

    《「第一次産業観光利活用推進協議会」の概要》
    ○設立 平成28年8月23日
    ○目的
    県内農林水産業の特性を活かした体験、交流に加え、既存の施設等を活用しながら旅行商品として提供することによって、鳥取県への観光誘客、さらには参画・協力する生産者の所得向上につなげる。
    ○構成(事務局:JA鳥取県中央会)
    [会 長] JA鳥取県中央会会長
    [副会長] 鳥取県農林水産部長ほか1名
    [委 員] JA等農業関係団体、(株)農協観光鳥取支店、(公社)鳥取県観光連盟、DMO等
    [顧 問] 鳥取県知事
    ○主な取組
    県内農林水産業に係る観光素材を掘り起こすとともに、磨き上げを行い県内のDMO等へ魅力ある旅行商品として提供する。

(3)農林漁業者が進める農泊チャレンジ支援事業(600千円)

農林水産業者による試行的な農泊の取組等を支援する。
区分
内容
補助対象事業者市町村、農林漁業者等
補助対象経費等ア お試し農山漁村体験受入支援
    農林漁業者が農業体験や農家民泊など、農山漁村体験の受入を試行的に行う場合に必要なレンタル備品や消耗品等の購入、視察・研修等に要する経費
    (布団、食器類、調理器具、農機具、簡易テント等)
イ 試行的なインバウンド対応支援
    農林漁業者が観光農園等へ外国人観光客を試行的に受け入れる場合に必要な経費
    (通訳料、翻訳料、パンフレット等外国語案内ツール作成に係る経費等)
補助率対象経費の2分の1
補助金上限額150千円
※「農泊」とは、「農山漁村において日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域の人々との交流を楽しむ滞在(農山漁村滞在型旅行)であり、その宿泊場所としては農家民宿や古民家に限らず、ホテル、旅館、ペンション、キャンプ場等も含む。

3 予算比較

(単位:千円)
細事業名
平成31年度当初要求額
平成30年度当初計上額
魅力ある滞在エリア創造支援事業
8,056
5,055
農山漁村魅力アップ推進事業
320
320
農林漁業者が進める農泊チャレンジ支援事業
600
600
合計
8,976
5,975

4 前年からの変更点

魅力ある滞在エリア創造支援事業「観光客の心に響く滞在型地域創造支援事業補助金」交付要綱を平成30年8月に改正し、補助対象に「農山漁村等地域における自然・伝統等の体験を提供する民泊受入れのための宿泊施設等の整備に要する経費」を追加(ウの上限200千円の部分)。
    このことにより、農泊や教育旅行受入のための整備に対してより幅広く支援できる体制とした。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

「農泊」は、農山漁村地域等での田舎暮らし体験を提供するもので、鳥取県らしさを伝える格好の題材として推進。

平成28年度
第一次産業観光利活用推進協議会に対する支援として「農山漁村魅力アップ推進事業」を創設。

平成29年度
特色あるスタイルづくり(民泊・古民家等の活用)を推進するために、宿泊事業者及び宿泊事業者等団体に対して、宿泊施設等の設備や観光素材の磨き上げに要する経費を支援するため「観光客の心に響く滞在型地域創造事業」を創設。

平成30年度
新たな農泊地域の創造に向けて、試行的に農業体験等の受入を行う場合等の経費を支援するため、「農林漁業者が進める農泊チャレンジ支援事業」を創設。

これまでの取組に対する評価

第一次産業観光利活用推進協議会では、構成団体から提供された観光素材を協議会が組み合わせたお試しツアーを実践し商品化を検討。この取り組みが継続されることで、地域活性化および生産者所得向上に繋がるものと期待。
倉吉市関金地区、鳥取市佐治地区等の教育旅行受入団体では受入先増加やサービス向上に加えて、一般観光客やインバウンドも受入れる体制を整えてきている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 5,975 2,500 0 0 0 0 0 0 3,475
要求額 8,976 3,600 0 0 0 0 0 0 5,376